写真館2011


2011年
9月14日
新冠〜苫小牧〜
夕張〜札幌〜
積丹半島〜小樽港
※一部の画像はクリックで拡大・別窓表示できます★



◆旅17日目◆

AM5:00 起床
道の駅 サラブレッドロード新冠

デジカメが沈黙していた為、
昨夜はロクな写真も残せなかったが、
こうして夜が明けたなら、ケータイでも撮影可。、

というワケで、周囲の様子を記録しておく。

昨夜、偶然出逢ったライダーさんと共に野営したのは
道の駅・構内の巨大な軒下。

お陰で、降りしきる雨を完全に凌ぐ事が出来ました★



ちょいとボヤけておりますが・・・(^_^;)

こんな具合に、お互い・割と近くにテント張っておりました。
レインスーツとグローブは、可能な限り・乾かしておく!
これはもはや、常識(笑)?
早朝とはいえ、割と大勢の人が出入りしてますね。。。

比較的・大きな施設だったのが救い?だろうか。。。
とりあえず、早めに撤収・開始!






AM6:06 完全に撤収・完了。

御一緒したライダーさんも。
600cc?の珍しい単車に乗っておられた彼は
なんとFrom大阪!
しばし談笑。
そして





先に出発される…との事なのでお見送り。

昨夜は想定外の悪天候に凹んだラストでしたが、
この偶然の出会いのお陰で、楽しい夜でした(^−^)

お気をつけて!と手を振ると、
白い単車はあっという間に見えなくなった。

AM6:40

さて、さしあたっての問題は・・・・
故障した?デジカメ。

まだもう少しはキチンと写真も撮りたいので、
道中・大きな町があったら、少し勿体ないが安いヤツを
1個・新調しようか・・・・

そんな矢先・・・

奇跡がおきた。

ダメもとで、電源を入れてみる…と?

ポキュピポ!

なんと!!!
何事もなかったかのように、電源が入った(T_T)!!!


どうやら、軽いショートを起こしていただけらしく、
水分が飛んで復活したようだ。

ひとり、飛びあがって喜ぶ♪
なんなら、喜びのダンスを踊りたい気分だった(笑)


※尚、昨夜の一時的な故障の為か、
機器内部の日時表示がリセットされており、
それに気付くのが大幅に遅れた為、
ここから先・・・しばらくは、各地の正確な通過時間など
が分らぬ写真が割と多い。
よって、ケータイ画像などと被っていて確実に判明している時刻
のみ・表記しておく。




デジカメが奇跡の復活を果たした為、
とりあえず、昨夜の野営場所をも一度撮っておく。



この屋根、多目的ルームっぽい巨大な施設のものなんです。
で、昨夜は、その施設が完全に閉館するまで2人で待っていた…
というワケですね。

そんなワケで、準備も万全に整い、道の駅を後にするのでした★








◆新冠ブルートレイン◆

AM7:00
出発後、1分ほどで(笑)やってきたのは…

新冠のライダーハウス・ブルートレイン







先の道の駅の、すぐ隣に鎮座するこの青列車。
客車がライダーハウスになっているのです。







実は、本来ならば昨夜はここに泊まりたかったのです。

だがしかし。
昨日の夕方、襟裳方面からここへ来る最中、
空きがあるかどうか確認すべく、電話したトコロ…

『今年はやってません!すみません!』

ガチャ!!

とりつくシマもなく、お話する間もなく、
一方的に電話を切られてしまう・・・・・といった
憂き目に遭ったのだった・・・・(^_^;)







ここは、04年の旅において、
初めて・ライダーハウスというものを利用した…
思い入れのある施設だっただけに、←の出来事は
割とショッキングでした。。。(笑)


かつてお世話になった折は、
優しそうな御主人だったのですが・・・・

まあ、よくよく考えればライダーハウスというものは
決して民宿の類ではなく、ボランティアでもなんでもない。

シビアなハナシ、
施設を開けるも・閉めるも、
旅人を泊めるも・泊めぬも、
結局は、その主・次第・・・という事なんでしょうね。
まあ、それはそれで。
折角なので、まじまじと観察してみると。

確かに、
『今年は休業中』 の断り書き。
・・・・にも関わらず、先客が居た(笑)
↓拡大図



かなり立派な蜘蛛さんが・・・。

なるほど。
今年は彼の貸切りだったワケですな(笑)
納得。










◆サラブレッド・ロード◆


国道235号を西へ走る。

その途中、見渡す限りの牧場に遭遇。
そして・・・なんと、そこには?




