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◆旅14日目◆
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AM4:51 起床
屈斜路湖・和琴キャンプ場
空は朝陽で、薄く、紅く、そして
どこまでも透明な色に包まれている。
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ものの数分でめまぐるしく変わる空。
うっとりと見惚れるほど綺麗…なのだ・が・?
忘れるなかれ。
ここは9月半ばの北海道。
少し震えてしまうほど、肌寒い…(^_^;)
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設営地点、別角度より。
キャンプ場・入口入ってすぐの場所でした。
奥は、数組のキャンパーが居た為。
昨夜はなるべく・独りになりたかったので。
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今までの野宿では、
アスファルト設営ばかりだったんですが、
やはり・芝生のサイトあってのテント泊★
快適さは、段違いです(^−^)
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そんな朝の空気の中……
ふと、相棒をみてみると??
ぐおお、めっちゃ結露してます。。。。

リアボックスも、シートも、メーターも、ミラーも・・・・・
朝露でびっしょり…
まあ、これはサッと拭いて、少し走ればすぐ乾く。
問題は・・・・・・
同じような状態のテント。。。。(^_^;)
しっかり乾かしてからでないと、収納不能。。。
さて、どうしたものか…
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そんなワケで、
外側が結露してグッショリ状態のテント。。。
ちょいと大変ですが
とりあえず・収納する準備からです。
1.テントをバラす。
2.タオルで、裏・表・隙間…まんべんなく拭く。
3.干す |
昨年の四国でも同じ状況が一度ありましたが・・・
朝一から撤収に思わぬ手間がかかりました。。。(笑)
写真、奥の丸太にてテント・干し中。。。
さて、ある程度乾いてくれるまで、しばらく・暇ですが。
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◆屈斜路湖〜和琴温泉・朝足湯◆
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暇なので、キャンプ場内をウロウロ徘徊。
管理施設前にて、みつけた謎の注意書き。
『 』が発生しています。
貴重品は車内に置かないようにしましょう。
『 』…って何(笑)????
空白がムッチャ気になります(笑)
これは・・・・
ボケろ!とフられてるようなもの。
ここでボケねば、関西人・失格(笑)!!!
・・・・てなワケで、ブログにて
AM7:07〜
大喜利風に、『 』の答えを募集してみた。
以下、すべて自分の回答のみでした…(笑)
7:11 台風12号
7:17 ゾンビ
7:27 イナゴの大群
8:01 玉突き事故
8:15 ドラキー
8:27 ゴブリン
〜
う〜む・・・・
いまいち・COOLなボケが浮かばず。不覚(笑)
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AM8:12
↑大喜利のお題の解を考えながら(笑)、
屈斜路湖・湖畔を散歩する。
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昨夜は真っ暗で、何も見えなかったんですが…
こういう湖だったんですなあ。
凪いでて、静かで、とても空気が良い。
マイナスイオンが全身を駆け巡る感じです。 |
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野営地より、徒歩・数分。
屈斜路湖畔キャンプ場。
何故か私が野営したトコとは別に、もう一ヵ所・
別のキャンプ場が至近距離にあったりするワケです。
こちらは、湖畔のサイト。
いつか再訪する機があれば、今度はこっちに泊まってみよかな?
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昨夜、湯浴みした和琴温泉。
こちらも、夜と朝では印象が大きく異なる。
藻みたいなヤツが一杯浮いてたりします(^_^;)
昨日はマッパで入浴したんですが、
今朝は足湯のみ浸かってみる。
相変わらず湯は川臭かった(笑)のですが、
寝覚めから予想以上に冷え込んでいた為、
凄く心地よかったです(^−^)
足の先から全身が温まる感じ★
入浴中のオッちゃんがひとり居られて、
しばらく談話。
足をチャプチャプしながら、まったり過ごす。
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AM8:56 撤収・完了
なんとかテントも在る程度乾き、
他の荷物と共に撤収完了★
すれ違った他のキャンパー数名の方に
軽く御挨拶し、出発★
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◆牛との邂逅◆
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AM9:18
国道243号を東へ走る。
その最中、幾つか牧場が点在しており、
これはその中のひとつ。
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でっかい牛くんが興味深そうにこちらをじっと見ていた。
かわええな〜(*^_^*)
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『なんじゃい?』
(笑)
1頭を眺めていたら、
もう1頭近づいてきた★
これ以上ない至近距離での牛との邂逅。
思わず、
『あ、こんにちわ』 と、
人語で挨拶してしまった(笑)
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牛さん、いっぱい。
ここのトコロ、牛を撮影する機会が非常に多い(笑)
有刺鉄線、痛くないのかな?
