写真館2011


2011年
9月13日
帯広〜襟裳岬〜
新冠
※一部の画像はクリックで拡大・別窓表示できます★



◆旅16日目◆

AM6:27 起床
帯広 ビジネスホテル・ムサシ

朝日に照らさるカツゲン(笑)

このビジホ、朝食バイキング付き♪
7:00〜らしいので、しばらくまったりします(^−^)



AM8:38

朝食の時も、名古屋のCB400SF乗り・ぐっさんと
お会いし、少しお話する(^−^)★

そして、我々は一足お先に出発。
名残惜しいが、
お気をつけて★と互いの無事を祈りつつ、
今度こそお別れ。

再会できて本当に楽しかったです(^−^)






ビジネスホテル・ムサシ

前日のページでも触れたように、
出発時にサービスで500mlペットボトルの飲み物を
ひとつ持たせて下さった♪

帯広中心地という立地で、
朝食・スナック菓子(笑)・ペットボトル飲料サービス付き…
そして地下駐輪場完備で
¥3900/一泊

帯広に訪れた際には、是非また利用したいですねぇ(^−^)









◆国道236号、緑の大地をゆく◆



AM9:20
帯広を出発し、一路・国道236号を南下する。





今日もまた怪しい空模様ではあるが…?




朝もやの緑の大平原・・・・
実に幻想的。
思わず足を止めてしまう。






AM10:27 広尾郡大樹町

道の駅コスモール大樹

ひとりの地元のオッちゃんに話しかけられ、
しばし談話する。

ここから更に南下すれば、
国道336号というのに合流。
本日は、とりあえず襟裳岬を目指します★











黄金道路国道336号、突破せよ!◆


AM11:42

国道336号に合流し、しばらく走ると、
小さなパーキングがあり、案内表記がみえてきた・・・・・
『黄金道路』
太平洋を望む全長28kmほどのこの海岸線は、
周囲の山や断崖を切り開いて完成させるのに、
黄金を敷き詰めるほどの巨費が投じられたという道路である・・・。




小高いミニ展望台にのぼってみる。




相棒が何やら通行人の注目を浴びている??
『え?JOG??』 みたいな。。。(笑)





パーキング展望地にあった石碑。

黄・金・道・路

なんか、異様なインパクト。
12人の黄金聖闘士が待ち構えていそうな・・・(笑)



第一の宮・白羊宮がみえてきた(違!!

行く手に見えるのは、覆道 と呼ばれるトンネルのようなもの。
雪崩や落石・土砂崩れから道路を守る為にあるらしい。

断崖の道路・独特の、こういった風景が
この先・延々と続くワケです。




案内表示も補完しておく。
この場合の「えりも」は、岬ではなく市街の事と思われる。
第2の宮・金牛宮(笑)!

浜フンベ覆道 というらしい。
この内部↓〜 が、実に素晴らしい風景だった。









光と影、交錯す




覆道・内部を通過する。
パルテノン神殿のようなシャープな印象。

幾重にも連なる柱からさし込む陽・・・・




そして影。。。
アングルを変え、
また・タイミングを違えると、
同じ場所でも大きく趣きの異なる写真が撮れる。











もう何時間も走ってきたような気がする・・・
それでいて、まだ数分しか経っていないような…?

光と影…陰と陽が交互に襲うこの感覚・・・・

まさか・・・・
双子座・ジェミニの迷宮…(笑)!?
覆道の傍らより、
外側に出る事もできました。




大きくうねる荒波。
豪快な絶景の中、
時が微量・一瞬だけ針をとめた・・・・

そんな光景でした★









双児宮(笑) (浜フンベ覆道)をなんとか突破★

海岸線に連なる柱がすごく面白い風景でした。






↑※ロールオーバー効果付き↑
道路はグリグリとうねりながら、海沿いを走る。
小さな町が遠くにみえる。




向かう先の陸地は、巨大な靄に覆われて、独特の雰囲気。
天気はアレですが・・・(^_^;)
潮風が気持ち良い★

ただ、あまり長く居過ぎると、愛車の金属部に
影響が出そうで怖い。





PM12:04

フンベの滝 と呼ばれる名所らしい。
ここで、1台の単車・ライダーと出逢う。

この時は、軽く御挨拶する程度に留まるのだが・・・?
彼とはのちに、行く先々にて数回、逢い見える事となる。




更に進むと、行く手にみえてきたフンベ覆道。





彼方に漂う燐気…!?
鬼火??
この異様な小宇宙コスモ・・・!?
ここは・・・・巨蟹宮(笑)!?


