よくこのテの一人旅をする人間が、した人間が、使う常套句…

『自分探し』…という言葉は嫌い。
大嫌いだ。

とって付けたような、飾りの様なその言葉にまるで重みを感じない…
そしてなにより

それは自分を見失った事を自分で公に認める言葉に
他ならないような気がするから。

自分を探す…とかいった建前を付けるには、勿体ない位に
旅をする…という行為…そこから見える世界は素晴らしすぎる。
それを感じる『自分』は、探すまでもなくそこにいる。


ただ、好奇心の赴くままに彼方を目指すだけ。
生きている実感を全身で受け止めるだけ。
それこそが、自分にとって『旅をする』シンプルな目的なのだと思う。


そんな想いを伴って…4年の沈黙を破り、
かくして三たび、BJに乗って旅に出た。

自分の中の自分…などという不確かな幻想などではなく、
眼に映る、耳に聴こえる、肌に感じる、
確かな感触を…そこにほとばしる感動を
何よりも求めていたのだと思う。

2009年の事であった。




BJ引退記念

総集編・第三夜
2009年〜
めぐりあい 日本編



2009年9月
関東〜中部北陸〜
中国地方〜近畿一円へ
旅をする
々的に?サイト上でも宣伝・告知を打った末、不発に終わった08年の旅計画…(^_^;)

そこからおよそ・1年余…。

09年8月末・・・・・・
さしたる前フリ?もなく、ロングツーリング企画としては、実に4年ぶりの旅計画を決行する。


2009年8月22日〜9月5日
※詳細は旅レポ参照のこと

原付通'09 Episode Gと呼称したその企画。

さしあたっての目的は…、
第一目標・東京お台場に出現した地球連邦軍の新兵器<実寸ガンダム>の調査(笑)
第二目標『ひぐらしのく頃に』の舞台・雛見沢のモデルとなった岐阜・白川郷見物。

主たる目的地は、大きく分けてこの2ヶ所。
いずれもまあ、思いっきり自分の趣味全快なスポットだったりしましたが…(笑)
それ以外は、足の向くまま…何も決めずに…といった感じであった。

また、目的地こそ・たがえど、
08年に計画して実行できなかったあらゆる要素が、基本的にそのまま引き継がれるカタチで実装される事となった。

曰く…

告知段階では、行く先をあえてのままにし、
旅ブログにて旅の模様をリアルタイム更新・実況する…といった試み。

そして、積載方法の変化

後部キャリア巨大なカゴを装備。
メインの荷物は全てを、そちらへ積むカタチを実践してみる。

従来はステップ部に置いていた大荷物リアに持ってくる事で、
リラックスしたドライブ環境を実現。
このスタイルは、翌年も引き継がれる事となる。

旅に携帯したアイテムに関しては…
基本的には従来の荷物の組み方とほぼ変わらず。
05年のテント&シュラフもそのままシフト。

メットは、当時使い道を決めかねていた定額給付金で購入した新型(笑)
それまでは、ホームセンターなんかで売ってる安物だったので、
ちょっと良いメット…その素晴らしさに感嘆する(笑)

また、
携帯電話ソーラー式充電装置『そらねこ』試験配備なども行われた(笑)



準備が滞りなく済んだ時点で、時期は既に8月下旬…

い…急がねば…!

何故なら、
当時、お台場のガンダム立像…その展示期間8月一杯までとの事だったから(笑)

そういうワケで、2009年8月22日

さしあたっての目的地を、奇しくも企画第一弾・04年の旅においても最初に目指した東京に見据え、
大阪を出発するのであった。。。




東京を目指す…

 
2009年8月22日 午前8:56
恒例の?自宅前・出発の絵。
4年の沈黙を破り、いざ・参るッ★



国道163号にて京都府南部を通過する。

ここいらは
木津川と並行して走る快走ルート…なのだが、
どうにも雲行きが怪しいですなあ。。。(^_^;)

…と思ってたら、やっぱり。
こののち、三重県に突入した前後で、に降られる。

過去のデータでも、初日に雨にやられるケースが異様に
多い気がしてならない。
雨男…なのか(笑)?

同じく国道163号。
場所は三重県伊賀〜津へ抜ける途中だろうか。

過去の教訓が生きたのか、
はたまたブログの為のケータイ撮影が多かった為か、
旅の初日からアグレッシブに写真を残そうと頑張る?
当時の自分の姿が垣間見えるようで面白い…(笑)



夕刻、名古屋へ到達★
ルートは若干違えど、04年に既に実走したデータがあった為、
初日の到達点としては、まずまず予定通りといったトコロか。
写真は名古屋城
日没後はどう頑張っても良い写真が撮れず…(^_^;)
なんと投げヤリな1枚だろうか。。。(笑)
この夜は、かつて利用した健康ランドに再訪。名古屋の一夜をそこで過ごす。


2009年8月23日 朝
名古屋市内の健康ランドにて。
旅初日の昨夜、妙に寝つきが悪かった為、
かなり寝不足気味で旅2日目のスタートとなった(^_^;)
今では貴重な?相棒との2ショットである。


静岡県入りし、浜名湖へ立ち寄る。
ここもかつて訪れた場所だ。

天候が回復したのは何よりだが、
クソ暑かったのをよく覚えている…(^_^;)
静岡県内の道の駅・掛川にて。
この界隈で忘れられないのは、
連続して襲いかかる恐怖のバイパス…(笑)
その合間にこういった休憩箇所が在るのは、
何よりもありがたかった。

