旅の目的地・大まかな予定期間がぼんやりと見えてきたら、気になり始めるのが…
『旅にかかる費用』です。
『原付で〜〜から〜〜まで数日かけて旅して、どのぐらい費用がかかる?』
などと漠然と考えてみても、こればかりは予想が立て難いコトだと思います。
そこで、とりあえず原付で旅する場合、主にどのような出費が考えられるか…を予想してみます。
■ガソリン代
■飲食費
■宿泊費
…と、当たり前すぎる項目ですが、これが基本で、
船を利用する旅ならば、その■フェリー運賃<原付込>も考えなければなりません。
更に細かく挙げ続けると、
正規の宿を取らずにゆくのならば、■風呂代などもかかりますし、
長期の旅となってくれば、■洗濯代などもチビチビとかかります。
お土産を買うのならば、その費用。
更に、行く先々で入場料がかかる施設に立ち寄るのならば、そのお金も当然必要ですね。
考え始めれば、キリがありませんので、
とりあえず最低限・必要になってくる費用についてそれぞれ考えてみます。
まずは、■ガソリン代。
これは愛車の燃費や、その時期のガソリン価格相場によって大きく変化するでしょう。
なので、旅に出る前にあらかじめご自身の愛車の燃費を大まかにでも計っておけば、
必ず役に立つと思います。
あまり参考にならないかもしれませんが、
09年の旅で私が出費したガソリン代の一連のデータを置いておきます。
1日の平均給油価格… |
¥633 |
1日の平均給油回数… |
2回 |
15日間の総給油価格… |
¥9504 |
15日間の総給油回数… |
32回 |
・・・といった具合でした。※リッター平均価格が¥125でした。
該当レポをご覧頂いた方はご存知かと思いますが、
ちょうど15日間の旅で、主に大阪〜東京〜岐阜〜京都〜鳥取〜淡路島〜和歌山…などを
グルグルと巡った旅でした。
これをみれば、走行距離にもよりますが1日に約600円ほどは確実にガソリン代がかかってくる…と
お分かり頂けると思います。
よってガソリン代は旅の日数に比例して、
旅資金の一部を確実に大きく占める要素だと思われます。
恐らく、宿代と並んで旅の費用を最も大きく圧迫するのが、飲食費だと思われます。
3食きっちりと食事を摂るならば、尚のこと。
各地で、ご当地の美味いモンでも食おうものなら…
日を重ねるごとにガッツリと財政を圧迫してゆくのは明白です。
この辺りのさじ加減ばかりは、
その旅人・それぞれの裁量であると思います。
私の場合、
食事はやはりコンビニで手軽に済ませる割合が圧倒的に多いです。
装備が充実していて尚且つ・キャンプ場メインの道行ならば、
食材を現地で集めて自炊する…といった方法で節約も出来そうですが・・・
手間と好条件を必要とするモノですし、私も未だ未経験です。
長いスパンで継続すれば、在る程度の節約効果が望めるかもしれませんし、
いずれ自炊も試してみたいです。
〜
さて、ここで忘れてならないのが、
食うばかりではなく、飲む費用もかかるコト。
時期が時期ならば、長距離走行の最中・水分補給を怠るのは危険です。
私も、行く先々のコンビニや自販機などで常にペットボトル飲料を確保・携帯しながら動くので、
割と費用についてきます。
食事代に加えて財布に痛いので、何とかキリ詰める方法はないものか…と思いきや。
貧乏旅行絡みのとあるサイトで面白い方法と出会ったので、ここでも紹介しておきます。
〜
道中の飲み物はこれで良しとして、
1日の終わりに酒を飲んでマッタリしたい!という方も多いと思います。
かくいう私も、野宿時などではホロ酔いながら暗闇の恐怖を忘れたいので、よく飲みます(笑)
が、翌日にダメージが残ると旅がしんどいので、大体・ビール1缶で済ませます。
まあ・これも、人それぞれ…でしょうか(笑)
旅の費用を大きく占めるであろう、飲食費。
これを上手にやりくりできれば、確実に旅資金を節約できるはずです。

日帰りツーリングでないのならば、避けて通れないのが宿です。
宿代…
