宿について…編
キャンプ場に泊まる…!
はじめに

キャンプ場泊について

事前予約は必要か否か…

バイク乗り入れは可能か否か…

キャンプ道具を揃えるならば…

まとめ

■ はじめに ■

ントを張ってキャンプ場で野営する。

私の場合、05年の原付旅の中で実践するまでは個人で本格的にそれをしたコトはなく、
かつてキャンプ…という単語について脳裏に浮かぶイメージと言えばせいぜい…
遥か昔の学校の行事や、ほんの数回仲間と車で出かけた思い出ぐらいしかありませんでした。


しかし原付に限らず、2輪でロングツーリングをする人達は、装備にテントやシュラフを加えた上で、
宿の選択肢のひとつとしてキャンプ場を据えておられる方が非常に多いと思います。

考えられるその理由として、●宿代が浮く ●独特の楽しみがある
といったコトがまず挙げられるのではないでしょうか。。

特にツーリングの聖地?北海道などは、無料〜低料金で景観も美しい、素晴らしいキャンプ場が
数多く点在していると聞きます。

しかし04年の北海道ツーリングにおいて私は、結局・キャンプ場でキャンプするコトは一度もありませんでした。

それは何故か・・・当時の心境を回顧してみると、
アウトドアに関する知識も乏しく、テントをはじめとする道具類を持っていなかった
という点がひとつ。
そして、尻込みした最大の理由。。。それは・・・
夜の暗闇の中、ひとりで野営する度胸がなかった(笑)!
情けないですが、それに尽きると思います。

にして思えば、北海道で是非ともキャンプしたかった!という思いがすごくあるのですが、

05年の旅を企画した当初も同様の思いがあり、かくして初めてのキャンプツーリングが実現する運びとなりました。

不安感を抱きつつも、あえてやってみようと思い立った理由としては、当初はやはり宿代の節約という
目的が大きかったのだと思います。

しかし、世に数多くのアウトドア愛好家がおられて、レジャーとして確立しているのを改めて納得してしまう程に
いざやってみると、それは想像以上に楽しく刺激的なモノでした。

自身の運転してきた相棒と共に大地にダイレクトに寝泊まりするリアル感。
夜の闇の中、不安と恐怖を押し殺して眠るスリルにも似た体感
そして翌朝、テントの入り口から出て全身に一杯に感じた早朝の独特の空気・・・。

それらはいずれも、かつて経験した事のない斬新な発見の数々であり、
普通に宿で宿泊する際には感じ得ない、なんともいえない感動を与えてくれました。


キャンプを目的として原付で旅をするのか…
原付で旅をする上で宿の選択肢のひとつとしてキャンプを持ってくるのか…


その旅のスタイルによっても、感じ方は変わってくるかもしれませんが、
未経験の方は是非一度その雰囲気を味わってみて頂きたいです。



非常に前置きが長くなりました(汗)

私も決してベテランキャンパーではなく、まだまだアウトドア初心者ではありますが、
本項では、あくまで原付一人旅におけるキャンプ場泊のノウハウについて掘り下げて述べていければ、
と思っておりますので、しばらくお付き合い下さい★


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■ キャンプ場について… ■

ずは、全然キャンプなどしたコトもない。といった方の為にキャンプ場泊についての基本を蛇足ながら
簡潔に書いておきたいと思います。

一般的なキャンプ場の利用方法の手順を大まかに追っていくと、

1、管理棟などにて管理者に利用の旨を伝え、手続きする。
 ※必要ない場合もあったり、当日予約不可<事前予約が必要>な場合も。。。


2、料金が発生する場合は支払い、指定されたサイトへ荷物を運び、テントを設営する。
 ※利用者の識別タグなどを受け取り、テントに貼り付ける場合もある。


3、翌日、規定時刻までに撤収する。

・・・と、こうなります。


●利用料金の目安

これは、本当にピンキリです!

無料の場所もあれば、2〜3000円を超える理不尽な?場所もあったりしてビックリする事も…(笑)

大まかな傾向としては、
地方の辺境に位置するキャンプ場は安く、
都心に程近いキャンプ場は猛烈に高い!
といった事が多いように思います。


ツーリングマップル巻末のキャンプ場情報などに料金の一覧がズラッと書かれてますので、
予定宿泊地点の大体の相場の参考になると思います。

ちなみに、
私の感覚としては、¥5〜800ぐらいまでが理想的な相場のように思ってます。

¥1000を超えればきっと利用を戸惑うと思います(笑)




●テントを張る

手続きが済み、自分が利用するサイトが決まればテントを張るワケですが、テントの張り方などはモノによって
多少違いがあったりするのでここでは割愛します。
付属のマニュアルを参考に旅の前に設営練習を行っておけば、現地でアセる事がなくなるかと思います。