順調に東へ猛進する。



2009年8月24日 朝
背後に見える建物は、昨夜の寝床となった駿河健康ランド。
ここもやはり04年に利用した施設だ。
静岡県・東部…清水に程近い興津という土地からスタートとなった旅3日目…。
今日中に目指すは、東京!である。



2度目の挑戦となった箱根峠越え

かつて出会った芭蕉の句の石碑は健在で、
思わず立ち止まってしまう。

天下の険・箱根峠を突破し、神奈川県に降り立つ。
芦ノ湖畔でひとやすみ。先はまだ長い。
夕刻、遂に・東京入り!…するも、
襲来するのは、突然のゲリラ豪雨…(^_^;)
極東の洗礼…だとでもいうのか…(笑)?!
場所は依然・国道1号沿い。
レンタカー屋さん?の軒下をお借りして、雨対策を万全に施す。
東京の中心部に到達。
赤い巨塔、ふたたび!
やはり…!3日あれば東京まで行ける…!
2度目の確信は、ある種の感動へと変化した。



東京到達後、麻布に一室・宿を取り、台場ガンダムを先行調査すべく、荷物を放り出して
相棒と共に夜の台場を目指す。
連邦の新兵器…噂は本当だった…が、カメラが夜戦仕様ではない為、
これ以上の偵察は無理!

そう判断し、本格的な調査は翌日にする事にして、宿に…帰還…帰還…帰還…する…ハズ…が?

お台場〜港区麻布の宿に帰りつくまでに費やした所要時間…実に、3時間(^_^;)!
…そう。
何を隠そう・私は重度の方向音痴…なのである(笑)
台場脱出さえも手こずった挙句、今度は港区方面へのルートを見失い、

『…。??あっち行ったら・・・・神田?…ン?虎ノ門?』

『あ、青山がこっち?…ってコトわ…』

『東がこっちで・・・・・・』

『・・・・・・えあ?!?

ナンでここが有楽町やねん…(笑)??

…といった具合に、夜の東京相棒と共に方々走り回る結果に…(^_^;)
とんだ暴走お上りさんも居たもんです(笑)

しかし、よくよく考えれば、
銀座のあの時計のトコとかでも相棒を据えて何でシャッターを切らなかったのか…
何で写真を撮らなかったのか…
。。。悔やまれてなりません(笑)

命からがら?宿に辿り着いて時計をみると…午前1時…(^_^;)
いったい、俺は何をやっているんだ。。。(笑)
ぐったりと、ベッドに横たわるのであった…。





2009年8月25日
お台場フジテレビ前にて。

本日は台場のガンダム見物に時間を割きたかった
事もあり、朝のウチに宿で部屋を確保。
連泊を決め込み、いざ・再び・お台場へ…!

ちなみに、
宿のPCにて地図サイトで都内のルートをバッチリ
予習・復習済み。
も…もう、ぜって〜迷わないぞおぅ(笑)
…というワケで、
ふたたびやってきた台場ガンダム
昨夜と違って、黒山の人だかり。

その圧倒的な存在感…に、ただ・ただ見惚れるのみであった。

ガンダムに関する偵察データ(笑)は、特設ページを既に作製済み
なので、詳細はコチラ参照





ガンダム立像を余すことなく堪能し、夕刻、宿に帰還
今度はすんなり帰れました…(^_^;)
2泊目に用意して頂いたお部屋は、なな・なんと!2人用の広〜い和室♪同額料金!
他の利用客が居なかったから…と、宿の方が気を利かせて下さったのです(T_T)
東京さぬき倶楽部…という、04年も利用したこの宿!超!オススメでっす★

東京の他のスポットを散策する事も考えたが、明日からの過酷な旅に備えて、
休息宿のPCによる情報収集に、残りの時間を充てる事にする。

かくして、
旅の大まかな第一目的は達成
翌日より、今度は岐阜の白川郷を目指す旅が始まるのだった。。。




岐阜・白川郷を目指す…



2009年8月26日
東京都心を後にして、出発。一路・西へ向かう。
写真は国道20号
八王子
を通過する辺りのコンビニ休憩の1枚。
都心を脱出するのに、想定外に時間を食った。
何とか今日中に長野県まで抜けられれば良いのだが、果たして…?




国道20号を西へ向かう。
途中、東京都−神奈川県の県境に程近い
大垂水峠にさしかかる。

頭文字Dを彷彿とさせる急カーブ
連続して続くこの…(笑)

かつては多くのローリング族がハシりに来た
場所で、カーブを曲がり切れずに散っていった
人間も多くいたとか…(^_^;)




遂に山梨県に突入!
山岳が主となるルートゆえ、トンネルがゆく手に立ちふさがることも
少なくなかった。
中でも、笹子トンネルと呼ばれるものが、その全長4〜5km弱
あろうかという久々遭遇の超!ロングクラスのトンネルで、
やや度肝を抜かれた。

また、8月末という時期ながら、走行箇所によっては
異様な冷気を感じる事もままあり、
道中コンビニに小刻みに立ち寄り、缶コーヒーそばどん兵衛など
で温まりながら進むのだった…(笑)



国道20号は、時になだらかに…
時に険しく…続いてゆく。


そして…遂に、長野県に突入!
日没が近づくにつれて、ふたたび気温は下がり
始める。。。
↑電光掲示板の表示は20℃
当然ながら
走行中の体感温度はそれ以下…という事だ。
上着の前を閉めて、本日の予定到達点・松本市
目指して尚・走る。



諏訪湖
国道20号を北へ向けて走る道中、
渚100選のひとつだという諏訪湖に遭遇。
日没寸前で先を急ぐ身であるものの、こういった
有名スポットではついつい足をとめてしまいます。



国道20号・塩尻峠
この峠を越えれば、松本市まで
もう一息…そういった地点で、遂に
完全に日没…。

大丈夫!もうすぐや!
自分と愛車に言い聞かせ、
真っ暗な山道を猛進するのであった…。
19:37
塩尻峠、突破!
そして、東京を出発して約10時間国道20号
完全走破

なにゆえここまで先を急ぐ必要があったのか…
その理由は、次の目的地にこそあった。
次に向かう白川郷…その見物を余裕をもって行う為には…
どうしても、今日中にここまで!辿り着いておきたかった
…という事である。

尚・この夜は、ここから数キロ先の健康ランドにて
一夜を明かす。
翌日は、いよいよ白川郷・到着…なるか?!