馬が居た♪

言葉にすれば、
ああ、そうなの?で終わりそうですが(笑)
至近距離で、悠々と歩く馬を見て、かなり感激★







ここ・新冠周辺は、競走馬と縁の深い土地。

それにしても、近い★




目の前を横切る馬★
馬って、本当に美しい動物ですよね(^−^) 原付と競争したら、どっちが速いかな(笑)?




まるで昨夜の雨がウソのように天気も回復し、
気分も爽快♪

のんびりと馬の姿を堪能するのであった。









◆苫小牧・ふたたび〜黒旗を追って・・・◆


AM8:58
国道235号を更に西へ進み・・・・

苫小牧市に再突入★
ちょうど1週間前・・・、
豪雨の中を強行突破したのが嘘のようですね(笑)




苫小牧市内入りして間もないタイミングで、
なんと!
キタキツネに遭遇★★

ちょっと意表を突かれたので
カメラを取り出すタイミングを誤り、
残念ながら・後ろ姿のみ・・・







AM9:30 苫小牧市・市街地

コンビニで小休止。
レシートで確認すると、
苫小牧市拓勇東町・・・という辺り。

やはり、キチンとレシートとっておくと、
エリア・正確な位置情報・通過時刻・
そして、買った品物などが手に取るように分かって
面白い(笑)

ちなみに、この時は
ローソン苫小牧明野南通店さんで
ジョージアの缶コーヒーを1つ購入した模様(笑)





休憩を挟みつつ、
今度は、国道234号へ合流・一路、北を目指す。

写真は、その途中の様子。
1週間前に通った千歳も程近い位置である。
道内を大雑把にではあるが1周してきたんやなあ…と
なんとなく実感。



何故、ここで再び・北上するのか・・・・
それは、
ズバリ!
ホクレンフラッグ・最後の色…
『道央の黒』を奪取せんが為!である★

3色の旗をなびかせ、最後の旗を求めてひた走る♪

それにしても、良い天気(^−^)
そして、ここもまた・実に良い『道』ですね♪







長沼〜フラッグ、確保
ホクレンフラッグ・コンプリート

AM10:40

更に国道234号を北上。
セイコマでひと休み。

ここは、苫小牧より少し北西に位置する安平というエリア。

やすひら…ではなく、『あびら』 と読みます。
ケンシロウに秘孔 突かれた雑魚キャラの断末魔のような響き(笑)?

「あ・・・・あびらっ!?」

※安平の人、ごめんなさい。





パッと見・何の写真だか分らないしょうね。
いや、私も最初・分りませんでした(笑)

帰宅して写真を整理していて、「??」となった1枚。

いったい何が撮りたかったんや…(笑)?

で。
注意深くよくよく見てみれば、
『由仁の湯』、
『札幌ゴルフ倶楽部・由仁コース』、といった宣伝の看板が
散見できる事に気付く。

どうやら、『由仁』という小さな町を通過した、その
地理的データをそれとなく残そうとしたアト?らしい(笑)








・・・というワケで、
由仁の辺りで国道を一旦・逸れる。

道道3号という道路に入って西へ進み・・・
やってきたのは、夕張郡・長沼町……。


そう。
前途の通り、ホクレンフラッグ・最後の色・・・・
『道央の黒』 が、辛うじて売り切れず・生き残ってそうな
ホクレンのGSがある小さな町が、ここである★

ここでもし、売り切れ…というコトになれば、
更に北へ向かわねばならなくなり、
大幅に予定も変化するワケで・・・。

出来れば、何としても!
ここ・長沼にてホクレンフラッグのコンプリートを
達成しておきたい!

ドキドキ・ワクワク・冷や汗ものの緊張感を抱き、
祈るような心境で、恐る恐る・目的のスタンドを探す・・・・

そして・・・?


ホクレン長沼

お馴染みの黄色い屋根と看板・・・・・

その下に輝くのは・・・・!?!?!?!




