原付通'2010 VVV遍路September〜旅日記

9月21日



淡路島
兵庫県・淡路市〜洲本市〜南淡路市〜
鳴門海峡
-たこフェリー-
明石港〜神戸市〜大阪


※地図素材 著作権:白い地図工房

vol.1 紫の空

vol.2 逆襲の淡路島

vol.3 対岸に徳島県

vol.4 望楼の鳴門海峡

vol.5 悠久の楽土・四国よ…さらば!

vol.6 デジャヴ〜淡路SSL〜名も知らぬ海辺

vol.7 エリア49J-1 野島断層

vol.8 デジャヴ〜灯台

vol.9 穴子君の超必、ガード不能(笑)!

vol.10 最後のシま

vol.11 帰路につく

vol.12 黄昏の鉄巨人

vol.13 Double Right Turn

vol.14 包囲網を突破せよ…!?

vol.15 そして大阪へ…

vol.16 ただい、ま

天気:晴れ時々曇り


 

vol.1
紫の空BURN

↑top↑


AM 5:30〜 

夜明けて…昨年の旅においても野営した道の駅・あわじ

目が覚めて、テントの外に出てみる…と?


↑※ロールオーバー効果付き↑


何やら、空が紫色に輝き、異様な雰囲気を醸し出している…(笑)

明石海峡大橋
からは相変わらず、通過する車のゴゴゴン・ゴゴゴン…!という音が

響いてくる。



今回の設営地点は昨年野営したポイントに程近い場所に位置しており、



橋のシルエットが背後に豪快に映える場所…ではあるものの。。。

まだまだ真っ暗で、これといった写真が撮れません…(^_^;)

…というワケで、撤収前にいつも通り・洗顔・歯磨き等を施設の洗面所にてサクッと済ませる。

〜〜

AM 6:00〜 


分明るくなってきたトコロで、撤収完了



昨年もかなりお世話になりまくった施設周辺にて、しばらくまったりくつろぎながら、

本日の予定を練ります。

しかし、夜明け前の紫色の空は一体なんだったんだ…(笑)?


尚、昨年ここで見つけて笑い転げたポルナレフのパロディ看板(笑)は残念ながら見当たらず…。

撤去されちゃったのかな?




淡路島アレフガルド・周辺へと舞台を移した為、そのエリアの地図を広げて、しばしルートを考える。

旅の最終日が静かに幕を開ようとしていた…。






2010/9/21(火) 午前 5:35
2010/9/21(火) 午前 6:18 ※ブログに連結



 

 

vol.2
★ 逆襲の淡路島 ★

↑top↑


AM 7:00〜 

動・開始★

島内で最初に向かうのは…勿論!

対岸に四国・徳島県を望む、鳴門海峡…!!その手前の道の駅・うずしおです★

島の南端部に位置する為・そこそこ大変ですが、まあ頑張って参りましょうか★




道中のコンビニで朝食休憩など挟みつつ、

走る道は…昨年同様・国道28号を南下するルートをとる事にする。

島の北部では、東側の海岸線を走り、中南部以南からは急速に海側を離れ、

道なりに進めば、やがて鳴門海峡周辺へ至る…といった、淡路島を縦断するメインルートである。


その国道に沿って進めば、当然ながら・案内標識に『徳島 60km』とか出てくるワケで。。。

ナンか無意味にテンション上がりますねぇ(笑)♪






つて通った道筋をそっくりそのまま再び辿る・国道28号…。

その道中には、当然ながら・昨年出会い、未だ記憶に新しい?景色が次々と目前に展開していきます★



↑そのひとつ。海沿いのベンチ

足元を調べたら、『ちいさなメダル』とか落ちてそうですねぇ(笑)


お天気
も四国滞在時のような快晴とはいかぬまでも、今のトコロ・大丈夫っぽい!

さあ、張り切って南下しましょうか★





2010/9/21(火) 午前 8:04 ※ブログに連結





 

 

 

vol.3
★ 対岸に徳島県 ★

↑top↑



を縦断する国道28号を南下し、県道25号というのに合流…!

しばらく進むと、海側に出る。そして…!