2009年8月27日

一晩の寝床とした信州健康ランドの朝。
出発前に、やるべき事がひとつあった。

そう。オイル補充である。
昨夜・走行終了時点で、旅の総走行距離
1000km
を越えそうな勢いだったので、タンク
覗いてみるや、おお!減ってる減ってる!
見事に減ってます★
というワケで、旅の出発時に既に準備しておいた
予備のエンジンオイルを取り出し、ソッコーで補充
万全の態勢を整え、本日の目的地・並びにこの旅・第2の
チェックポイントである、岐阜・白川郷めざして出発する。






長野県松本市を出発。
走る国道158号へシフト。
緩急に富んだワインディングの
山岳ルートが続き、非常に心地よい。

写真は道の駅・風穴の里

同所、別角度にて。
ここいらの国道脇には、ご覧のように
チェーン着脱のスペースが設けてあるのを
よく見かけたのが印象的だった。
やはり冬場は豪雪地帯となるのだろうか…。





深き森林へと誘うように続く国道158号…。

蛇が這うように、のたうつように、山岳部を
ゆくその姿は、進めば進むほどに徐々に
本来の?荒々しさを見せ始める。

酷道…なのか?これは…(笑)?
左手は断崖絶壁
この道幅で、両側通行
対向車に細心の注意をしながら進む。
幸い、交通量は皆無に等しく、スムーズに
抜ける事ができたのではないかと思います。






遂に、岐阜県・高山市に突入!
ここに来るまで、
凄まじく勾配の急な坂道が幾重にも連なって
立ち塞がり、文字通り・平坦な道ではなかった。

しかしながら、やはり交通量は極めて少ない。
これならば、良い感じに距離が稼げそうだ。
というワケで、更に先へ進むと…?
国道158号はやがて472号と重複したルート
白川街道となって、更に西へのびる。

ここまでくれば、
もう、白川郷射程距離内に入ったも同然★




白川郷に入る手前辺りで出くわしたのは、
巨大な吊り橋だった。

場所は、国道156号を白川郷目指して北進
する途中の御母衣湖という人造湖。

ここは、ひぐらしファン?にとっては
避けては通れないスポットだったり…(笑)?
絶景!ではあるものの…
歩くとグラリ・ユラリ…と揺れて、かなり恐ろしい。

原付で渡るなど、とても恐ろしくて無理でした…(^_^;)





白川郷 合掌集落

幾多の試練?を乗り越えて、遂に到着!白川郷♪
早速、荻町集落という合掌造りの集落へ突貫します★



集落入口より、奥へ進むと
それらしい風景が網膜に飛び込んできた♪
古手神社のモデルとなった八幡神社。
居る…。
オヤシロ様は…確実にここに居る(笑)!?


展望台より眺める集落全景
なんというか…
素晴らしすぎて言葉を失いました。
有料で邸内を見学できる、重要文化財指定の
園崎さん宅・もとい!和田さん宅
この時は、閉館時刻が迫っていたので、
見学は翌日に回し、外観を楽しむ。

なんとも言えぬ風情ですなァ。。。★



 
前原屋敷
ひぐらしスポット、目白押し(笑)
作品を知らぬ人は見向きもしないであろう、前原さん宅のモデルとなった浄水施設?の建物です。




…というワケで、どっぷりと陽も暮れたので
道の駅・白川郷の片隅にて野宿の準備を進める。

何気に、この旅始まって以来・初の野営である。
集落内で民宿なんかを探しても良かったんですが、散策し続けるうちに億劫になってしまったのでした(笑)
裏手の駐車場なのでかなり真っ暗!ですが、人知れず野宿するにはおあつらえ向きでありました。
翌日の集落内散策を楽しみに、おやすみなさい。



2009年8月28日
午前5時起床


野宿したのは、前述のように道の駅白川郷。
ここは、なんと前原屋敷の真正面

あはははははは★
狂レナTシャツ(笑)をひるがえして…
嫌が応にも、テンション上が〜る(笑)♪

まあ、とりあえず
あまりのんびりもしていられない。

道の駅・野宿の鉄則
は、
翌朝・早朝の素早い撤収

訪れる人もまばらな時間帯のウチに
迅速に撤収します★





準備完了後・道の駅を出発し、手近のコンビニで朝食を済ませる。
コンビニの書籍コーナーには、コミカライズ版の『ひぐらしのく頃に』全巻が
揃っていて、思わずニヤリとしてしまう(笑)

そんなワケで
ふたたび、荻町集落内部へ繰り出す。



まず最初にやってきたのは、『嘘だ坂』(笑)



嘘だッ!!!
あの恐怖のワンシーンが脳裏に
フラッシュバックする…(笑)!?