フラッグ好評発売中

うおおおおお!!!!
あったあぁぁぁ〜〜〜!!!!!!

思わず、ひとり・ガッツポーズをとっていた(笑)
さっそく給油。
そして!

「フラッグありますか?」

『あ、はいはい。ありますよ』

「うおおおお!!!揃ったああああ!!!!」

誇張表現・一切なしに、マジで絶叫(笑)!
店員さんが唖然とするのも構わず
飛びあがって大喜びしてしまいました(笑)


かくして、
ホクレンフラッグ・最後の1本!
道央エリアを象徴する、『黒』 を、ゲット!!!




旗は持っているだけじゃ効果はない。
手に入れたら、忘れずに装備するんだぜ(笑)

というワケで、
さっそく・リアに装備します★★★★

道南の黄
道北の青

道東の緑

道央の黒


記録時間、AM11:45
かつて成し遂げられなかった・・・・・
長年の悲願だった・・・・

ホクレン S・S・Hセーフティーサマー北海道 2011
4色フラッグ・収集ミッション・・・

今、ここに完遂コンプリート!!!!


思えば、それは決して平坦な道のりではなかった・・・・

今回は、旅した時期が遅かった上、フラッグの売れ行きも例年以上に
好調だったようで、ゆく先々のスタンドで売り切れ御礼の嵐。。。

そんな中、諦めきれぬ想いを胸に…
ネットで常に情報をチェックし、
ルートを吟味し、
雨の中、風の中、嵐の中を掻い潜り・・・・・・
遂に4色揃った瞬間が、この時!!

本当に目頭が熱くなった瞬間・・・・・

感・無・量……でした(T_T)





旗を取り付けたり、写真を撮ったりしていると、
2台の単車が後からやってきた。

彼らもフラッグを求めて訪れた様子。
ちゃんと彼ら・2人分残ってるかな…
ちょっと心配しながら様子をみていると、
どうやら・無事ゲットできたようです(^−^)
よかった★


・・・・っと?
あれ?あれれ?
どこかでお会いしま…??

あ〜〜〜!!!!!



HONDA CB400SF
YAMAHA ルネッサ

これらを駆り、訪れたお2人のライダーさん。

実はなんと!
彼ら2人とは3日前に、
『ホクレン虹別スタンド』にて出逢っていたのです。

その時は、
お互い・緑色のフラッグを入手し、
『いや〜、在ってよかったですねェ』 などと
軽く挨拶を交わして別れたのですが・・・・

ここで、まさかの再会★

そして、今回もお互い無事・黒のフラッグを手に入れ、
3人・ともに最高の笑顔(^−^)♪






折角なので、記念撮影させて頂きました(^−^)★

ポーズは何となくノリで(笑)

一緒に写って下さったのは、
SF乗りの方。
ルネッサの方とはご友人同士で、関東方面から来られて
今日辺り・帰路に着かれるとのコト。

しばしワイワイガヤガヤ、
スタンドの脇で談笑している・・・・・と?
スタンドの店主?のオジさんがやってきて、

「これ、あげるよ。よかったらどうぞ★」

なんと!
なんと!
2007年・2010年のフラッグを我々・ひとりひとりに
タダでプレゼントして下さいました(T_T)

な…なんて…粋な計らいだろうか・・・・。

ホクレン長沼の皆さん、
お心遣い、本当に嬉しかったです。
ありがとうございました★

近くに寄った時は、必ずまた給油しに来ます!必ず!!





帰宅後撮影。
2010年、2008年のそれぞれのデザイン。

2010年のオレンジ色というのは、ちょっと珍しいパターンですね。
我々・3人は本当にラッキーだった。

それぞれがフラッグを手にしたのち…
例の看板が・・・

「好評発売中」 から 「完売しました」 に変わっていた。

自分のもそうやけど、
後から来たお2人の分もちゃんとあって、
ホントに良かったです。


そんなこんなで、
2人のライダーに別れを告げ、
スタンドの店員さんに厚くお礼申しあげ・・・・

長沼を出発するのであった・・・・。










◆4本の旗に祝杯を・・・◆

無事、黒フラッグを手に入れ、
道道3号を西へ走る。







ここも特に景観が良い…というワケでもないが、
スラリと地平へ伸びる、走っていてすごく気持ちの良い道路★






PM12:57 長沼町西

道道3号〜国道274号へ合流する地点。
ローソン長沼千歳橋店さんにて。

ひとり・4種のフラッグ収集ミッション達成の
祝杯をあげるのだった…(笑)

カ・ツ・ゲ・ン <乾杯の意> (笑)!