AM 9:00〜 


↑※ロールオーバー効果付き↑

とある地点にて、対岸に徳島県鳴門市が垣間見える場所に遭遇♪

ルートは昨年と全く同じハズなのだが、はて…こんなビューポイントあったかな…?

恐らく、あったのでしょう。

昨年気付かなかった理由としては…

日没間近という時間帯の強行軍だった為、先を急ぐ中で道中のんびり立ち止まるゆとりが

なかったからに、他ならないだろう。。。



まあ、大して良い景色の場所ではないのですが、

数日前まで対岸をウロウロしていた身としては、ナンかグッとくるモノがあって思わず立ち止まって

しまいました(^−^)


〜〜

に、県道を海側に向かって進みます。


遂に、島の南端付近…エリア・鳴門海峡へ到達★

とりあえず、昨年も立ち寄った
道の駅うずしおを目指します♪









 

 

vol.4
望楼の鳴門海峡 ★

↑top↑



AM 9:10〜 

ってたよりも、早い時間帯に目的地・鳴門海峡へと到達★



↑※ロールオーバー効果付き↑



道の駅・うずしおに入る。


昨年…対岸にまだ見ぬ未踏の大地・四国の影を見出し、感動に打ち震えた…

ここが、まさのその場所である★






前回・来訪時と程近い場所にて写真を撮ったのち、

昨年は時間的都合もあり、のんびり出来なかった道の駅内部を偵察。

すると?



対岸の徳島県鳴門市が更に手近に見えるポイントを発見♪

竜王の城を眺めるような気分ですなあ…(笑)★



先日まで周遊していた四国が、今は海を隔てた対岸に霞んでいる…

そう思えば思うほどに、感慨深い。


思えば、ここは…兵庫県と徳島県の境界サカイメ…。

よくよく考えれば、

地元大阪の隣の隣そこは既に四国……なのだな。

ふと、そんな事を思う。


かつての令制区分でいふ・摂津国〜淡路国と阿波国…


遠いようで近い。

近いかもしれないが、ちょい遠い……。


旅は遠くを目指すもの…、これまでは漠然とそんな風に思ってきた。


そう単純なものではないかもしれない。


遠い山を越えるのも旅。

遠くを見つめて近くを走るのも旅。


1週間の旅…半日の旅…

一生の……旅。

すべてはひとつ。


ひとつ…なんだろうか?

αであり、Ωである…みたいな?

う〜む…わからんっ!





風の音を聴きながら、海の向こうの四国の面影を眺めるうちに

なにやら今回の旅の総括がそこに見え隠れしたような気がして、

ふと、可笑しいような、懐かしいような、寂しいような……

上手く説明し難き不思議な気分になったのを、今でも覚えている。







2010/9/21(火) 午前 9:34 ※ブログに連結










 

vol.5
★ 悠久の楽土・四国よ…さらば!★

↑top↑



の駅の売店なんかもチラッと見て回ったんですが、さすがここは淡路島。

タマネギ関係のお土産が一杯ですね(^−^)

その中のタマネギのスープというヤツが目を引き、試飲コーナーがあったので飲んでみた。

うむ。中々…美味い。

何となく・買わなかったけど…(笑)


AM 10:00〜 

門海峡を後にし、出発。

今度もやはり、昨年と全く同じ経路を復路としてみる。

地図でみると、以下のような感じ。



即ち、県道31号…通称・淡路サンセットラインを北上するルートをとるワケだ。


島の西側の海岸線をひた走るこの道路…。

前回通過した折は、これまたやはり・夕闇迫る中を時間とのバトルをしながら急ぎ足で爆走した

ルートであるのですが…(笑)

以前とは異なる時期・時間帯に、更にこうして余裕をもって訪れてみると、また違った表情が見えて面白い。


特にお天気も良いので、気分爽快で海岸線を北上する中…

またしても、かつては見落としていたビューポイントに出くわすのだった!



遥か彼方に霞んでみえる、鳴門海峡大橋と…四国大陸…!



