宿について…編
健康ランドに泊まる…!
健康ランドとは何ぞ?

健康ランドの基本的な利用法

仮眠室の良し悪し

注意すべきは…?

まとめ

■ 健康ランドとは何ぞ? ■

上がりに旅をするならば、宿代は少しでも節約したいトコロ。
その際、意外な穴場となるのが健康ランドです。

とりあえずご存知ない方の為に健康ランドについて大まかに説明しておくと、

●24H営業の大規模な
入浴施設で、
食事スペースや娯楽施設、仮眠室を併設している場合が多い。

この中で重要なのが仮眠室とその形態です。
大概の健康ランドには仮眠室が設けてあり、要はそこで泊まってしまおう!というワケなのですが、
施設によってその形態は様々なので、一応の注意は必要です。

仮眠室とは、
■不特定多数と雑魚寝
■リクライニングシート・もしくはマット&毛布・枕の簡易寝床


・・・といった形態を基本とし、
あくまで・正規の宿としては考えない方がいいかもしれません。

利用料金は施設によって多少・上下しますが、
大抵の場合・
入館料+深夜料金込で、¥2500〜¥3500といったトコロでしょうか。

※入館料と別に設定される深夜料金は滞在がある時間帯を過ぎるコトによって発生し、
翌日追加で支払う…という場合もあります。


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■ 健康ランドの基本的な利用法 ■

本的・一般的な健康ランドの利用方法の手順を大まかに追っていくと、

1、履物をコイン式の下駄箱に入れる。

2、受付で基本料金を支払う。
※この際、あらかじめ深夜利用が決まっている場合・深夜料金を一緒に支払う場合もある。

3、ロッカーの鍵、館内ウェア・バスタオル・タオルを受け取り、ロッカールームへ移動。
 荷物をロッカーに入れ、館内ウェアに着替える。


4、風呂・食事処・仮眠室など必要に応じて自由に利用する。

5、翌日、規定時刻までに退館する。

・・・と、こうなります。

館内では基本的に館内ウェアで過ごすコトになります。
アロハ(笑)+短パンだったり、浴衣っぽい着物だったり・・・様々です。

そして、客ひとりにひとつ
ロッカーが割り当てられ、
そこに荷物を置いて自己管理します。

最大のメリットは何といっても
風呂でしょう。
清掃時間帯<早朝の場合が多い>を除いて、24時間いつでも入るコトが出来ます。
普通の銭湯よりも大規模かつ多種多様な風呂が用意されているので、
1日ブッ通しで走り続けてきた身にとっては、この上ない休息となるはずです。

しかし、
一旦・入館してしまうと、翌日のチェックアウト時まで
外出ができないという点に
注意が必要です。

ちなみに館内には大抵・
食事処飲み処があったりしますが、割高であったり、
メニューの質も悪かったりしますので、上記の中途外出不可…といった点を考えると、、
入館前にあらかじめ食事は済ませておいた方が得策であると思われます。

※館内の飲み物自販機も、多少・割高の傾向あり。

※一部の施設では、館内の飲食費用を各自の読み取り機能付きのキーで累計し、退出時に
 まとめて清算・といったケースもよくあります。


オプション的な施設として…、

大抵、
コインランドリーが併設されているので、
旅の間に溜まった洗濯物を一気に片付ける機会も得られます。

娯楽施設としては、
ゲーセンムービーシアターなんかが必ずと言っていいほどあるので、
退屈しのぎには事欠きません。
<私は疲れてるのですぐ寝てしまいますが…(笑)>

他にも食堂や宴会場などにステージがあって、お芝居や歌謡ショーなんかをやってたりします(笑)


エステマッサージなんかも大抵有料で提供してます。


他にもマンガコーナーやカラオケ、珍しいトコロで麻雀卓や卓球台なんかを置いてる所もあるようですが、
主な施設は大体・こんなものだと思います。

こうして見てみると、年配の方が喜びそうな要素がちらほらと多いですねえ。。。(笑)




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■ 仮眠室の良し悪し ■
較的・低料金で夜露をしのげる上、風呂まで堪能できる・・・
ある意味・パラダイス的な健康ランド。