ここに至るまで、
ソフトクリーム関係は食べたくとも、食べられない?状態だった。
・・・というのも、
全身生身で走り続けると、道中・身体が冷えてしまい、
こういったアイス関係はなかなか口にするのを
ためらってしまうワケだ。

しかし、この時はご覧のように天気もよく、
停車していると、久しぶりにやや暑いぐらいでありました。


そんなワケで、そのローソンの真隣に…
アイスクリーム屋さんがあったので、思わず飛び付く。

ブルーシール というお店。

ベニいもソフトを注文。
美味しかったです(^−^)








小樽、凱旋◆


PM2:23 札幌市内

国道274号を西へ走り、
1週間ぶりに札幌市内入り。

これより、小樽を目指します。
その前に、コンビニで小休止。




PM3:18 小樽市桜町

札幌を横断するように突破し、
走る国道5号。
遂に小樽市に入ってしばらく来た辺り。

セイコーマートで小休止。

湾を挟んで向こう側にみえるのは・・・
小樽の港。

北海道〜京都府・舞鶴のフェリーの船着き場でもある。
それの意味するところ・・・・

そう、この旅もそろそろ終わりが近づいているのである。

静かな潮風の中、
道内・最後の経由地となるであろう港町を目前にし、
少し名残惜しむかのように海を眺めるひとときでした。




既に、西日が傾きかけている。
ここから小樽は目と鼻の先。

さあ、これからどうします?




PM3:43 小樽フェリーターミナル

小樽市街地を抜け、
遂に・・・・小樽港。
フェリーターミナルへとやってきた。


ターミナルビルの形がフランスの凱旋門のようだ。

・・・そう。
例え乗る原付は変わろうとも、先代BJ・その魂と共に
7年前ぶりに我々は凱旋したのだ。。。

電光が走るように押し寄せる様々な想いを胸に…
ターミナルビルへ。

あ・・・・でもでも。
ちなみに、今回もアポなし・予約なしです(笑)

今夜未明に出港する舞鶴行きの便に乗れる保証は
まだないワケで・・・(笑)










◆積丹半島への挑戦◆

先の小樽港にて、無事・今夜の舞鶴行きのチケットを
「予約」という形で確保!

だがしかし、船の出港予定時刻は…今夜23:30。
ターミナルにチェックインする時間は、その1時間前の
22:30!
まだまだ大分時間があります。

・・・・・というワケで、
ちょっと厳しいかもしれないが、積丹半島弾丸ツーリングを
敢行する事に決める!





PM4:43 余市町

というワケで、小樽から国道5号を更に西へ進み・・・
写真の現在地は国道229号上の余市という町。
特徴的なあの岬は、シリパ岬というらしい。


そしてこれから目指すのは…
積丹半島・随一の絶景ポイント・・・

神威岬!

そこは、04年・・・・かつて訪れた際
強風のため岬突端を見物する事が叶わなかった
因縁の?地である!

その目的地まで、ここから更に4〜50km前後。
既に夕陽が沈みかけている…が、
果たして間に合うのか!?




7年ぶりに走る積丹半島の海岸線。
道中、おぼろげな記憶に残る風景・・・・
そして、7年の月日の中で変わりゆく風景もまた多くあり。

ここは、その中でも最も大きな変化があった地点。




国道229号は岬が連続して続く道路へと変化する。
写真は地点的には、ワッカケ岬と滝ノ潤ノ岬の間の辺り。






↑※ロールオーバー効果付き↑

↑※ロールオーバー効果付き↑
風が強く吹き、ホクレンフラッグが大きくはためく。

かつて訪れた際には、何もないただの道路だったが、
現在はご覧のように、パーキングエリアが整備されていた。

そう。
ここは、ちょっとしたビューポイントであり・・・・



ローソク岩 というのが遠く水平線に拝める位置なのです。
7年前は、強引に道路の脇に停車し、
周囲に注意しながら写真を撮ったのだが、
今回はまったりと拝むコトができました(^−^)