まだ集落内を歩く観光客もほとんど見受けられない時間帯の為、
はっちゃけ放題?でした。。。(笑)



嘘だ坂を登り、ふたたび展望台にやってくる。
昨日、訪問し損ねた和田家の開館時間は午前9時
しばらく時間があったので、大分長い間・この展望台でぼんやりと過ごす。

過酷な旅を続けてきた身としては、こういった休息の仕方もアリだと思うのです★
とりあえず、本当に空気がうまい
周囲の風が透き通っているというか…マイナスイオン溢れる素晴らしい土地だ…と改めて実感。


 
和田家開館時間も近づいたので、丘を降りて再び集落へ。
通り過ぎる景色は、いずれも・ため息の出る程ノスタルジックなものばかり。
網膜から景色が逃げない速度で、ゆっくりと集落内を走ります。


和田家・内部を見学する。

 
合掌造りの邸宅…
初めて目の当たりにしたハズなのに、不思議と妙に懐かしいような
気がするのは何故だろうか…

 
それは、日本人の原風景がここに在るから…なのかな。と思ったりしながら、
興味深く、隅々まで見せて頂きました★


白川郷
この場所に個人的に興味を抱いたのは、「ひぐらしのく頃に」という作品が
きっかけだったワケですが、実際に訪れてみると…

眼に映る景色、耳に届く音、薫る匂い…その全てが優しく五感に届き
風と共に全身を駆け抜ける…といった、なんともいえぬ癒しエリアというか…。
いや、本当に素晴らしい雰囲気の場所でした。
いつか再び訪れる事を、密かに心に誓い…名残惜しくも、集落を後にする。

※更に濃く?更に熱く?レポートを綴った(笑)、当時の白川郷・特設レポページはコチラ★







白川郷を後にして、旅を再開する。
走る国道156号
とりあえずへ進み、石川県などを経由して
日本海側に出てから西へ向かう…といった
アバウトな計画。

途中、岐阜−富山の県境5連続ぐらいで
交互に続く不可思議なエリア
にも遭遇(笑)

一部の国道マニアの間では、密かな人気スポットだとか?

出たり入ったりを幾度も繰り返したのち…(笑)
ようやく富山県入り。

途中、白川郷と同じく世界遺産登録されている
五箇山も通過する。
合掌造りは白川にて存分に堪能したので、
軽く立ち寄るのみに留まったが…
ちょいと勿体なかったかな。

金沢方面へ向けて、国道ジャンクションする、
このオニギリ
なかなか面白い配置だと思う(笑)

走る国道は、左手・304号へシフト。
ぼちぼち、石川県へ到達するはずである。


国道304号西北西に向けてひた走り、
石川県金沢市に到達★
当時、通算25個目の経由・都道府県追加であった。

金沢は経由・通過に留まったが、
今にして思えば、もうちょい県内を巡ってみても
面白かったかもしれない。





福井県あわら市にて、小休止した際の写メ。
この後、福井市まで抜けた辺りで、軽いに降られる。
当初の予定としては、京都の日本海側のいずれかの都市ぐらいまで
到達できるのが理想だったが、天候が怪しいコトもあり、この夜は
福井市内に留まる事を決める。
市内の健康ランドに滞在。
旅に出て、早くも1週間が経過した。




かつて訪れた地に再び…

2009年8月29日
朝。
福井市内の健康ランドにて。

昨夜〜明け方にかけても雨が降った形跡
あったものの・・・

入念に施したゴミ袋ガードと、
軒下にキャリア部を隠すように駐輪できた
事もあり、入館時にカゴに積載しっぱなしだった
テントなども、雨被害は皆無★

尚、本日より走行エリアが近畿地方・以西
さしかかる為、使用している地図を…
ツーリングマップル中部北陸編〜関西編へと
換装


ややお天気はすぐれないが、
準備万端で、出発する。




福井県を南西に進む。
写真は、敦賀湾を眼下に望む道の駅・河野
天気が良ければ、対岸の敦賀半島が拝める…ハズが?
ご覧のように、凄まじい濃霧が立ち込めており…、
何が何だか分らん景色…(^_^;)?



敦賀市〜小浜市…と福井県内を西へ進む。
写真は道の駅・シーサイド高浜。


日本海側の絶景ポイント!…のハ・ズ・が。
空はあり得ない程曇っています…(^_^;)


これは…
ひと雨きそうやな…そう思っていると。。。?


京都府舞鶴市に突入した直後、
案の定・雨が降ってくる。

それも、結構な勢いだ。。。(^_^;)
たまらず、給油がてら・手近のスタンド
休憩室に避難した絵である。


急襲する雨を何とか突破し、
やってきたのは、京都府宮津市・天橋立
実に4年ぶりです。

ここは、ご存知?のように、
125cc以下の原付のみ、内部を走行可能
なのである。

 
天橋立到着時点で、時計は午後3時
鳥取方面へ向けて、更に前進するか…それとも今日はここでストップか?
結論は後者。
天候が思わしくない事もあり…本日は、天橋立・泊を決める…が。
かつて利用した、至近距離にあるキャンプ場は利用料金¥1500…と、キャンプ場にしては
ちょい割高。
なので、何とかこの天橋立・公園内で野宿できんものか・・・と、適当な設営場所を
求めて内部を物色する(笑)

松の木と浜と海が延々続く風景は、4年前とまったく変わらぬ景色。
それらを楽しみながら、ゆっくりと天橋立を走っている…と?