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AM9:47 弟子屈町・摩周
摩周湖に近い位置。
国道沿いのセイコーマートにて、朝食。
ここは、ご覧のようにイス&テーブルが店先にあり、
いつもより楽に朝食&作戦会議(笑)ができた★
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◆虹別〜緑旗、確保◆
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AM10:22
国道243号を、尚・東へ進む。
以下・4枚の写真は
同じタイミングで
同位置・別角度より、それぞれ撮影。
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ひとたび・町を離れると、
途端にご覧の様な何もないストレートな道路と化す。
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町から町へ・・・・
その間は、果てしなき荒野。
『さすらいの旅』を強く実感できるのは
こういう道路がもつ北海道ならではの魅力…
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前方の標識からすると、
標茶町・荻野・・・・という場所?
虹別という小さな町の手前辺りである。
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AM10:33 虹別
緑色のフラッグを求めてやってきた町である★
昨日の夕刻、本命の摩周湖のホクレンスタンドでまさかの売り切れ!
しかし、そこで仕入れた情報によると、
ここ・虹別には旗が生き残っているかもしれない…というコトだったのです。
例によって、
分りづらいですが、写真はスタンドの手前。
果たして、フラッグはまだ在るのか・・・・・??
緊張の一瞬。
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ホクレン虹別SS
うおおおおお!!!!
そこで眼に飛び込んできたのは!
フラッグあります!の看板(T_T)
この看板を目の当たりにするのは、
黄色を手に入れた5日前以来!!
遂に!
幻の3本目のフラッグ・ゲットか……!?
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セルフ給油したのち、店員さんに
「フラッグくださ〜い」
そして!!
道東の緑を無事、ゲット!!!!
かつて渡道した折は、通過ルートが偏っていた為、
お目にかかる事がなかった緑色。
そして、今回。
4種のフラッグの中でも、
売り切れが1〜2を争うほど多く、
入手難度が高かったのが、この緑色。
旗を持つ手が震えるほどの感動が・・・・(T_T)

早速、リアに装備!!
おお、これは…賑やかになってきた★★★
道南の黄
道北の青
道東の緑
手に入れたフラッグは3本目(^−^)
テンションMAX♪♪♪
さあ!これで残るフラッグは、『道央の黒』のみ!!
果たして、フルコンプは成るのか・・・!?!?
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『3本目』の入手にひとり歓喜していると、
どこからともなく、祭囃子が鳴り響き・・・・
なんと!
何故か、スタンドの向かいの建物から神輿が出てきた!!
しかも
神輿を担ぐ人達は、緑色のハッピを羽織っている??
これは・・・
我々の緑色ゲットを祝福してくれているに違いない(笑)??
※なんか、お祭りやってたみたいです。
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◆根室への道◆
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AM11:42
虹別を後にし、ふたたび243号を東へ猛進する。
網走〜根室を結ぶ国道243号・・・・
それは、通称・パイロット国道と呼ばれている。
かつて
パイロットファーム<試験農場>が数多く作られた界隈
である事が由来しているとか。
その道路は、
これまた気持ちの良い弾丸ストレートがどこまでも続く。
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牛横断注意 の標識。
レアですね(笑)
本州では、まずお目にかかれないのではないでしょうか?