海にひっそりとたたずむローソク岩。
奇岩が多く存在するここ・積丹半島。
その中でも、特に珍奇な存在?である。
独特の雰囲気。



もっとのんびりと景色を楽しみたいのは山々ですが…
ご覧のように、既に陽は沈みかけている・・・・

小休止ののち。
再びエンジンをかけるのだった。



積丹半島の海岸線をゆく国道229号・・・
それは、先の黄金道路ほどではないにしろ、
これまた断崖を削り出した荒々しい道路が続く。

当然、写真のようなトンネルが数多く、その行く手に
立ち塞がっている。

しかも、
いずれも原付通基準(笑)で、
ミドルクラス<強>〜ロングクラスに相当する
長いトンネルばかりである。





虹色に輝く空と海・・・・・

ひとつ岬を越えれば、更に次の岬が遠景として見えてくる…

急ぐ道中ではありながらも、
良い景色に出逢えたならば、足を止めぬワケには参りません★

景色を愛でる心・・・
それを忘れたら、ただの移動になり果ててしまう。

それに気付くのに、俺達は7年もかかったのだろうか…?
・・・なんて、感慨にふけってみる(笑)
PM5:15 古平町

西へ、西へと向かっているのが幸いし
太陽はまだギリギリ我々のゆく道を照らしてくれている。

現在地は、古平町。
写真奥に見えるのは、厚苫岬。
だいぶ半島の奥までやってきてはいるのだが?

だがしかし、残された時間は、ほんの僅か!
神威岬へ・・・進む!



PM5:36 野塚町

現在地は、積丹半島の中の更に小さな半島・・・
積丹半島の位置内でいうところの、
積丹岬がある半島の根元辺り・・・。

少々ややこしいが、まあそういったエリアにまで達した。
目的地・神威岬まで、10km前後といったトコロ。

・・・・と、ここで、遂に!
その目的地・神威岬の面影を垣間見た!!

彼方にみえる小さな岬・・・・・
あれは・・・・ひょっとして!?
更にその先の水平線上…!!

よ〜〜く、目を凝らしてみると!
なんと、そこには・・・・!?!?!





神威岬と神威岩!?

神威岬の先端に位置する、奇岩の姿が
水平線上の彼方に蜃気楼のように
うっすらと見えたではないか!

04年当時、現地まで行きながら・不運によって
近くで見る事が叶わなかった絶景ポイントである。

もう既に陽はほとんど没しているのだが、
とりあえず、行ってみる事にする。







ちなみに、現在の位置関係はこんな感じ。
目的の神威岬の前に、大小・無数の岬が点在している。

←写真で、手前にみえる岬は、
恐らく武威岬というヤツと思われる。


ちょっと分り難いが、後日・位置関係を調べまくった結果、
多分、こういう感じだったのだと思う。

武威岬と、それを通り越して遥か彼方に神威岬が
キチンと見えていたのだ。

まあそんなこんなで・・・・
とりあえず、時間も残り少ない。
とにかく急ぐ!






















↑写真以降・・・・。

しばらくは、デジカメ写真もケータイ写真も・・・・
そして、ブログ記事さえも残っていない。

推定時刻・PM5:55
夕闇迫る最後の山道などを突破した我々は、
なんとか目的地・神威岬の入口まで至る事には成功!

だがしかし。
だがしかし。

なんたる運命の悪戯か・・・・・

無情にも、神威岬のゲートは到着した直後、
閉鎖時刻となってしまったのだった・・・・・(T_T) orz

そして更に・・・
ゲートの管理人のオッちゃんとお話していて、
とある恐ろしい事実に気付かされる。


この辺りのお話は、いずれ旅日記にて極めて詳細に渡って
書き記したいと思います。


とりあえず、
残念ながら・7年越しの悲願のひとつであった、
神威岬・突端制覇は、またしても幻となり・・・・

失意のうちに、元来た道を小樽まで引き返す事となるのだが・・・・・?
