いよいよもって、これで四国とお別れだな…。

何故だろう…不思議な事に、

フェリーで高松を離れる瞬間よりも、こうして海を隔てて四国を振り返る瞬間…

四国の旅が終わりを告げた…その事実が実感として急激に胸に押し寄せてきた。



9月下旬にしては生温かい風が吹く中、様々な思いが交錯し…

しばし水平線を眺めていたのでありました…。






2010/9/21(火) 午前 10:27 ※ブログに連結










vol.6
デジャヴ〜
〜淡路SSL〜名も知らぬ海辺★

↑top↑



AM 10:30〜 

て、名残惜しい気持ちはあるものの!ここからは…後ろを振り返らずに走りましょう♪

というワケで、

再び兵庫県道31号・淡路サンセットラインを北上します★

しつこいほどに追記すると、

昨年訪れた際は、日没間近の強行軍…それゆえに、サンセットライン…その名を冠する所以を

ダイレクトに感じる道行きだった…そんな思い出のある道路を、今・再び走っているワケですが。



同じルートでも昼間だと、本当に印象がガラリと変わりますね★



風力発電の風車…こんなんあったっけ(笑)?





や〜、ホンマに絵に描いたような海岸線…ですね!

道路のホントにすぐ傍で、播磨灘の波が炸裂しております★

前方・並走・後続・車両非常に稀で、時折・島民の方が自転車でのんびりと走っている。


いやはや・本当にこの道はツーリング向けですねェ★





風を満喫しながら更に北へ進む…と。

またしても見覚えのある景色と再会する!


AM 11:15〜 



この名も知らぬ海辺…!

ここもやはり、昨年も立ち寄った場所です♪


のちに知ったトコロ…

どうやらシーズン中は海水浴場として開放されているようで、周辺はちょっとした公園のように広々としており…

芝生のエリアも豊富…。何故か、ヘリポートまであったりするほど(笑) ホントに広い!


野宿できそう…!

思わずそんな事を思ってしまい、苦笑する…が。

近くに看板があり、それをよ〜く眺めてみるとキャンプ禁止!の無情なひとことが……(笑)



日差しが猛烈に照りつける中…こうしてひとたび・立ち止まると・やはり猛烈に暑い…!

というワケで、日陰を見つけてエンジンの休息を兼ねて小休止。

さて、もうちょいで淡路島のてっぺん辺りに戻れる…かな?







