原付通'2010 VVV遍路September〜旅日記

9月20日


香川県・さぬき市〜高松市〜
-讃岐うどん店・巡り-
高松港〜神戸港〜明石港〜淡路島


※地図素材 著作権:白い地図工房

vol.1 神社・朝

vol.2 うどんの選択を

vol.3 いざゆかん!『うどん・ゴー・リング』

vol.4 第1のうどん・三島製麺

vol.5 isoy-Donger !!

vol.6 第2のうどん・まえば

vol.7 もう…食えぬでござる(+_+)

vol.8 腹よ、減れ減れ!瀬戸大橋

vol.9 時計は叫ぶ!うどんか…?船か…?

vol.10 第3のうどん・うどんバカ一代

vol.11 ギリギリChop

vol.12 四国、遠く消ゆ…

vol.13 困窮の船旅

vol.14 追加ミッション、立案さる…!

vol.15 ガス責めの帰還

vol.16 国道2号をループする

vol.17 明石海峡…!たこフェリー、再び!

vol.18 淡路島にて…



次回予告

天気:晴れ時々曇り


 

vol.1
神社・朝ジンジャー・モルゲン

↑top↑


AM 5:30〜 

営はやはり寝覚めが良い…、というか・寝苦しくて早起きしてしまうだけかも

しれませんが…(^_^;)

この日も例外なく・陽が完全に昇る直前に目が覚めたので、のそのそとテントの外に出てみる。





道の駅・津田の松原
より、グーテン・モルゲン(笑)♪

野営ポイントは神社のド真ん前です★

ちなみに駐車場の片隅なんで、ご覧のようにアスファルト設営です。

こういった場でのテント泊は…

ペグが打てなかったりアスファルトのヒンヤリ感や寝ころぶと固い感じなど…

気になる点も多々ありますが、お手軽感はピカ一のような気もします★


というワケで、

例によって・あまり人がやって来ない内に撤収しちまいます★




行して、歯磨き・洗顔などを施設のトイレでササッと済ませ…

AM 6:05


撤収・完了!

ここ数日に比べれば、若干・がでてはいるものの・今日も良いお天気です★


テントを畳んでさえしまえば、怪しい野宿者からフツーの寄り道人に早変わりです(笑)

一安心したトコロで、

この道の駅、割と敷地も広く・まだ他に人もほとんど居ない状況なんで、

出発前にしばらくまったりしようと思います★


2010/9/20(月) 午前 5:39
2010/9/20(月) 午前 6:14 ※ブログに連結



 

 

vol.2
★ うどんの選択を ★

↑top↑


AM 6:30〜 

近のベンチにて、マップを開きつつ・本日の予定を練る。



香川県・さぬき市内より始まる今日の予定……その第一・目的は!?



待ちに待った讃岐うどん店・ハシゴ・ツーリング!!

略して!うどん・ゴー・リング(笑)!!!

これこそが、今回の旅の目玉のひとつといっても過言ではない。



本当ならば・すぐにでも出発して、うどん屋へ滑り込みたいものの…

各店舗の開店時間などの都合もあり、絶好の訪問タイミングを図る為にも

しばし・作戦タイムとします★





そこで、満を持して?登場するのが…

この旅が始まって以来・密かにメットインの底で眠り続けていた1冊の本!!


月刊ジパングツーリング08年5月号!!

ツーリングマップルと同じサイズのこの本は…

知る人ぞ知る・ツーリングバイカー御用達の情報誌★
※残念ながら現在は休刊中…

2年前に購入した、この号は……


なななな、なんと『讃岐うどん 新店・名店探訪』と題打った特集ページが

組まれており、特にかさ張るシロモノでもないので、旅出発時に密かにメットインに

忍ばせておいたのですが…

ようやく、コイツにお世話になる時がやってきたワケですよ♪




地図つきで、20店舗ほどの詳細情報実食レポが載っており、実に魅力的★


勿論!うどん屋さんの下調べ・及び・各店舗へ至る大雑把なシミュレートは、出発前にネットを駆使してしつこいほどに

繰り返してはいるのですが、こうして携帯できる生きた情報源があると、

より・安心して繰り出せますね(^−^)





ただ、うどん屋をハシゴする…といっても、

当然、距離的にも・時間的にも・腹的にも(笑)…限界はある。

たった半日〜1日そこそこで、目ぼしい全てのうどん屋を網羅する事など到底不可能
<…と必ずしも言い切れないが、ムチャである事に変わりなし(笑)


そこで、『ここだけは絶対・行きたい!』と決めていたお店の候補を、更に幾つかに絞り、そこから

優先順位を決定して、なるべく合理的に回って行こう!と、いった感じで…

早朝の道の駅で、ひとり会議を続けます(笑)







かし!ここで・たったひとつ非常に残念な事態が…!