設営における一般的なポイントを簡潔に挙げておくと…

■テントの入り口に風が吹き込まないように向きを考える
■傾斜掛った地面を避ける


といった点が挙げられる事が多いかと思いますが、要は就寝時に快適な空間を作る事をイメージして
試行錯誤してみると良いと思います。




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■ 事前約は必要か否か… ■

ャンプ場といえども全国各地に数えきれないほど存在し、その利用方法も事細かに色々と差異があります。
中でも利用前の時点で注意すべき点として、事前予約は必要か否か…という問題が挙げられます。


言い変えれば、その場でいきなり飛び込み利用ができるか否か。というコトです。

これは、行き当たりバッタリ的な原付一人旅の道中で利用する場合は言うまでもなく特に重要な注意点です。

事前予約の必要が特にないキャンプ場の場合

サイトに空きさえあれば、その場で手続きして利用できます。
ただし、
管理棟に管理人が常駐しているとは限らず、ある程度早い時間帯までの到着が必須となる場合
多いかもしれません。

事前予約が必要なキャンプ場の場合

飛び込み利用が不可
なケースです。
地方自治体が直接管理運営する施設等に意外に多く、役場などに電話して許可を取れる場合もあれば、
数週間〜数ヶ月前から予約しなければ使えない、といった最悪のケースも…(笑)
中には、
個人利用お断りみたいな意地悪な処もあります。。


ツーリングマップルには数多くのキャンプ場情報が載っており、非常に便利な半面
そのキャンプ場が飛び込み利用可能か否かは、いざ行ってみなければ分らない部分も多く、特に注意が必要です。

事前に確認できるならばそれに越したコトはありませんが、それが叶わぬならば、
そのキャンプ場が不発だった場合にどうするか…対策をあらかじめ考えておく必要があるかと思います。





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■ バイク乗りれは可能か否か… ■

付で旅する際に宿泊するキャンプ場を選ぶにあたって、
サイト内へのバイクの乗り入れが可能か否か という点にも注目しておいた方がいいかもしれません。

普通、キャンプ場施設には駐車場や駐輪場などを併設している場合がほとんどだと思われますが、
やはり愛車となるべく離れずに野営したい、と思うのが人情です。

が、

中にはサイト内への乗り入れ禁止、という施設も割とあります。
その場合には、駐輪場に停めて荷物一式をサイトまで運んで設営…という流れになるワケです。


京都府・天橋立キャンプ場 サイト内への乗り入れ可能なケース。
テントの真横に愛車を置いて設営できる為、安心かつ便利です★



鳥取県・柳茶屋キャンプ場 サイト内への乗り入れは不可ですが、駐車場とサイトが密接している為、
駐輪位置の至近距離に設営できたケースです。




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■ キャンプ道具を揃えるならば… ■

ャンプ場の利用上の注意点は大体これまで挙げてきた事ぐらい?だと思いますので、
次にキャンプする上で必要になってくる道具類について軽く触れておきたいと思います。

キャンプ場泊するにあたって必要な道具といえば、どんな物があるか。

■テント
■シュラフ


これらは最低限必要ですが、問題なのはこれ以外のアイテム類です。
テント類以外の定番のキャンプアイテムといえば…

■銀マット
■懐中電灯
■ランタン
■バーナー
■↑↑の燃料
■クッカー<調理用具類>    etc.etc.....

…と主にこんなトコでしょうか。
尚、キャンプアイテムは他にも数多くあれど、あくまで原付ツーリングの装備として積載する上で支障をきたさない範囲内で
挙げてみました。

とりあえず、それぞれの用途やポイントのみ簡潔に述べると…

■テント

テントといえば、ドーム型・シェルター型・A型、と様々なタイプがあるようです。

写真はドーム型で、私はこれ以外使用した経験がない為・他はどういう感じか分りませんが、
チョイスする基準としては…
長時間走行して疲れた状態で設営作業するのを考慮して、なるべく設営方法がシンプルかつ・
原付に積み込む際のコトも考えて収納がコンパクトな物が望ましいと思います。


その手の専門店などにソロツーリング用みたいなヤツがよくありますので、基本的にそういうのを
選べば、それなりに良いのではと思います。



■シュラフ

真夏ならばなくても大丈夫?
しかし、山中や高原などのキャンプ場は特に昼夜の温度差が顕著なのであった方がいいかも。

キャンプメインの旅でないならば、ホームセンターに置いてるような安いヤツで十分かもしれません。
就寝時は収納袋に衣類なんかを入れて枕にします。


封筒タイプとマミータイプがあり、写真は前者。
マミーは文字通り・ミイラのような形状らしいです(笑)

■銀マット

就寝の際に使うアイテムです。
テント内の寝床にひいておけば地面のゴツゴツ感が減少し、保温効果も得られる為、快適になります。
が、無くても特に困るレベルでもない。
折り畳んだり丸めたりしてテントの収納バッグなんかに括りつけて積むのが王道?です(笑)