2010/9/21(火) 午前 11:33 ※ブログに連結








vol.7
★ エリア49J-1 野島断層 ★

↑top↑



年、行ってきたばかりだというのに、今回こうして突発的に淡路島に足が向いた理由…。

そのひとつに、とある場所へ行っておきたい気持ちがあった…という事を書いておかねばならない。


今から15年前…

1995年1月17日 午前5時46分

空前絶後の大災害
が、兵庫県・大阪府を中心に引き起こされたのを覚えておられる事と思います。

そう。

阪神淡路大震災…。



ここ、淡路島は…その震源(明石海峡)に程近い場所であり。

震源が地上に露呈した、いわゆる活断層というヤツが…。

野島断層と名づけられて、当時の姿そのままに保存・公開されている……という事である。



私も、その存在は当然・知り得ていたのですが、同じ近畿圏内に住んでいながら・今までに訪れる機会もなく。

昨年も、時間帯の都合にて行けず終いだったので、

今回・折角なので訪れてみよう、と思い立ったのであります。






PM 12:10〜 

午を過ぎた頃、県道を一歩逸れた位置にて、



北淡震災記念公園へ到着。


地図で位置を説明すると…以下のような感じ。


↑※ロールオーバー効果付き↑


淡路島・島内北部地域淡路市に位置しており、明石海峡に程近い位置である。

以降は、適当な時間にたこフェリーで渡海して帰路に着くだけなので、ここまで来れていれば

時間は気にせず・見学できる…というワケである。


そんなワケで、

とりあえず・駐輪場に駐輪し、野島断層保存館へと赴いてみる事にする。





入館料は、¥700

支払って進む…と。



入口にて、巨大なオブジェが出迎えてくれた。

こ…これは。例の阪神高速の倒壊現場を再現したモノ…か。

七色に変化するライトアップ…それが、不気味に赤色に変化した瞬間…

大震災の記憶が脳裏にフラッシュバックし、思わずゾッとする。




入口周辺から、館内至る所に、震災当時の被害状況や救援活動の様子を伝える、

おびただしい数の写真・文面…などの資料が目を引く。


それらを見ながら、更に奥へ進んでみる。

と、

遂に…その野島断層の展示エリアへとやってきた。



これは…

なんというか。。。。言葉が上手くでてきません。


ご覧のように、館内を横断するカタチで断層が…破壊された周囲の地面と共に当時そのままの状態

完璧に保存されており、それに並行する様に設置されてるスロープを歩いて見学できるようになってるワケですが。


↑※ロールオーバー効果付き↑


これが…あの未曾有の大地震を引き起こした活断層…その姿だというのか……。

隆起して地表を蠢く不気味な姿……思わず、背筋が寒くなりました。


展示スペースには、館の係のお姉さんがひとり常駐しており、

近くを通りがかると、活断層の事をひととおり説明して下さいました。




あぜ道が…横にズレてます。

こうして地形さえも、変化させてしまう圧倒的なエネルギー…





展示エリア最奥部からは、活断層の断面をみる事ができます。


↑※ロールオーバー効果付き↑


繰り返して追記しておきますと、これは決して再現された模型などではありません。

震災発生当時の活断層を、そのまま保存したモノである。




尚、写真に撮りそびれたんですが…

活断層展示エリアの至近距離に、

震災時、地表に姿を現した活断層がダイレクトに邸内を直撃・通過した個人邸宅があり、

その家もまた・当時の状況そのままに保存されており、自由に内部を見学できました。





阪神大震災…

今回こうして、その事実の痕跡を見る事ができて、色々と思う事ができました。

あの空前絶後の大災害を、リアルタイムで体感した身として……

こうして文字通り・等身大の痕跡を…

見る事で、聴く事で、大地震の在った事実を風化させず・良い意味で後世に伝える……

そういう意味で、こういった施設は実に有意義である…と強く実感しました。


旅の最後に、思いがけずに有意義な寄り道ができたと思います。







※追伸
施設内の売店にて、『断層ドッグ』なるホットドッグが売られているのを見つける…(^_^;)
食べてはいないんですが…
ウィンナーが豪快にパンに挟まっている様を活断層に見立てた一品の様子だったが…
売店の人よ。。。それってネタにして…いいのか(笑)?




2010/9/21(火) 午後 0:21
2010/9/21(火) 午後 1:29 ※ブログに連結









vol.8
★ デジャヴ〜灯台 ★

↑top↑



PM 1:30〜 

島断層見学を終え、一服したのち・出発。

ここから、昨夜・野営した道の駅あわじ…そして、たこフェリーの発着する岩屋港までは

目と鼻の先といった距離。

よって、道の駅で昼食をとったのち・明石に渡って帰路に就こう…といった予定である。


再び県道31号を北上

すると、ここでまたデジャヴ的な風景と出くわす。


↑※ロールオーバー効果付き↑


明石海峡を望む位置に佇む、白い小さな灯台…!※灯台は写ってませんが…(笑)

やはりここも、昨年・日没前後の時間帯に訪れた場所ですね★

あの時は、なんとか真っ暗になる前に明石海峡周辺まで帰ってこれた…!と、ホッと一息ついた

何となく思い入れのある場所であったりします★



というワケで、ついさっき出発したトコロでしたが…(笑)

ここでまた小休止!