そして、そこにさしかかった時・・・・
恐怖の光景を目の当たりにしてしまうのだった・・・・・・


覆道の手前の道路・・・・
なんか居る。
カラス・・・? 何やってん……
げ!!!

↓以下・・・・微グロ注意。





なんと・・・・・
数羽のカラスどもが、海鳥の死骸をついばんでいた…(゜o゜)
恐らく、車に轢かれた死骸を餌にしているのだろう・・・・
おぞましい光景でした。。。。(^_^;)

う〜む・・・
せっかく覆道が連続して連なる良い絵やのに・・・・
見事に台無しですなあ・・・(苦笑)





フンベ第一覆道

覆道はまだまだ連続して続く。。。










遠景だった靄に包まれた風景も、
走れば徐々に近づいてくる。
獅子宮、突破(笑)? 海沿いの荒々しくも素朴な風景は間断なく続く。




アングルを変え、距離を変え、
同じような写真ではあるが、ガシガシ撮ってしまう。。。

恐らく、多い時で1〜2分刻みでデジカメを取り出していた(笑)






↑※ロールオーバー効果付き↑
美幌橋。
小さな橋ではあるが、似たような景色が続くこういったエリア
では、場所を特定する重要な手掛かりとなる事がままある。




美幌覆道。
処女宮?
これまた、断崖を削り出して作られた豪快な道である。
美幌覆道・出口。
楽しげなレリーフが印象的だった。




ひとつ覆道を突破すれば、次の覆道がすぐにまた
口を開けて待っている・・・。




泉浜覆道。
天秤宮??
ここも魚のレリーフが彫ってあった。


海はすぐ傍に。



もう少し天気が良けりゃねェ・・・(笑)





ここも、覆道の途中・外に出る事が可能だった。
あの小さな岬を越えれば、
果たしてどんな景色がみえてくるのか・・・??
初めて通る道…というのは、面白さに尽きない。


ここでもまあ野宿できん事はないな…
などと、何となく考えてしまう(笑)

オリコマナイ覆道
天蠍宮(笑)?は変わった名前の覆道です。




その内部・通過途中、
図の様な空間があった。



車が数台はすれ違えるほどの広さ。
チェーンの着脱に関係するものだろうか…?



停車しているのは我々だけ。
なんとも幻想的な雰囲気。

内部は片側一車線。
石造りの覆道・・・なんかこの雰囲気は好きになった。




またひとつ、覆道・突破。
音調津覆道。
人馬宮??



モイケシ第一覆道。
磨羯宮?
12宮突破も近い・・・(笑)!?
覆道の出口からみえたのは、
白く靄のかかった岬。



付近の海岸は、
コンブ漁が盛んな様で、それらしい風景がそこかしこに。
相変わらず、
天気はすこぶる悪い・・・・(^_^;)




???覆道…。
拡大しても文字が読み取れませんでした・・・(笑)

11番目の宝瓶宮だろうか・・・?

ジャリが敷いてあるのは、多分・コンブを干したりする為のもの。




遠くには、これまで通ってきた黄金道路の軌跡。
覆道が海岸沿いをグリグリ進んでいるのがよく分る。
素朴ではあるが、良い景色。
思わず、足を止めてしまふ。




タニイソ トンネル。

工事中のトンネルが逆サイドにひとつありき。

双魚宮・・・・!?
のハズが…これではまるで双児宮(笑)!!

右か、左か・・・・・
ジェミニの幻影に惑わされるな(笑)!



逡巡の末、右を選択 (当たり前だ(笑)
襟裳岬の標識なども目立ち始める。
12宮?を突破し、黄金道路もいよいよ終わりが近いようだ。




 
これまでほぼ・ノンストップで走ってきた・・・・そんな中、
ふいに前の車列が停止している。

なんだ?