なんと、野宿におあつらえ向き過ぎる東屋を発見(笑)♪
今夜の寝床は、ここに決定!
しかし、テント張ったり寝たりするには、まだまだ早すぎる時間帯。
もう少し往来する観光客が少なくなるのを待つ事にする。

そうこうしていると、1台の多積載カブがやってくる。
乗ってるライダーさんとお話してみると、カブで日本1周しておられるそうで、
自分と同じく、今夜の寝床を探していたそうな。。。(笑)
…というワケで、意気投合し。
今晩、一緒に野宿しちまいますか♪ という流れになる(笑)

思いがけない出会いがシメとなった1日。
野宿の夜は更けてゆくのだった。





2009年8月30日
朝。
昨夜野宿した東屋。

結局、テントは張らずに内部の
ベンチにて寝袋で寝てました。

出発前に、共に野宿したカブ乗り・さとすぃ〜さん
記念撮影。

孤独な旅が続く中…
実に楽しい1夜でありました(^−^)★
別れを惜しみつつ、こちらが先に出立。

しかしなんと!彼とはのちにとある場所で
再会する事になるのだ(笑)






かつての時と同じく、鳥取目指して西へ進路をとるのだが…?
4年前とは少し違うルートを選んでみる。
丹後半島周遊ルート
走る国道178号は…海あり・山ありの起伏に富んだ道行き。
山岳部では、野生の猿に出くわしたりもした。


名も知らぬ漁港にて。

天気は悪いが、
海がドバ〜〜ッ!と開ける景色に
出会うと、つい足を止めてしまう。

今となっては貴重な相棒とのツーショットだ。




丹後半島回り〜日本海側をゆき、
兵庫県・豊岡市入り♪
これ以上ない至近距離の県境スナップ
なお、この撮影直後…尿意をもよおしたので………(笑)


鳥取県・到着★
やってきたのは、かつて05年にも利用した
柳茶屋キャンプ場
ここは利用料金…なんと無料です★
砂丘遊び?は翌日にして、テント設営。一夜を明かす。



2009年8月31日
柳茶屋キャンプ場の朝。

ここは車両乗り入れ禁止…ながら、
駐車場が隣接しているので、こうして
場内入口付近に陣取るコトで、相棒の
すぐ近くで野営する事が可能★

他・バイク2台のライダーさんが利用しており、
彼らとも少しお話したのち、出発。


やってきたのは、鳥取砂丘
ここも4年ぶり!


オアシスを目前に力尽きる…'09
またひとりで無意味な遊び?を繰り広げる…(笑)
砂丘を満喫?し、駐車場に戻ってみる…と?
思わぬサプライズが待っていた。


昨日の朝、京都の天橋立で別れたハズ
さとすぃ〜さん&そのカブと、偶然・再会

お互い、顔を見合わせて大笑い。

それぞれの進行方向・移動速度…etc.etc...
あらゆる要素が奇跡的に噛み合って実現した、
まさに偶然の再会だった(笑)★




 
砂丘を後にし、西へしばらく進んだのち、へ。
やってきたのは、鳥取・岡山の県境にも程近い秘湯。
三朝温泉・河原風呂
無料で混浴のお風呂に入浴。
同席したのはまたしても、オッさん・爺さんばかりでありました。。。(笑)



国道179号にて岡山県に突入!
相変わらず雲は多いが、なんとか
青空も見えるようになってきた。

残暑の残る田園を爽やかに快走♪

岡山県…といえば、ここもハズせません。

道の駅・久米の里
ゼータガンダムのオブジェ
台場のヤツを見た後ではありますが…
これはこれで立派ですね♪



 
岡山で1泊…するのだ・が?

アテにしていた健康ランド…なんと、館内改装中につき臨時休業…といった
憂き目に逢う…(^_^;)
というワケで、宿にも野営場所にもあぶれて切羽詰まった挙句…
とんでもねぇ場所でのゲリラ野宿を余儀なくされる事となった。。。

右写真、市内某所の健康ランド…何と・その駐車場・・・・・の裏手(苦笑)
無理矢理・投げヤリ…といった野宿の夜は更けてゆく…。




 
2009年9月1日 午前5:20

ちょいと非合法な場所でのゲリラ野宿だったので…(^_^;)
超!早朝に、素早く・撤収!
周囲には、チリひとつ残さぬように徹底して片付けたのち…さあ、出発!



国道2号に乗り、東へ向かう。

写真は岡山県・備前市

あっという間に、ふたたび兵庫県突入
赤穂市〜相生市〜…と順調に東進する。



兵庫県姫路市
4年ぶりに姫路城にも立ち寄ってみる。
城郭内部には入らなかったんですが。。。




ところ変わって…いつの間にか、に乗って…る!?
いったい、どこへ向かおうというのか!?


その場の閃き・というか、ノリというか…(笑)
さしたる考えもなく、衝動的に乗り込んだフェリー…。
その行く先は?

あれに見えるは、明石海峡大橋
そう。
兵庫県明石市の港より航行するたこフェリーに乗って…
向かうは、淡路島!!





 
天気が良い…
ただ、それだけの理由で…走行距離は更に伸びてゆく事となる。。。
急きょ予定に組み込んだ・淡路島周遊…いざ参る★



 
雲ひとつない晴天に恵まれ、淡路島を快適に南下する。
やってきたのは、島・南部に位置する道の駅うずしお


大渦を巻く鳴門海峡
鳴門海峡大橋の向こうに見えるのは…
当時、未踏エリアだった徳島県の姿…!
自動車専用道である橋を渡れぬ原付が
淡路島サイドより地続きで来れるのは悔しいが
ここまでだ。