↑※ロールオーバー効果付き↑


たこフェリーが海峡をゆったりと進む姿がよく見えます★

ちょいと雲があるけど、旅の最後を締めくくるに申し分ない良い天気ですね(^−^)♪










vol.9
★ 穴子君の超必、ガード不能(笑)! ★

↑top↑



PM 2:10〜 

を1周するカタチで、再び舞い戻った道の駅あわじ

各地で寄り道しながらも…およそ7時間ほどで島の南北を行って帰ってこれたのは、

自分でもビックリです。

往路の国道はともかく、復路の県道31号が、交通量もまばらで実にスムーズに快走できたのが

大きな要因であるのだと思う。





昨夜の設営ポイントにて、明石海峡大橋を再び望む。

今朝・出発時は閑散としていた施設も、多くの観光客で賑わっていた。


さて、これからたこフェリーに乗って明石へ渡るワケですが。。。

これまでの休憩中なんかに、モバイルを利用して・その時刻表などは既にチェック済みであります。

最速の乗船時間は…15:00〜発の便

かなりゆとりもあるので、ここらで少し遅い昼食をとりたいと思います★




んなワケで、写真に撮りそびれたのですが…

道の駅・施設内の食事処にてアナゴ丼というのを食しました★




実は、淡路島と・この道の駅あわじ…。

昨年もそうですが・私、5年ほど前にも1度…その時は車で来た事があったりします。


その際に、

腹がよじれる程・笑い転げたネタ看板?がありまして……

当時の画像を探しておりましたトコロ…見つかりました!


それが…これだッ♪

 

……(笑)


当時のケータイのカメラのクオリティが低かった為、不鮮明なモノしか残せなかったんですが。。。


ご覧頂いて、お分かりでしょうか…。

そう。

名産のアナゴをPRする看板に……!!

マスオさんと、その同僚・穴子さんが…さり気な〜く・ちゃっかり・使われてたんですよ(笑)!



マスオ『淡路島産だね。穴子君』

穴子 『…焼きアナゴ。』




同僚の振りに真顔で、『焼きアナゴ』…とだけ呟く、穴子さん……!!

シュール過ぎませんか、これ…(爆笑)!!


いくらアナゴ売り場の看板とはいえ、マイナーキャラの穴子君を引っ張り出してまでアピールする素晴らしさ…(笑)!




残念ながら・現在は撤去されている様でしたが。。。(笑)

まあ、そういった経緯でアナゴ丼を食ってみました(笑)

フツーに美味かったです★



しかし、

例のポルナレフの看板と言い…、ここの道の駅の職員の方…!

斜め45度のセンスというか、なんというか…(笑)素晴らしいです(笑)!


現在は、パロディ関連の看板はひとつも見当たらなかったのが、残念でした。




2010/9/21(火) 午後 2:38 ※ブログに連結








vol.10
最後のシま ★

↑top↑



PM 2:40〜 

事を終えて、岩屋港へ向かう…と?