■懐中電灯

多分、必須アイテムです。
テント内ではガス式ランタン灯すワケにいかんので、大活躍します。
電池式のランタンで代用可ですが、凡庸性も考えて私はこちらをあえてチョイスしてます。
当たり前ですが、これらが無いと日が暮れたら真っ暗です(笑)

■ランタン

ガス式、ガソリン式、電池式、ローソク式、
など様々なタイプがあります。
キャンプの雰囲気はグッ!と増すのですが、若干かさばる上・用途が限られるモノなので
考えどころかもしれません。
使用する場所によっては羽虫がいっぱい寄ってきてエラい目に遭います(笑)

ぶっちゃけ・懐中電灯があれば、なくても特に困らないです。

■バーナー

場内で調理する人は必要?
私も1個買って05年に持っていったのですが、結局・コーヒーを数回沸かして飲んだぐらいでした(笑)

はんごうやコッヘルなどのクッカー類とセットでようやく本来の用途が成立する代物なので、
装備に組み込む場合、相応の荷物が増えるのを覚悟しなければなりません。

■燃料

↑ランタン・バーナー類の燃料です。
写真はガス燃料。
正直・思いっきりかさばります…(汗)
しかも予備を切らせた場合・特定の場所でしか手に入りにくいので、大変かも。

バーナーと共に、自炊を頻繁に行う旅スタイルでも無い限り・これらのアイテムは
省いた方が無難かもしれません。

■クッカー<調理用具類>

私は特に専門的なモノを用意して臨んだ事はないのですが、キャンプグッズの中には数多くの
クッカー類があって見ていると楽しいです。
見ている分には(笑)

コッヘル、はんごう、包丁、食器類、etc.etc.

キャンプ場に到着して、テント設営して、そこから調理する…
そして後片付けをする…

といった一連の作業が苦にならないのならば、バーナーと共に装備に加える余地があるかもしれません。



決して忘れてならないのが、車で出かけるのならばいざ知らず。
原付で旅する場合、以前のコラムでも触れたように、積載できる荷物量が限定されるという事実。

よって、如何に必要な物を厳選するか・が大事なのだと思います。

やはりここでも、
キャンプを目的とした旅なのか、旅の中の宿泊手段の選択肢としてのキャンプなのか…
それによって選ぶ道具も変化するのではないでしょうか。。。

私の場合は、基本的に後者であると考えてますので、装備に組み込むキャンプ道具を挙げるならば…
■テント
■シュラフ
■銀マット
■懐中電灯

…と、極めてシンプルです。

キャンプを初めて取り入れた05年の旅においては、
■バーナー、■ランタン、■その燃料、などもありましたが、これらが若干かさばった半面・特になくても困らなかったのでは?と
いう反省もあり、最近の旅では装備から外してます。

自炊する、という行為そのものも楽しみのひとつかもしれませんし、いつか私もチャレンジしてはみたいのですが、
先に触れたように、
夕暮れ時・食材を確保した上で野営場所に到着し、テントを設営した後に調理し、後片付けをする……
長時間走行を終えた上でその一連の作業をこなす自信もパワーもなく、二の足を踏んでおります。。(笑)



最後に、
施設によっては、管理棟などで一式を有料レンタルできる場合もある、というコトを追記しておきます。



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■ まとめ ■
こまで思いつくまま書いてみましたが、キャンプに関しては私自身も未だ初心者の域を出ず。
まだまだその真の魅力は味わっていないのかもしれません。

しかし、
普通の宿に泊まり続ける中、たまにこうしてテントで夜露をしのいでみると、それまでは感じ得なかった新たな旅の
楽しさのようなモノが発見できて、実に面白いと思います。


最後に、原付ツーリングにおいてのキャンプ場泊。
そのメリット・デメリットを私個人の見解にてまとめると・・・

メリット
●宿代が浮く
●独特の楽しさがある
●地域にもよるが、全国各地にそれなりに数多くの施設がある
●ゲリラ野宿と違い、ある程度は安心感がある


デメリット
●荷物がガッツリ増える
●テント設営&撤収の手間が掛かる
●天候にダイレクトに左右される
●飛び込み利用が可能か否か、地図上の情報のみではハッキリしないケースが多々ある



主にこんな感じでしょうか。

くっきりとメリット・デメリットが分れるキャンプ場泊…。

それでも、
安くて綺麗でルート上の利便性も良い、といった条件がガッチリ!と揃えば、
旅の宿泊手段のひとつに数えるのに充分魅力的なのではないかと思います。






次回は北海道に多く見られる究極の?ドミトリー…(笑)!
『ライダーハウス』泊について書いてみたいと思います★


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