いつか、四国にも絶対!渡ったる!!
西日が差す中、密かに立てた誓いは…
やがて翌年、叶う事となる。。。

ふたたび淡路島の北端を目指す。
走るのは、島の西部海岸を走る県道31号
ここは、淡路サンセットラインと呼ばれる快走路。
夕陽がとても綺麗です。。。が。

日没までに野宿予定地たる道の駅へ…
辿り着けるのか?いっそげ〜♪
水平線に西日が吸い込まれ、真っ暗になる直前…
なんとか、明石海峡付近へ生還。
今日もよく走ったねェ★




 
2009年9月2日 午前6:00 道の駅あわじ 

昨夜ビバークしたのは、なんと明石海峡大橋の真下でした(笑)
午前6時。
テントから這い出すと、朝日がかくも美しく…、しばし見惚れておりました。
撤収の後、この旅・2度目のオイル補充なども行い、万全の態勢で
本土へ渡るべく、岩屋港を目指す。


 
再び、淡路島-明石を航行するたこフェリーに乗り込む。
この時は、この航路が翌年に運休する運命となるコトを…
当然知る由もなかった。

 
たこフェリーで明石に渡ったのち、国道2号を再び東へ…
道中、昨年・日帰りツーで訪れた日本一短い国道174号メリケン波止場にも寄り道する。


 
昼頃、地元・大阪へ帰還。旅はここで終わり…?
いや。まだだ!まだ、終わらんよ(笑)!! 
本日は自宅で休養し…明日から旅のクライマックスを飾るべく、
紀伊半島南部の旅が幕を開ける予定。
というワケで、ちょいと不安だった後輪タイヤを交換すべく・地元のバイク屋さんにピットイン
タイヤ交換して頂き、万全の態勢を整える。。




和歌山〜伊勢志摩を目指す…




2009年9月3日

昨夜は自宅で充分に休養をとり、2度目の出発
4年ぶりの旅も、いよいよ・怒涛の後半へさしかかる!


 
梅田〜難波…と、庭同然の地元・大阪を一気に突破し、更に南下する。
本日の目的地…和歌山県の串本町は、まだ果てしなく遠い。




関西の空の玄関口・関西国際空港…
その連絡橋付近にて小休止。
当然、原付は橋を渡れません。。。(笑)

大阪といえども、ここまで南下すれば
ある意味・別世界?かも。

国道26号にて、遂に和歌山県に突入!

ここまでは割と順調に良いペースで来れた
のではないかと思う。





 
和歌山市内を経由し、ここでちと寄り道。
やってきたのは、和歌山市の東を走るローカル線・貴志川線貴志駅
たま駅長に会う為だった★

 
たま駅長たま電車
駅長様は、日々の激務にお疲れの様子で、ずっと寝ておられたのが残念だったが、大満足♪
あと、この貴志駅を後にして南下ルートへ復帰する途中、
岡山で探しそびれた生首かかしに突如・遭遇し、テンション上がる(笑)



 
和歌山市内から更に南下。
国道42号をひた走る。
道は、海沿い中心の豪快なルート。
かなりハイペースで進めたのだが…
その道行きは徐々に時間との闘いの様相を現すようになる。
目標地点・本州最南端の潮岬へ…本日中に果たして辿り着けるのか!?




午後7時頃
大阪の自宅を出発して…実に13時間弱
287kmという自己歴代2位の超長距離走行記録を弾き出し、
国道26号、完全走破というオマケもついて(笑)
本州最南端・潮岬へなんとか到着!

写真は、岬の至近距離に位置する望楼の芝キャンプ場。
この時期は、利用料金・なんと無料♪
完全に日没して、辺りは写真を撮るのもままならぬ程
真っ暗なので、散策は明日にして、寝ちまいます。

しかし…テント吹っ飛ぶんちゃうか?という程、
恐ろしく風が強く吹く
場所でした。。。(^_^;)







2009年9月4日
一夜明けて、潮岬・望楼の芝キャンプ場。
撤収準備を進めつつ、周囲を散策。
実に広大なキャンプ地です、ここ。


 
やってきたのは、キャンプ場から目と鼻の先にある
本州最南端の碑
ナンか偉いヒトっぽい銅像…に、グラサンかけて写真撮る(笑)
この粗相?が、のちに3つの悲劇の引き金?になろうとは…(^_^;)



悲劇・その1
コンタクト片っぽ失くす…orz

どうやら、水場で流してしまったみたい。
銅像の呪い…その1・・・なのか(笑)?

気を取り直して、メガネで出発。
とほほほほ・・・・・

国道42号を東北東へ進路をとる。
目指すは、三重県・伊勢志摩。

強い風が吹くシーサイドラインを慎重かつ
順調に進んでいた…かと思われたが…!?

悲劇・その2
ネズミとりに引っかかる…orz

国道42号の山岳ルート途中にて…
ブラインドを抜けた直後、
速度計測機を手にした警官がイスに座っている
その姿が網膜に飛び込んできた刹那・・・・・・
もはや・手遅れであった。。。((゜o゜))

おとなしく三重県警様のお縄に着き、
速度超過21km・・・
減点2・罰金¥10000・・・・・・


不幸すぎるので、
ネタにして笑い飛ばす?べく、お巡りさんの許可を
得た上で、記念撮影(笑)

ただ…テンションは、果てしなく下がる。。。



今朝のコンタクト紛失といい…
ネズミとり被弾といい…

ここで、ふと脳裏をよぎったのは・・・・
今朝、ネタにしてしまった銅像・・・・・

ま…まさか・
呪い・・・・・?!


のちに3つ目の不運を体験する時、
その懸念は確信へと変わるのだった・・・(笑)
国道42号を北上。
那智勝浦など経由し、この旅の前半も通過した
三重県に再突入
写真は、道の駅・紀宝町うみがめ公園

やはり、先程とっ捕まったコトが影響し、
思いきった走りが出来ず、やや停滞気味。。。?