PM6:16 野塚町

神威岬を後にし、
先程、神威岩を遠くにみる事ができた辺り・・・
野塚町の辺りまで戻ってきた。

トップスピードをキープして、僅か10数分にて
ここまで急いで来たのにはワケがある。

実は、
小樽辺りからこの積丹半島に入った辺りまで…
給油タイミングを逸していて、
相棒のガソリン残量が、割とピンチに陥っていたのである…


神威岬のゲートに居たオッちゃんに
この時間帯でも給油可能な最寄りのGSを聞いてみると
この野塚町にあるという。

で、
やっと辿り着いたのが、写真のGS。
給油装置?は、なんと・写真の2機のみ。
スタンド…というよりは、簡易給油所…といった感じですね(笑)

向かいの雑貨商店の方が管理・運営しているらしく、
声をかけたら、給油して下さいました(^−^)

長くなりましたが・・・(笑)
なんとかガス欠の危機だけは乗り切った絵…です。

※ちなみに、ここも7年前にジャストな位置を通過していたりする。





PM6:30 位置詳細・不明

とうとう、完全に日没。
積丹半島・・・日没後は想像以上に暗く、
明るい時間帯に景観を楽しみながらゆったりと走れた
道路も、神経を集中して走らざるを得ない危険な道に
早変わり・・・・・

暗闇と、並走車両と、
そして、とある別の恐怖要素?と闘いながら・・・・・

小樽を目指す。













◆小樽〜離道のとき◆

PM8:00〜 小樽運河

漆黒の積丹半島を辛うじて脱出し・・・・
ふたたび、小樽の町へ戻ってきた。







フェリーターミナルにも程近い、ここ・小樽運河。
ご覧のように夜はライトアップされている。
運河が黄金色に輝き、素晴らしく綺麗(^−^)★






ただ、カメラを使いこなせぬ素人の私には
「夜景」はなかなかビシッ!と撮れませんね…(^_^;)

あと、
このテの大観光地は・・・・
観光客がごった返していて、興をそがれる時がままある。

この小樽運河もまた同様。
この一番の撮影ポイントで、たった1枚・この写真を
撮るだけで、すごく大変でありました。。。(^_^;)

04年撮影時は、日没前。
同じ場所でも、異なる時間帯に訪れると、
やはり、それぞれ趣が異なり、実に面白いですね★





こちらは、
運河の西側。逆サイド。
人ごみに溢れる反対側と違って、
こちらは割と静か。
穴場?かもしれない(笑)

遠くにボンヤリと街灯が輝き、良い風情です★



PM9:00

積丹半島往復の移動に時間を割いていた為、
当然・晩御飯もまだ食べてなかった・・・。

小樽運河を見物し、
付近の倉庫街などを探したが、生憎・食事処は
そのほとんどが既に閉店していた。。。(^_^;)

で、
大通りに出て、見つけたのが、おすし屋さん。
すしざんまい というお店。

店外でチラシを配っていたので、何となく入ってしまう。
もちろん、看板のお値段をしっかり確認した上で(笑)

一応・『回らない寿司』ではあるものの、
そこそこ良心的な値段設定だったし、
まあ一応・北海道最後の夜…というコトで奮発。

写真は、食べたメニューのひとつ
上ちらし丼

疲れた身体に沁み渡るほど美味かったです(^−^)