と思えば、どうやら前方のトンネルが図のような状態らしい。
作業中の為、最大10分・停止

どうやら、今から入るトンネルは、
えりも黄金トンネル
今年開通したばかりのトンネルで、
その延長・およそ・・・
4941m!!!
道内最大のトンネルらしい。

まだ内部で作業中の箇所があるらしく、
それで、幾分かの交通規制が敷かれているらしい。

まあ、のんびり行きましょうか。





そんなワケで、なんとか無事・えりも黄金トンネルを突破。

待たされた時間も、幸い大した事がなかった。



えりも黄金トンネル・出口付近にて。
金色の文字が神々しい!

久々に出くわした、まぎれもなく超・ロングクラスのトンネル。
普通ならスローランな原付にとって、恐怖そのもののハズであるが、
坑内は交通規制の為・流れがかなり緩やかだった為、
のほほんと走って抜ける事が出来たのは幸いだった。



PM1:15
北海道…そして黄金道路・最大のトンネルを抜け、
しばらく走ると、小さなパーキングがあったので停車。



すんごく良い景色!だったのですが、
やはり天気が良くないと、その魅力も半減でしょうか・・・(^_^;)?
小高い丘のようなビューポイントもあったので、
折角だったので少しのんびりしてみる。
何やら、すごい霧ですな。。。。



セルフで1枚撮ってみる(笑)
これまで辿ってきた道路が見えて壮観です★

更に、
拡大して頂ければ分り易いのですが、
海岸の方に使われなくなったトンネルらしきものが見えます。
黄金道路は、まだまだ拡張工事が各地で行われているらしい。

ともあれ、長かった黄金道路編、これにて終幕!





PM1:29

長かった黄金道路を突破し、襟裳岬を目指す。
写真は、道道34号。
ここを突破すれば、いよいよ襟裳岬である。










◆襟裳岬、ふたたび◆

PM1:54 襟裳岬・駐車場

なんとか襟裳岬へ辿り着く・・・も?







ここで急激に天侯が悪化・・・(^_^;)
霧と共に、無情に落つ大粒の雨・・・・






バイクはおろか、車も数えるほどしかいない。
まあ、そりゃこの悪天候ですからね。。。。

とりあえず、
メットにゴミ袋ガードを施し、お土産屋さんの軒下に
一時・避難。

雨は次第に強さを増してゆく。。。。





バイクは居ないか…と思ってたら、
1台おられました。
この悪天候の中・襟裳岬行きを強行した同志ですね(笑)

ちなみに、彼は黄金道路の途中・フンベの滝でも出逢っていて、
更に・この後も意外な場所で再会する事になるのだが、
とりあえずこの時は交流できず。。。




しばらく軒下で様子をみていたが、
天候が回復する様子もないので、意を決して
襟裳岬・探索を開始する。

降りしきる雨と、凄まじい濃霧・・・・
絶句しながらも(笑)、とりあえず歩を進める。




ようやく拝めた襟裳岬。
しかし、ご覧の有様・・・・(^_^;)





思ったよりは意外に突端の方まで見えました…が。
04年に訪れた際よりも、視界は悪い…というか悪過ぎ(笑)
日高山脈がそのまま岩礁となって海へ没する絶景!

悪天候・・・これもまた、ひとつの風景・風情…
そう割り切らざるを得ない(笑)





上下・レインスーツフル装備にて、
岬の先の先へと強引に行ってみる。
かつて関守日輪をマネて立った場所
今回は、猛烈に降りしきる雨に邪魔され?、
中途半端な1枚しか撮れず・・・・(^_^;)

更に、この一連の雨中・デジカメ使用・強行が
のちにとある悲劇をもたらす事になるのであった…。





岬〜駐車場へ戻る途中の道。

周囲360度・視界ゼロ!
足元さえも薄く霞むほどの濃霧・・・・
異様なインパクトある風景…。

まるで黄泉比良坂??

この世のものではない。
1歩・あの世に迷い込んでしまったような…??
幻想的な雰囲気でした。










霧に敗れ、雨に追われて・・・西へ◆


PM3:04

襟裳岬を後にし、
道道34号を北西へ向かう。

周囲は、やはり凄まじい濃霧・・・・。




交通量は決して多くなかったが、
この濃霧の中・・・
それでも走行中に神経を使わねばならない。

そ・し・て
この撮影を最後に、なんとデジカメが故障!!
電源が入らなくなる…といった緊急事態に・・・!?