熊野市に突入した直後、
遭遇した獅子岩と呼ばれるスポット。

海沿いルートは、こういった面白い景観に出会える
機会が多い傾向にありますね(^−^)★
進むルートは、海や山岳が目まぐるしく交互に
現れては消えてゆく感じ。

当然、トンネルも数多くゆく手に立ちふさがる。
その後のサイトのコンテンツで何かの資料に
使えるのではないか…と思い立ち、
可能な限り・停車してシャッターを切っていたのだが…?

この写真を撮る前後…
第3の悲劇がついに牙をむくのだった・・・・!

悲劇・その3
立ちゴケし、左ブレーキレバー曲がる…orz


←トンネル写真を撮るべく、
サイドスタンドを立てて停車

カメラを持って2〜3歩後ろへ下がった、次の瞬間…!
停めた場所が、微妙に傾斜掛かっていたのか…

網膜に飛び込んできたのは…
スローモーションのように、左へ傾き…
ゴシャッ!という滑稽な音をたてて倒れる相棒の姿…だった。






気を取り直し?、伊勢志摩を目指すべく…
熊野灘を右手に東へ進路をとる。

尚…この辺りを通過する際…
入江状の湾を望む、似たような景観の道路が連続して続き、
同じ場所を延々とループしているような錯覚に囚われた。

この感じは・・・まるで、ジェミニの迷宮(笑)!?




 
夕刻…
予定していた野営ポイント。道の駅・伊勢志摩へ到着。
思ったよりも車の出入りが激しいのが誤算だったが、
日没後、気にせず設営(笑)
旅の最後の夜は更けてゆく・・・・・。
明日は、伊勢の夫婦岩を見物して帰途に着く予定だ。




長き旅路の果てに…

 
2009年9月5日 道の駅・伊勢志摩 AM5:20〜

最初はドキドキだった?道の駅野宿も、大分・要領を掴めてきた…というか何というか。
フツーにこういったパーキングでテント建てるコトに抵抗がなくなった?のには
自分でも驚きである(笑)

あと、ここでの撤収作業中、一瞬ではあったが…
白川郷でも聴けなかったひぐらしのなく声が聴こえて、鳥肌が立つほど感激したのを
よく覚えている。




伊勢志摩をあとにし、やってきたのは…
伊勢神宮に程近い二見浦の海岸!
かの有名な?夫婦岩というヤツを拝みにやってきたのだ★



夫婦岩をバックに相棒の写真を撮るべく
神社の神官の方に許可を頂いた上で、
境内をエンジンを切って押して歩く。

幾重にも張り巡らされた結界…
印象的な風景の中、歩を進めると…
おお、あれに見えるはまさしく…!?

夫婦岩
これぞ、日本の風景…といった趣きでしょうか。


至近距離にて。
巨大な大注連縄が、見事すぎる★




夫婦岩を眺めてしばらくのんびりしていると?
何やら、急に数人・謎の白装束の集団が現れて、
ザブン!と海に飛び込みわらわらと岩に
よじ登り始めた。

呆気にとられて見ていると、なんと…!
彼らは注連縄を外しにかかっているではないか。




境内の神官さんに聞いてみると、
どうやら、今日は偶然にも年に3回行われる
注連縄の張替え日だったらしい。

これから
新しい縄を掛ける神事が行われるそうで、
開始まで少々待ち時間が生じるようだが、
せっかくなので見物していく事にする。


しばらく暇なので、神社の周辺を散策していて、
行場なる場所を発見して、テンション上がる(笑)

あの数珠のような何か
が役立つ?時がきたのか…!?

詳細はコチラで・・・(笑)
境内で出会った巫女さん
キュート過ぎる(*^_^*)



 
そうこうしていると、急に周囲が慌ただしい雰囲気になってきた。
夫婦岩のトコロに戻ってみると、先程と打って変わって黒山の人だかり

程なくして、神官たちによって巨大な注連縄が運ばれてくる
いよいよ、注連縄・張替え神事が始まるようだ。

 
大勢の見物客・参拝客・入り乱れて、みんなで大注連縄を手繰り送って
それを先程の白装束の方々が、鮮やかな手際で夫婦岩に掛けてゆく・・・
独特の雰囲気あるイベントで、興味深く拝見しました。




思いがけず、珍しいモノも見れた事もあり、
大満足のうちに、伊勢・二見浦をあとにするのであった。





 
さあ、ここからは少し北上して津市を経由して…大阪への帰途へ着く。。。のだが?
国道23号を北へ向かう途中の出来事…
ノモッティー
『ところで…奴はついて来ているか…?』
BJ
『ああ、いる。確実に俺達の後ろにぴったりとな…』

ノモッティー
『チッ!全くうっとうしい奴だ…いっそのこと、片付けてしまうか…?』
BJ
『いや、それはマズい。やるのはいつでも出来る。今は一刻も早く北へ向かうのが先決のハズ!』

ノモッティー
『では、速度を30km/hに落として、様子を見る…か。』
BJ
『了解。くれぐれも油断するなよ。気を抜いたら…殺られるぞ。』
ノモッティー
『分ってる。じゃあ、行こうか・・・』

・・・というワケで、背後に凍りつくような殺気を感じてバックミラーを注意深く警戒していると、
ミラー輝くフラッシュバックに…ヤツの影(笑)♪
どうやら、白バイ様に追尾されかかっていた様で・・・・(^_^;)