これから乗ろうとする便のたこフェリーが今・まさに入港するトコロだった。

さて、このたこフェリー

たこフェリーである。


知る人ぞ知る・明石〜淡路島間を航行してきた第3セクター。

しかし・現在、これを書いている12月の段階で、

この航路一時的に休止状態を余儀なくされている。。


その直接的な要因は言わずと知れた事である。

高速道路の値下げ・一部無料化…という政策の、明らかなるしわ寄せであるとしか言い様がない。。





たこフェリーという航路という存在、これまでは

本土側の明石と、淡路島極めて低料金で結ぶ・我々旅行者にとっても・地元民にとっても、

非常にありがたい存在でありました。

その航行時間、僅か20分

雄大な明石海峡大橋を間近に見る事が出来、また・ゆったりと海峡風景を楽しめる素朴で良い船だったのです。



結果的にそれを脅かす事となったのが、同じく陸路で明石-淡路島を結ぶ明石海峡大橋の存在

ご存知のように、この橋は自動車専用道

橋を利用して行き来するには、当然ながら・車・ないし125cc以上の2輪車に乗るという事が

前提となるわけであります。


の完成の頃より、たこフェリーに業績悪化というカタチでじわじわとその影響はあったそうですが、

近年の『高速道路料金』を巡る事情により、

今年2010年・11月を以って、航路休止…という状況となったワケです。

幸い、同じく・高速連絡船を以って同航路を担っていた淡路ジェノバラインが合併・統合というカタチでの

航路存続を承諾。

来年3月の航路復帰を目途にして、調整中との事である。





段階では、何とも言えぬ状態であります…が。


忘れてならないのが、

それですべてが解決した…という事ではないという事実。


もしも仮に、ジェノバライン名義によって奇跡的に航路が復活したとしても…

今回の件によって、解雇された従業員のすべてが救われるというワケではない。


私もこれまで数度に渡って利用した事のある、思い入れの強い船だけに。

船の乗組員の方々は元より、

接岸の際、見事な手際で係留作業をしておられた港の作業員の方や、

出港ギリギリに辿り着いて、『お〜兄ちゃん!間に合ったなあ』と笑顔で切符を売ってくれた発券所のオッちゃんが、

この先、どうなるのか…。

そういう事を考えたら、何とも言えぬ・やり場のない憤りを感じてしまうワケです。





置きが非常に長くなりました…が、

この9月21日の段階では、そんな事は露ほども知らず…結果的に、この日の乗船が。

オリジナルのたこフェリー、最後の利用となったワケです。


そう言われれば…

時刻表を確認した際…以前利用した時よりも、明らかに便数が減っているな〜。。。とは思ってました。

そしてまた、 この時…

たこフェリーの横腹に描かれた、真っ赤で巨大なタコの絵が、

心なしか・儚げだったような気がしてならない。



しも仮に、たこフェリーの存続が成り立たなかった場合……。

50ccの原付が本土から淡路島へ渡る手段は、永久に断たれてしまうワケです。


既に数ヶ月は過去のレポートで、こういう事を書いてしまうのは適切ではないかもしれません…が。

願わくば、

当サイトのレポにおいて・今回の淡路島・来訪が、最後と呼ばれる事のない事を…

いつの日か再び・淡路島へ渡る日が訪れる事を、切に願って…ここに記しておきたいと思います。




また、明石〜淡路島航路以外にも、日本全国には風前の灯となりながらも、

利用者の為に限界まで料金を安くする等し、全霊で営業を続けるフェリー航路

まだまだたくさんあります。

これ以上、悲劇を繰り返さぬ為にも、私もここで。

高速道路料金値下げ!猛反対!!!

と明言し…自身もまた、

それらのフェリー航路を、なるべく積極的に利用していこう…!と強く思う所存であります!












vol.11
帰路につく… ★

↑top↑



て、個人的想いがあった為に・旅レポからかなり逸脱してしまいましたが…(^_^;)

再び旅日記へと立ち戻りたいと思います★

PM 3:00〜 

たこフェリーに乗船し、一路・明石へ向かう。



淡路島側の岩屋港を出港したのち・船は大きく旋回し、明石海峡大橋をくぐる。

旅の初日に間近を通り、昨日の夜・高松からの船でくぐり、明石からの船でくぐり…

そして、今また・その巨大な橋の下をくぐり抜ける……。

明石海峡大橋…陸路・海路・含めて、今回の旅で一体、何度・遭遇した事だろうか。。。(笑)






20分という短時間の航海路であるものの、いつもながら・明石海峡の雄大な景色には

ため息が漏れてしまいます★

淡路島…いつの日か、また必ず訪れたいと思います。

その日まで、しばしの別れ。 いざ・さらば♪





PM 3:20〜 

刻通りに船は到着し、明石港へ戻ってきた。

一瞬、明石焼きでも食って帰ろうかな?とか思ったりもしたんですが、

昼食をとって間もない事と、名店がちらほらとある駅周辺にて駐輪する場所を探す手間もあるので、

残念ながら・今回はスルーします。


というワケで、速やかに国道2号に合流し、東へ進路をとる。

いよいよ、地元・大阪へ至るラストランが始まった。


2010/9/21(火) 午後 3:06 ※ブログに連結









vol.12
黄昏の鉄巨人 ★

↑top↑



道2号を順調に東へ進む。

明石周辺〜須磨の海岸辺りを経て、神戸市街地をダイレクトに進むこの国道

徐々に交通量もグッと増えてゆき・さすがに、これまで経てきた僻地のようにスイスイとスムーズには

いきませんが、旅の最後…それゆえに逆に気を引き締めて先へ進みます。


さあ、あとは自宅へ帰るだけ…と思いきや。

ここで、とある事を思い出す。思い付く。


確か…例のアレって、神戸の……長田の辺りじゃなかったか。。。?

ちょうど帰り道。近くを…まさに至近距離を今から通過する。




寄ってみるか・・・?

よし!寄ってみよう♪



というワケで、急きょ・浮上した寄り道案は可決され(笑)、

神戸市に突入したのち、長田区の新長田駅へ向かいます。





PM 3:55〜 

西日が傾きはじめる中、神戸市長田区・新長田駅へ到着。

我々を出迎えてくれたのは…!?