その絶対・行きたい!有力候補だったお店のひとつ・がもううどんというお店…

ジパツーの情報をよくよく見てみると、

定休日:日曜・第3月曜 とある。


旅の最中は曜日感覚がマヒしてくるワケで…(笑)

え〜っと…今日って何曜日やったっけ?

ケータイを取り出す。

9月20日…あ。月曜か。

で、定休日が…日曜と…

第3月曜・第3月曜・第3月曜・第3月曜・第3月曜・第3月曜……


ちょ、

ちょっと待てい!!!

ひょっとして…今日がその…


第3月曜ですか〜〜〜(^_^;) (笑)!?!?


こんなにマヌケというか…間の悪い話があっていいのだろうか…(笑)

とりあえず、問い合わせてみようと思い立ち、店舗の電話番号に電話してみる。。。が、

トゥルルルル…

トゥルルルル…

トゥルルルル…

トゥルルルル…


う〜む、やはり…出ない(^_^;)

残念ながら、今日は定休日…そう見てまず・間違い…ない…orz



〜〜

あ、定休日なモノは仕方ない。

というワケで、とりあえずは…

持ち時間と、予測される移動時間…そして、短時間の間に食べる事が可能な物量

吟味した結果…

行きたいお店の候補3店舗に絞り込むコトにする。





第1目標・三島製麺!

第2目標・まえば!

第3目標・うどんバカ一代!



以上・3店舗を、目標地点とし…

本日、マル・ナナ・サン・マルより……


讃岐うどん・ハシゴ・ツーリング…略して!

作戦名オペレーションうどん・ゴー・リング、始動(笑)!!!



AM 7:25〜 

くして、小1時間にも及んだ作戦会議(笑)はなんとか決着し、

行動開始するべく・道の駅を後にするのでありました★




2010/9/20(月) 午前 7:35 ※ブログに連結 

 

 

 

vol.3
★いざゆかん!『うどん・ゴー・リング』!★

↑top↑



川県内に無数に点在する讃岐うどんの名店の数々…!

その多くは、主に
高松市〜その周辺エリアに集中している傾向にあるらしい。

というワケで、

これから向かう予定の、先程・
3つに絞り込んだ店舗・候補

それぞれの
位置詳細と、そこへ至る予定ルートを記した地図を先にみて頂こう。

大まかにこんな具合である。



で、現在とりあえずは、
高松市・周辺エリアへ至るべく…

国道11号を西へ走っているワケですね。


ちなみに、朝飯もまだなんで・猛烈にお腹が減っているワケですが(笑)、

今朝に限っては、

最高の空腹状態(笑)をもって、うどんを食す為…

第1の三島製麺さんに辿り着くまでは、敢えて朝食を抜いて望む決意であります(笑)






朝の国道11号は気持ち良いほど空いていて、スイスイとスムーズに進めます(^−^)★

昨夜野営した
道の駅・津田の松原を出発して40分ほどで早くも高松市に突入

ここで、面白い遭遇ありき。

AM 8:12〜 


道の駅・源平の里むれ


道すがら・唐突に案内看板が現れ、
こんな場所に道の駅…あったかな?と思いつつも…

休憩がてら何となく立ち寄って、マップを開いて探してみるが…

やはり、
載っていない


そこで、ふと気付く。

現在、私が使用している
ツーリングマップル中国四国編は…2007年版である。

既に刊行から3年が過ぎているワケですが、その間に新しいスポットが幾つか登場していても

不思議はない。

なるほど・そういう事か…。



思いがけず、
地図にない道の駅を発見できた…不思議な高揚感の中、しばし小休止。

尚、↑↑写真のように、この道の駅…流石に新興の施設だけあり、清潔感あふれる印象。

敷地も広く、芝生のエリアもかなり豊富!