新日本海フェリーはまなす、出港
さよなら北海道

PM10:00 小樽フェリーターミナル

食事を済ませ、
付近のセイコマで船内用の軽食類や暇つぶし用の
マンガなどを買い込み、船着き場に戻ってきた。

駐輪場には、近畿ナンバーの単車が多く並んでいる。




受付を済ませ、乗船券を受け取る。

船室はまったり過ごすべく・今回も奮発?して、
「S寝台」を選択。

新日本海フェリー・小樽〜舞鶴
S寝台・大人1名…¥15500
原動機付自転車…¥6500

計・¥22000

さあ、これでもう後戻りはできない。
北海道との別れのときである。




PM10:30

乗船時刻となったので、指定場所へと移動する。
背後にみえるのが、今から乗る 「はまなす」





前回は「あかしあ」という船だったが、
今回はその姉妹船・「はまなす」。

夜の港に、圧倒的な存在感と共にズン…!と停泊している船。
旅情を感じずにはいられない。
2輪車の乗船待機場所にて。
3列ほどになって、並んで乗船の時を待つ。

フェリーに乗り込む車両には、乗船順序といったものが
定められており、2輪車の類は、その中でも最も早いタイミングで
乗り込む事ができる。

2輪車&自転車→普通乗用車→大型トラック等・・・・
といった順番だったと思う。
だがしかし。
降りる時は、この順序が逆転。
2輪車は一番最後になるワケだ。





少々ヒマを持て余してきたので、
ふと天を見上げれば、月がまん丸に昇っていた。





既に、多くの単車が今か今かと乗船の時を待っていた。
いずれの単車も、北海道の各地を走り倒してきた猛者達で
あるに違いない・・・・。


しかし…
定刻になっても、なかなかGOサインが出ない…??

どうやら、貨物の積み下ろし?に手間取っているらしく、
結構な時間・待たされる。。。(^_^;)

あと・原付スクーターは、残念ながら私ひとりでした(笑)
PM11:24 乗船

やっとこさ、船内に入るコトができた。

リアの積荷は全て降ろすように指示されたので、
これより全てを降ろして奥の網棚に置いておきます。

※さすがにボルトで固定しているリアボックスはそのままで
 良いみたいでした(笑)

あと、センタースタンドではなく、サイドスタンドで
停車しておくようにも言われたのは意外でした。




PM11:37

船室に落ち着く。

S寝台というクラス。
棚とベッドとシーツ・毛布・枕付き。
照明は、やや頼りなく・ぼんやりと薄暗い。

そして一応、個室っちゃ個室なんですが、
通路とはカーテン1枚で隔てているだけ。

まあ、雑魚寝のタコ部屋や相部屋寝台よりは
まったり過ごす事ができますね(^−^)
先に述べたようにどうやら、貨物の積み下ろしで多少モタついている
らしく、出港時刻が30分ほど延びたようだ。

とりあえず、荷物を部屋に置き、甲板に上がってみる。

小樽の街並みに、しばし別れを告げます。




午前0:00 出港

30分押しで、ようやく小樽港を出港。
小樽の美しい街の光が、ゆっくり・徐々に遠ざかってゆく・・・・




中央の赤い光点は、海に浮いてるブイです。
ゆっくりと明滅するその光を眺めていると、
様々な想いが胸を駆け巡る・・・


そして、その背後…彼方には、数時間前に決死の思い?で
走りぬけてきた積丹半島の町の光もみえてきた。。。



あっという間に、街の灯りは遠ざかる。
あっという間に、北海道の大地は遠くなる。

もうほとんど、その光は感じられない。

あとは、ただ闇。
暗い海が延々と続く。

かくして、約10日間に渡り滞在した北海道と、しばしの別れと
相成ったのでした。






旅17日目は、いよいよ北海道・滞在最終日。

最終日にも関わらず・野宿明けからの出発…というのも、
予期せぬ出来事ではありましたが…
まあ、私の旅スタイルに相応しいといえばそうかもしれません(笑)


前半は新冠から、苫小牧を経由して再び道央を目指す道行き。

朝、出発した時点では、特にこの日を道内最終日…!と定めていた
ワケでもないのですが・・・
遂に、道央のホクレンフラッグを入手!
悲願だったフラッグ・フルコンプに成功した瞬間・・・・
ああ、今回の旅はもう終わる…

直感的に、なんとなく自分の中でそう感じ、
自然と小樽に足が向いてしまったワケです。

そして、後半。
これまた7年ぶりの悲願だった、神威岬・突端制覇…というイベントに
乗り出したワケですが・・・・・
小樽に至った時点で中途半端な時間帯だったのが災い?し、
神威岬は時間切れで見物ならず。
ひとつ宿題ができてしまいました(笑)

そんなこんなで、日付変更と同時に乗り込んだ船は出港。
北海道と遂にお別れと相成りました。


あと、この日の移動距離が、意図せず
自己最長記録となる340kmという数字を叩きだした事を追記しておきます。
我ながらよく走ったなあ・・・(笑)


翌日〜は、いよいよこの写真館も最終章。
長い船上の模様〜
京都府舞鶴〜自宅・大阪への帰路の模様を続けて
ご覧に入れようと思います(^−^)


→NEXT 9月15日

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