鉄人28号の巨大立像♪♪


ここ・神戸は、鉄人28号の作者・横山光輝先生の故郷であるらしいです。

この巨大オブジェはそれにちなんで、また・阪神大震災後の街の復興のシンボルとして

制作され、昨年登場したばかりとの事!



以前からその存在は知っていて、自宅〜距離的にも充分日帰り可能な射程だったんですが、

なかなか訪れる機がなかったのです。

なので、今回・こうして旅のオマケ要素として訪れる事ができて良かったです(^−^)♪







足元に相棒を移動させて、もう1枚撮ってみる。

う〜む…すごい迫力ですねェ(笑)★

その全長、およそ18メートル。昨年のお台場ガンダムと同じスケール。

室戸の弘法大師像などと併せて、巨大立像シリーズ…みたいなコーナー作りたくなりますね(笑)


しかし・この鉄人は新長田駅に程近い、普通の公園に当然のようにフツーにドン!と

立っており、かなり異様な光景でした(笑)










vol.13
Double Right Turn★

↑top↑



人に別れを告げて、再び走り出します。

…が。

国道2号に復帰…復帰………あれ?国道2号はどこ?

ここで、一瞬・迷子になる(笑)


新長田駅は、国道から1本それた場所に位置しており、

そこから再び国道に復帰するのは、そう難しい事ではない…はず。ですが。


今更ながら・私は、相当な方向音痴です(^_^;)

こんな有様でよくもまあ、これまであちこち旅できたモンですが…(笑)



仕方なく、地図や周囲の目ぼしい目印などを見ながら方角を見定め、なんとか案内表記を発見。

よっしゃ。行くか…!

ん!?



国道2号に合流するらしき道に辿り着いたのだが…、とある交差点にて違和感を感じた。

あれは…!

まさか…!?




2段階右折箇所…(笑)!?


片側3車線以上の十字交差点…そして、この路面に施された特殊マーキング…!

ああ…。間違いない。

2段階右折だ…!



……。

うん。だから、どうした?って感じかもしれませんが(笑)

この旅、初の2段階右折です(笑)


ウチの地元…自宅周辺には、2段階右折する交差点があまりなく。

普段あまりやる機会がない…といいましょうか。

故に旅の間、こうして其の規制エリア?に遭遇すると、ナンか不思議とテンション上がっちゃったりするんですよね(笑)


そんなワケで、

左折したのち・スイッと右旋回ふたたび信号待ち……という、絵に描いたような

教科書通りの2段階右折を楽しみ(笑)、無事・国道2号に復帰を果たすのでありました。。。





へ曲がる為に、あえて折する…

なにか・ある種の哲学がその行為の中に存在しているような気がしてならない。

2段階右折…不思議な響きだと思うのは私だけでしょうか…(笑)?












vol.14
包囲網を突破せよ…! ★

↑top↑



PM 5:15〜 

戸の街を横断する国道2号を東へ走り、ようやく神戸市灘区へ到達。

やはり・交通量が眼に見えて増えてきており、思うように進めません…が。

ここまで来れば、自宅まであと少しなんで、焦る事なし。


というワケで、

道すがら見つけたファミレスに入り、お茶する。

ここまで特記しそびれておりましたが、本日も相変わらず・9月下旬とは思えぬ暑さ…です…(^_^;)

今日に限っては・あとは自宅へ帰るだけ…なんで、宿探しに奔走する必要もないので、

日照量が減る時間帯まで走るタイミングをずらす…というのも、いいかな?といった考えで。。。しばらくまったり過ごす。



PM 5:55〜 

服入れたのち、再度・出発。

大分・気温も緩和され、長袖でも走りやすくなった♪


というワケで、神戸市灘区〜芦屋市〜西宮市〜……と、兵庫県内主要都市を

次々進む。。。のだ・が?


交差点で信号待ちする都度、またしても何やら異様な空気を感じる。

暗黒のオーラ…その正体…。

それは、

交差点ごとに立っている制服警官の姿…それであった!!