これもやはり、旅の日数に比例して、旅の費用に大きくのしかかる必要経費です。
宿代はどの程度、資金に組み込めば良いの?という質問をよく受けます。
その問いに答えはなく、あえて申しあげるなら、
旅のスタイルがどういったカタチであるか…
これがヒントというか。決め手になるかと思います。
原付という乗り物で長距離を旅する場合、
必ずしも想定通りの距離を1日の内に走りきれないケースも必ずあると思います。
そうなると、必然的に宿を予約して確保する…といった手段が取りにくく、
旅する間中、その日その日の宿を毎日・考えなければなりません。
安くて条件もそれなりに良い宿が、道中にそう都合よく転がっているハズもなく、
資金の節約を考えながら宿を確保するには、それなりのスタイルを以って選択するコトになります。
宿について詳細はいずれ別項にて触れたいと思いますが、
要は…
■資金に余裕があり、少々値が張ってもキッチリと宿をとるスタイル
■不特定多数との雑魚寝を辞さない『健康ランド』スタイル
■キャンプ場を渡り歩くアウトドアスタイル
■場所を選ばず野宿しまくるワイルドスタイル(笑)・・・・etc.etc... |
・・・のような中から、自分がどういった宿泊スタイルで旅をするのか・・・できるのか・・・
それによって、
宿に組み込む費用は大きく変わります。多分。
■資金に余裕があって、とりあえず屋根がある場所でゆっくり休みたい!というならば、
ビジネスホテルなどを探すのも良いと思います。
一泊素泊まりで¥5000〜¥6000前後が相場でしょうが、旅の資金に大きく影響しますね(汗)
■ビジネスホテルはちと高い!という方には、健康ランドも候補になるかもしれません。
入館料・入浴料+深夜料金で大体¥2500〜¥3500以内で泊まれますが、
リクライニングシートなんかで、不特定多数の他人と雑魚寝になります。
デカいお風呂に入れるのが最大の魅力★
■キャンプ場は場所によって値段が大きく変動するので、地図の小さな情報のみで安易に
決め込むと、痛い思いをしたりします。
都心部に近ければ、信じられないような高額の物件も…
天候に左右される上、テントを張る手間もあったりするので、毎日はキツいか。。。
利用料金は千差万別。
安ければ¥300だったり¥500だったり…無料の場所も!!
¥2000を超えたら、不条理を感じ始めます…(笑)
■野宿スタイルを貫くのならば、宿代はかかりません!
大きな声では言えませんが、各地の『道の駅』の片隅にテントを張って野宿する!というスタイル…
慣れてしまえば、意外に快適かもしれません(笑)
ただ、正規の野営場でないのを自覚し、暗黙のマナーを守るのは必須!!
〜
あくまで例に過ぎませんが、
企画段階にて、旅のスタイルを漠然と決めておき、事前に宿の確保をどういう感じで立ち回るのか
シミュレートしておけば、
日が暮れても宿が決まらない…!といった不測の事態に対応する姿勢・スタイルが自身に生まれる
のではないでしょうか・・・。
また、それよって、
宿に費やす資金の選択も融通が利いて、結果・資金に一考の余地が生まれる!・・・かも知れません。
ガソリン代、
飲食費、
宿泊費、
旅の資金の大部分を占めるこれらが、計画段階で完璧に割り出せるコトなど、まず在り得ません。。
それは、旅に総額いくらぐらいかかるか…と安易に分らないコトを意味しており、
結局は『やってみなければわからない』という結論になるワケです。
しかし、これまで述べてきた不肖・私の駄文の中から、
閲覧者の方が少しでも旅の資金を考える上でのヒントを得るコトが出来たなら、こんなに嬉しいコトは
ありません。
あくまで参考までに。
宿に関するアレコレは、
いずれ・『宿について編』と題打った別項にてもう少し掘り下げて書きたいと思います。
さて、次回は
旅に携行する荷物・『旅アイテム』について、書いてみたいと思います。
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