しかし、
仮眠室で不特定多数の他人と雑魚寝という事実をよく理解しておく必要があります。
また、その仮眠室にも程度の
アタリ・ハズレが多いので要注意です。


先に書いたように、一般的に健康ランドの仮眠室は・・・
『リクライニングシート+毛布』 or 『マット+毛布+枕』
大抵がこのいずれかです。
※勿論・男/女はスペースが隔ててあります。


こういった大雑把な
雑魚寝スタイルに慣れてない場合は、最初は戸惑うかもしれません。


利用する上で最も危惧すべきなのが、睡眠を妨げる恐れのある他の利用客!
経験上、
半端なくデカい いびきをかくオッさんや、
ギャーギャーわめく子供なんかが、かなりの確率で出没します(笑)
不幸にもそういった連中と出くわした場合、おいそれと安眠できるものではありませんし、
仮眠室そのものの快適度も施設によって千差万別です。

中には仮眠室用に他のエリアから完全に隔離された別室を用意してくれており、
かなり快適な場合もありますが、
基本的に普通の宿と比較した場合、
安眠は得難いモノと考えた方が良いです。

尚、
カプセルホテルを併設している施設もあり、別途料金で利用できる場合もありますが、
入館料と合計すれば、ちょっとしたビジネスホテル並みのお値段となってしまいます。。。


必ずしも・疲れが完全に癒せるものではないかもしれない…といったコトを念頭に置き、
在る程度・割り切った上で利用するのが良いでしょう。


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■ 注意すべきは…? ■

康ランドを利用するに当たって、何より気をつけるべきなのが、貴重品の管理
盗難などの被害もよくあるようで、その注意に常に気配りが必要となります。
※貴重品預かりBOXなど置いてる場合もありますが。。

そして、滞在中は各自のロッカーに着衣や荷物を置いておくワケですが、
この
ロッカー
縦1〜2mほど、
横25cmほど・・・といったケースが大概で、
驚くほど
荷物が入りません(泣)

各自のロッカーとは別に大きな荷物が入るコインロッカーを玄関などに置いてくれてる
場合もありますが、基本的に荷物の置き方は考えなければならないトコロだと思います。

フロントに相談すれば、
大きな荷物を個別で預かってくれる場合もあります。

私の場合、
テント・シュラフなどかさばる荷物は、駐車場の原付のリアキャリアにブルーシートを
巻きつけたりして積載しておき、ロッカーに入りきらない荷物はフロントに預けます。
※駐車場に置き去りにする物については、安全とは言い難いですが…


して、最後に。
宿泊する上で必要な料金は基本的に
入館料+深夜料金ですが、
翌朝のある時間帯を超えるコトで、再びその日の入館料が上乗せされてしまう場合
あるので、翌朝は早めに施設を出なければなりません。
※大体・午前8時か9時ぐらい?




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■ まとめ ■

上の点を踏まえた上で健康ランドのメリット・デメリットをまとめると・・・

メリット
●風呂<大小様々な種類の風呂を堪能できる>
●24時間いつでも飛び込み利用が可能。
●フツーに宿をとるよりは安上がり。
●コインランドリーが使える。
デメリット
●不特定多数の他人と雑魚寝。更に仮眠室の程度が様々で、アタリハズレがある。
●荷物の管理に工夫が必要。
●正直・疲れはあまり取れない。
●一度入館すると、退館まで外出不可。

・・・といった感じでしょうか。

私も過去の旅で実に多くの健康ランドにお世話になりました。

雨に祟られた日などは、
たどり着いた健康ランドの風呂が最高に快適だったりしましたし、
何より、想像以上に日本各地に数多くの施設があります。

上手に利用するコトで健康ランドは確実に
宿泊手段の候補のひとつに挙げる
ことができるものだと思います。
宿が見つからない場合の最終手段や、雨天時の緊急避難所に検討してみるのもいいかもしれません。

その多くは、
都心から若干外れた地点の幹線道路沿いにポツンとさりげなく在ったりして心強いです。

ツーリングマップルにも専用記号 
 でしっかり載ってたりしますので、
是非・探してみてください。



次回は
『キャンプ場』の利用について、書いてみたいと思います。



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