灘区を通過した辺りから、国道沿いにヤケに眼につく。

彼らは道行く車両をくまなくチェックするべく・目を光らせている…といった雰囲気だった。



ここで、相棒にまた声をかけられた。

『………。気付いた?』
『………ああ。あれね。知ってるよ。』
『何だろねぇ…?』
『交通安全週間?いや、単にクルマのケータイ使用チェックとか…?』
『ここまで来て捕まったら、詐欺よ?詐欺!!』
『そだねぇ…。一応・注意しといた方がいいんでない?。』
『ま、あんたが捕まろうが、わたしゃ痛くもかゆくもないですケド…(笑)』

『お前ねェ…(^_^;) そ〜ゆ〜事言ってると飯抜きにすんぞ(笑)!』
『……。いいけど、困るのアンタだよ?』
『……。可愛くねぇ奴だよ…全く…!』




というワケで、より・慎重に大阪を目指して走るのだった……★




2010/9/21(火) 午後 5:55 ※ブログに連結









vol.15
そして大阪へ… ★

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PM 6:45〜 

西宮〜尼崎市を経由し、遂に…大阪府・淀川区へ到達!

1週間ぶりに、帰ってきた!!

ここまで来れば、自宅までは目と鼻の先★★


ちなみに、先程・交差点ごとに配置されていた警官の意図・正体は分らず終い。

先に触れたように、多分・車のドライバーの携帯電話使用をチェックしてるんではないか?という予想。


幸い・捕まる事もなくここまで来れた。

さあ、ゴールまで…あと少し!!









vol.16
ただい、ま ★

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泊8日…という日程にて展開された今回の旅。

それもいよいよ以って、幕を下ろす瞬間がやってきた。


PM 7:07〜自宅前 

自宅へ無事・帰還!!


旅へと出発する瞬間…

そして、こうして旅から帰宅する瞬間……

同じ場所でも、空気がまるで違って感じるから・いつも不思議だ。





くして、

原付通・ツーリング企画 初上陸となる四国編…これにて閉幕です。

北海道〜東北〜関東甲信越〜中部・北陸〜近畿〜中国……と廻ってきた旅の軌跡に、

四国…という一章が追加されるワケで。



そうなるとこれはもう…一刻も早く・レポ制作にかからねば…!

この時は、旅の余韻に浸るよりも…むしろそう強く思ったのを覚えている。



また、
旅を終えれば、新たに次の旅の構想が浮かんでくる…(笑)

いつまで続くのか…
どこまでやれば自分は満足するのか……


自分でもわかりません(笑)


今はただ、

想像以上に素晴らしかった四国の土地、そこで見た・聴いた・触れた出来事の数々を大事に

記憶にファイリングしておきたい。


そして、

いつの日か…

四国・ふたたび!みたいに、絶対・また訪れたい。。。

そう願って止みません。



当方の稚文・乱文の数々に、ここまでお付き合い下さいまして誠にありがとうございました★★










淡路島 兵庫県・淡路市〜洲本市〜
    南淡路市〜鳴門海峡〜
-たこフェリー-
明石港〜神戸市〜大阪

走行距離:194km
総走行距離:1645.7km

2010/9/21(火) 午後 10:20 ※ブログに連結




midiDate/たかむー様

原付通…
そして謎のN計画を裏で操る秘密結社・ノモッティーゾーン…。

彼らにより、
原付通の過去と現在が碇と共に検証されてゆく。

過去の旅…
そして今回の四国の旅も、その死海文書の実現に過ぎないのか…?

全てのツーリングは…与えられたシナリオの再現に過ぎないのか…?


人々の願いさえも…予定されたものに過ぎないのか……?

明かされる恐るべき計画…

その足音は、耳を澄ませば既に聴こえはじめている…かもしれない!?

次回…
裏エピローグ
原付通、魂の座

この次も、サービス・サービスぅ(笑)?


※裏エピローグの入口は…、
エピローグの中にさり気なく・意味もなく・隠してあります★
探してみて下さい(^−^)♪

→エピローグのやうなもの

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原付ツーリングサイト・原付通
http://www16.ocn.ne.jp/~nomotty/