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←標識の指示する道路。
牛がのんびり横断している光景は残念ながら確認できず。
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標識の通り、やはり牧場が多く点在していた★
これまで牛ばかり撮っていた感がありますが(笑)
やっぱり素通りできません。。
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エンジンを止めて眺めていると、
1頭と目が合った(笑)
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みんなのんびりお休み中。
邪魔しちゃ悪いかな(笑)?
しばらく眺めて、ふたたび走り始める。
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PM1:00
パイロット国道を東へ猛進し、根室市・突入!
市内入りしたとはいえ、まだまだ荒涼とした風景が
続く。
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荒野を、ただ走る。
爽快感・・・・そして、本能の赴くままに。
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まさに、
先に手にした旗の色と同じ。
緑色の大地が圧倒的な存在感と共に縦横に続く。
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緑の大平原に牧場がポツンとある。
なんともいえぬ素晴らしい光景。
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PM1:13
めちゃくちゃ気に入った道路のひとつ(笑)
こ・・・これは??
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まるでジェットコースター♪
あの坂を目指してアクセル全開で突っ込めば、
なんか天空に昇れるような錯覚さえ覚える。
拡大したら確認できる左手の距離表示。
139.5km・・・
これは、おそらく網走からここまでの距離と思しい。
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PM2:42
根室・市街地へ入る。
左手に開けた海。
水平線の彼方に、うっすらと見える島影・・・・・
あ・・・・
あれは。まさか・・・!?
北方領土…というヤツじゃあ…??
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PM3:27
ライダーハウス・インディアンサマーカンパニー。
ここは、ノサップ通商さんという海産物の直売所さんが
経営されているライハである。
夜、花咲蟹を振る舞って頂けるこのライハ・・・
宿泊は、¥1000/一泊
ただし、これは宿泊料金ではない。
こちらのライハさんの意向としては
あくまで、¥1000分の海産物<蟹>をご購入頂いた
人ならば、無料で泊めて差し上げます・・・・・
といったポリシーらしい。
なんか、素晴らしいですね(^−^)
そんなワケで、ここはある程度・早めの時間帯に
要・予約との事。
まだ早い時間ですが、
とりあえず・ご店主に御挨拶。
これで、今夜の寝床は確保・完了♪
さあ、これより 納沙布岬を目指しませう★
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◆そして最果てへ・・・◆
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PM3:40
根室市街地を突破し、更に東へ進む。
走る道路は、道道35号。
最東端へ続く道である。
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3日前に通った稚内へ続く106号同様、
こちらも最果て感・満点の道路です★
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まさに、荒野をゆく・・・・といった感じ。 |
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テンションは、本当にオロロンラインとよく
似ている。
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ゆくてにみえる一基の風車。
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絨毯を敷き詰めたような緑色。。。
その地平のさらに彼方にみえるのは・・・?
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北方領土・・・??
そのいずれかの島の山並・・・・!!
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PM4:17
小さな案内板に、『納沙布』の文字…!!
終点は近い?!
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◆納沙布岬◆
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PM4:20
納沙布岬の手前。
納沙布駐在所!
恐らく、日本で最東端の交番??
ここって、こち亀の両さんが第一話で
とばされた場所…(笑)??
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PM4:23 納沙布岬
ついにやってきたノサップ岬!!
一般人が到達し得る範囲内での・・・
日本最東端である♪
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吹きすさぶ最果ての風・・・
かつて訪れる事叶わなかった地に
足を踏みしめ、少しの間・放心・・・・。 |
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最果ての海・・・
その向こうには?
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あれは・・・?
国後島だろうか…?
北方領土の諸島のいずれかであるのは
まず、間違いない。 |
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なんというか・・・・
荒涼たる風景です。 |
分銅のような白い塔が孤独に佇む・・・。
ここは、納沙布岬灯台。
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空を大きく入れて、もう1枚。
あまり良い天気ではありませんが、
最果ての空気は全身で感じる事が
できました★
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灯台の傍らからも、
北方領土・・・国後島がよくみえる。。。
現在、我々があそこへ渡る術はない。
そう考えると、
この景色が妙に哀愁を帯びてくるような気がした・・・・ |
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北方領土を水平線に望みながら、
岬は、ただ・波しぶきを散らしていた。
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今、自分は最も東に居るのだな・・・・
そう思うと、本当に感慨深い。 |
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あれは…?