恐らく、
襟裳岬にて、雨の中・無理矢理シャッターを
押し続けた結果と思われる・・・・orz

よってこの後しばらく、写真に関しては
ケータイのカメラのみの撮影を余儀なくされるのだった。



PM3:25 えりも町

襟裳岬周辺は、なんにもない道路ばかりでしたが、
ようやく小さな町のある辺りまで降りてきた。

えりも町。
コンビニにて一息つく。
相変わらず、デジカメは全く反応を示さない…。。。

そして、
降りしきる雨は
次第に次第に…その激しさを増してゆく。。。。


PM4:41 東浦河

国道235号を西へ爆走中。
北海道を生き物に例えるならば、
そのお腹の辺りを走っているワケですが・・・・・

ここにきて、
悪天候は更に凶悪に襲いかかるのだった…。

雨。
雨。
雨。
降りしきる雨。

その降雨量、今回の旅で間違いなくベスト3に入る
ほどの豪雨であります…(^_^;)

とりあえず、
本日の目的地・静内…新冠辺りを目指し様子をみながら
走るのだが・・・・?

デジカメは・・・相変わらず・応答なし。







◆新冠に沈没す◆

PM6:29 新冠
道の駅 サラブレッドロード新冠。

なんとか辿り着いた新冠町。
ここで更なる悲劇が・・・・

当初、今夜はここ新冠にあるライダーハウス…
04年にも利用したブルートレインにシケ込む
予定だったのだ・が?

ここに至る前・途中の時点で電話してみると、
「今年はやってません」 との事でしたorz

そんなワケで、
なんとか辿り着いた、この道の駅・・・・・・
雨は相変わらず・更に勢いを増して降り続ける…。






近くに別のライハもあるにはあるらしいのだが…?

焦燥感・絶望感を抱きながら、ぼんやりと新冠で雨宿り。

すると、
1台のバイクがやってくる。

なんと、本日・数度に渡って道中でお会いしたライダーさん。
我々と同じくこの雨によって予定を大きく狂わされた同志であった(笑)

道の駅・サラブレッドロード新冠にて、
不思議な縁で出逢ったライダーさん。

お話していて、ナンか意気投合してしまう(笑)

彼もまた、野宿を辞さない旅スタイルのようなので、

「これから移動すんの、もう面倒っすよね〜」
「そうっすね〜。ここって、ちなみに…(笑)?」

2人して辺りを物色。

屋根・・・・あり
トイレ・洗面所・・・・・あり
至近距離にコンビニ・・・・あり

顔を見合わせ、

「イケる…!!!???」

(笑)


…というワケで、
ここ新冠にて、ゲリラ野宿をする運びとなるのでした。。。








旅16日目は、再び道南へ。
帯広〜襟裳岬〜静内・新冠町…といったエリアを移動する1日でありました。

本日のメインは、
襟裳岬・・・そして、そこへ通ずる黄金道路。
これに尽きたと思います。

襟裳岬は前回渡道の折にも訪れていて、今回で2度目となるワケですが、
そこに至る道筋…東側より黄金道路を通過して至る…というのは
初めて通過するルートであり、想像以上に新鮮かつ斬新な道行きでありました。

海沿いの断崖を削り出して作られた豪快なルート。
天気さえよければ、かなり印象も違ったものになったに違いない…
そう思えば残念ではありますものの、
絶景に目を奪わるる事、非常に多く、
襟裳岬というチェックポイントと併せて
前日とは裏腹に、撮影枚数がハネ上がった1日でありました★

しかし。
1日の終わりが近づくタイミングにてまさかの緊急事態。
前途の通り、突如・デジカメが沈黙…!

雨中の撮影を強行し続けた結果、軽く故障してしまったようです…(^_^;)

一応・まだ旅は続く予定なのに、どうしたものやら…?
そんな中・・・・、激しさを増す雨、雨・・・・・
雨。
遂には宿にもあぶれ
本当の意味でのゲリラ野宿と相成り・・・・・
なかなかどうして
波乱に満ちた16日目……でありました。

 


→NEXT 9月14日

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