そうそう何度も捕まってたまりますか!と、わざとらしい程のろのろと減速(笑)して様子をみていると、
諦めて?どこかへ去って行きました(笑)
危ない危ない・・・・




三重県津市から西へ逸れた辺りの国道163号
旅の初日にも通過したルートだったりするのだが、あの時とはうってかわっての
超!絶!快晴♪
巨大な入道雲が、旅の最後を飾りたててくれるようで、気持ちよく快走できました★



 
京都府南東部を通過。。木津川と並行して西へ走る。
やはり猛烈に暑かったが(^_^;)、その分・景色は抜群でした★



同じく・国道163号
京都府南部・某所。

何気に撮った1枚だったが、
この旅の屈指のお気に入りスナップとなった。

空を駆けるように彼方を望む相棒・BJ・・・

そして天空の入道雲に、

ふと夏の終わりを…そして、旅の終わりを感じた気が
して、充実感や達成感…そして喪失感…虚脱感・・・等々、
少し物悲しいような様々な想いが胸を駆け巡ったのを
思いだします。





その後、奈良県を経由。
平城京跡なども寄ってみるが、工事中との事で(^_^;)。。。そこではさしたる写真も
残せず。。。
写真は、生駒山の峠
ここを越えると、大阪府に突入。いよいよ、旅もクライマックス。



PM6:13 無事、自宅へ帰還★

総日数…15日間
総走行距離…2905km

通過・経由した地域…実に20都府県に及ぶ……

当初の予定を遥かに上回る規模となった長旅が、ようやく終わりを迎えた。





2009年…
4年の沈黙を破って、BJと共に繰り広げられた本格?ロングツーリングの模様を中心に
お送りした総集編・第3夜…如何でしたでしょうか。。。


思えば、05年以来…更なる遠地へと旅に出たい気持ちがありながら、
ある時は多忙により…またある時は健康面で折り合いがつかず…
旅に出る上で必要な条件のようなモノがなかなかビシッ!と揃わず、
気がつけば、最後に旅した時期から実に4年もの月日が経過しておりました。。

そんな中、
満を持して・長距離ツーリングが実現したのが、
この2009年という年でありました。

旅の計画を生む直接的なトリガーと相成ったのは、実は
当時、期間限定でお台場に登場した実寸ガンダム立像…その存在だったりします(笑)

未だかつてない規模で東京のド真ん中に登場したガンダムの姿を・・・
是が非でも拝みたい・・・・
そういったコトが、原動力となったのであります(笑)

あとは、
冒頭でも書いたように、岐阜の白川郷…という場所もかねてより1度訪れてみたかった
場所であり、それならば・いっそ…両方・一気に行っちまおう!
そういった軽いノリで幕を開けた旅だったのですが。。。

フタを開けてみれば、最終的に15日間に渡って20都府県・2905kmを走る…という
思いがけずに過去最大規模の旅となりました。

この旅では、新たに訪れる土地は元より、
かつて訪れた場所への再訪…なども個人的に印象強かったですね。

また、
積載方法に関しては、リアキャリアにカゴを装備して、従来は足元に置いていた大荷物を
全てリアに積むスタイルへ移行・・・。

宿泊手段に関しては、健康ランド・正規の宿キャンプ場・・・に加え、
道の駅野宿などを取り入れてみたり・・・

また、旅の模様をブログでリアルタイムに発信する…といった…初の試みなど。

そうした試行錯誤が数多く試された旅であり、
以降の旅の際もそれらのスタイルは受け継がれるコトとなりました。

様々な意味で、実に内容の濃い充実した旅であった・・・と思います。



そして、長距離走行に不安を感じていた、腰椎椎間板ヘルニアという爆弾を抱えた
足腰も、長旅に充分に耐え得るまで回復した事を確認でき・・・・

かくして、
さしたるツーリング企画もないまま数年間・ほぼ放置状態が続いた原付通
かつての情熱(?)を取り戻し・・・
やがて、翌年の四国への旅を構想する運びとなります。

次回は、その四国の旅〜今年2011年の引退までの流れを、
当初予定になかった『第4夜』としてお送りできたら…と思います★


...To Be Continued
第四夜へ続く
BJ引退記念
ノモッティー&BJ

◆座 談 会◆
其の参
はい!という事で、始まりました。座談会!第3回!

3回で終わるんちゃうんかい!
前回同様お送りするのは…

3回で終わるんちゃうんかい!
私ノモッティーと…

3回で終わるんちゃうんかい!

あ〜〜!うるさいッ(笑)!!
ようはアレです。
いざ・09年の旅レポを編集してたら、画像やら何やら…と
とんでもないボリュームになっちまったんで・・・(^_^;)

3夜で完結・総集編・・・・とか言ってたけど、
4回に分けざるを得なくなった・・・・と(失笑)

失笑せんといて(笑)

それはそうと、今日・JOG坊のヤツは?

ああ、今日は休みです。
大阪・吹田の万博記念公園に遊びに行く…とか言ってたよ。


ふ〜ん…まあ、大分・暖かくなってきたしねェ。

で、まあ今回の総集編は…09年の旅メインでお送りしたワケ
ですけど・・・
どうでした?あの旅は。



そだねェ・・・。
白川郷の空気を、この2ストの排気で汚しちまって悪かった
かなあ・・・とか(笑)



ははは(笑)
まあ、確かに『環境に優しくないエンジン』だよねェ。。。

え? な・に(怒)?
あ、いや。何でもないです。。。
まあ、そんなこんなで。
次回!第4夜!
今度こそ、総集編…完結です。

ホンマかいな。。。(笑)


というワケで、また次回!
お目にかかりましょう★
お送りしたのは、私・ノモッティーと・・・・


……ふう…BJでした…




See You♪

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