撃墜されたモビルアーマー・グラブロ(笑)!?
恐らく、難破したロシア船籍のなれの果てと思われる…。
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灯台・脇より。
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北方領土資料館…というヤツに入館。
閉館ギリギリだったようで、あまり時間がなく、
ゆっくりみる事は出来ず・・・・
何故か、撮影したのはヒグマの剥製の写真のみ(笑)
小熊ですが、
見て下さい・・・・・手の爪……。
まさに、一撃必殺…?
攻撃されたら、ひとたまりもないぜ…これ(汗)
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PM5:12
納沙布岬を後にし、
道道35号を北周りで、根室まで帰る事にする。
往路も素晴らしかったが、
復路もまた、圧倒的な最果て感です★
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西へ走る最中も、
北方領土の島影は、常にハッキリと視認できた。 |
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遮るものが何もない為、
風は本当に強く吹き抜けてゆく。
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そんな中を、力強く走る50cc。
原付のエネルギーをハンドル越しに
感じたような気がした。
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No Boy No Cry
進まなきゃ
勢いを増した向かい風の中を・・・・
We are living…
living in the Thirty
We still Fight…
Fighting in the Thirty
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◆RH・ISC◆
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PM6:05 根室・市街地
納沙布岬を制覇。
荒々しい大地の道路を突破し・・・・・
ライダーハウス・インディアンサマーカンパニーに
無事・帰還(^−^)b
おや、2階の窓から灯りが漏れている…
という事は??
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インディアンサマーカンンパニー・内部。
こちらは、2階。
寝室・兼・談話室。
過去、幾多の旅人達の写真で埋まっている。
そして、今夜はどうやら、2人のチャリダーさんと
同泊のようです♪
先の到着時の時点では、私ひとりだけだったので、ちょっと嬉しいですね(^−^)
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別角度より。
ストーブが北国を思わせる。。。
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天井には、かなり年季の入ったホクレンの旗が
並んでいた…
過去幾多の北海道の夏の匂いが。。。
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トイレは、外の離れにあります。
トイレットペーパーは、ご覧の事情により、
自前で用意する必要ありです・・・・(笑)
裏手にセイコマもありますんで、
緊急時<?>はそっちかな(笑)??
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PM6:19
2人のチャリダーさんに御挨拶し、
とりあえず、風呂に行く事にした。
ライハのおかみさんが、近場の銭湯を
紹介して下さる。
こちらは、周辺地図。
実に親切★
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PM7:19
風呂から戻ると・・・・・・
うおおおおお!!!!
お話の通り!!!
花咲ガニが用意されていたあああ(T_T)
宿泊者のお名前付きで、きちんと人数分用意してくれてます。
とっても可愛いカニさんマークは、なんと!手描きです。
しんみりと温かさが伝わります(*^_^*)
尚、この手描きのシート。
あまりに素敵だったので、レシート入れにきっちり保管して
お持ち帰りしました★

〜オマケ〜
カニ食い終わってから、
上手な食べ方の見本シートが置かれているのに気付く・・・(笑)
でもでも
おかみさん曰く、
『なかなか上手に食べられたんじゃない?』 との事♪
2人の同泊者とも、ちらほらお話し・・・・・
最果ての夜は、ゆっくりと過ぎてゆくのでした。
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さあ、カニ!食うぞう♪♪
ハサミでじょきじょきと甲羅を裁断し、
ぎっしり詰まった身をひとくち頬張ると・・・・・
うごろあ!?!?!?!
うままままま・・・・・
う、まいいいいいい((T_T))
ミソまでしっかり美味しく頂き尽くしました★
ホンマに美味かったです(^−^)
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