昨日泊まった『津田の松原』よりも、野宿に適しているかもしれん。。。(笑)


石材を切り出して作ってある巨大なテーブルとベンチなんかがアートしていて、

ちょっと気に入ってしまいました(笑)

しばらく小休止ののち…高松方面へ更に向かいます★



2010/9/20(月) 午前 8:16 ※ブログに連結



 

 

vol.4
第1のうどん・三島製麺★

↑top↑



AM 9:30〜 

松市内入りして間もなく、ルートは国道11号から国道32号にシフトし、

更に県道39号に入り、ひたすら南下。

この目まぐるしいルートの変化に見て取れるように…

今から目指す第1のうどん屋・三島製麺は、かなりの僻地にあるワケです。


走る県道39号も、最初こそ・ちらほらと民家がある田園だったが…



走り続けるウチに、豪快な山岳ルートへと変貌をみせる(笑)

またしても急勾配の坂道<のぼり>となり、苦笑しつつも進みます。



そうそう・すんなりと着かない場所にある店…というのがまた・心憎い演出のようで(笑)、

まだ見ぬ、幻と噂される三島製麺のうどんに、否が応にも期待感が高まります★

さあ、あと一息…のはず♪

〜〜

島製麺へ至る周辺エリアの道筋は、ジパングツーリングに書かれていたので

労せずして辿り着く事が出来ました★


県道39号沿い…まんのう町の『中通』というバス停を東へ曲がり、小さな橋を渡って数十メートル!


↑ちょうど・この写真の奥の路地が、店へ至る入口!
パッと見・何の変哲もない路地の為、予備知識がなければまず・気付かなかったに違いない。。。(笑)


誌面の情報に従って進みゆくと…?

おお、遂に!写真に載っているものと同じ建物が…みえてきました★



AM 10:00〜 

遂に!三島製麺に到着!!

ご覧のように、お店には看板らしい看板も出ておらず、外観は全くフツーの民家・そのもの!!

しかし、よ〜く見てみると…屋根には煙をユラユラと燻らせる煙突があり、


店先には椅子とテーブルが設置してあり、そこでうどんを食す人も見受けられたので、

この時は非常に分り易かったと思います★

さあ!待ちに待った…

本場の讃岐うどんハシゴ・・・その1!三島製麺!!



早速、店内にお邪魔し、注文しようと思いきや…

店内にはメニューらしいものも特に見受けられず、キョロキョロと周囲を見渡していたトコロ・

お店の方が、

いらっしゃいませ。

うどんは『熱いの』と『冷たいの』があります。

大(¥220)か小(¥120)かを選んで頂いて…

卵は別料金(¥30)です。清算は食後になります(^−^)


と、丁寧に教えて下さった。


で、とりあえず・冷たい小を注文★



程なくして出されたモノに、テーブルに置いてあったを落とす!そして、醤油をかける!


尚、こちらのうどんは、湯だめスタイル!

釜上げしたうどんを一度・冷水でシメて、再度・湯で温めて出す…という、

本格・讃岐うどん!!

かけダシは置いておらず、基本的に醤油のみで食し、好みによって卵を加えるのである♪



↑※ロールオーバー効果付き↑

そ・そして・・・一口、食ってみる…!

次の瞬間…

体中に電撃が走り…、周囲の世界が反転!

余りの美味さに、思考が停止する・・・



数秒後…ふと我に帰れば、一心不乱に箸を運ぶ自分に気付く!!



ここここここ、これは…!?このうどんは…!?やばばばばば



やばばばばば…やばい!

やばすぎる!美味すぎる!!!


かつて感じた事のない、想像を超えた絶妙な歯ごたえ!

これこそ、まさに・究極の讃岐うどん!

至高の讃岐うどん!!


卵と醤油!そして、うどん

世の中にこんなに相性の良いものがあっただろうか!?いや、ない!!<反語>







サウザーばりに、釜あげスタイルのうどんの美味さを叫び…


遂には…





余りの美味さに、味皇様のように巨大化・屋根を突き破ってしまうのだった…(笑)


〜〜

局、ソッコーで(小)・一杯を平らげてしまい、追加で今度は熱いのを(小)で注文。

さっきの卵がまだ残っていたので、同じ丼にそのまま・茹でたてうどんをブッ込んで貰う(笑)

計・(小)2杯+卵1ヶを食し、そのお値段…なんと…

¥270也!!

安い…安すぎる(笑)!!


このクオリティで、このお値段…!!

正直、もっと値段上げて良いんじゃあないか?と思うほど、マジで美味かったです(^−^)★★


ちなみに店内では…



うどんを打って、切って、釜茹でする…一連の作業を間近で拝む事ができます♪

※写真は一言・断って、撮らせて頂きました★


ご一家で経営されているらしく、息の合った・うどん打ち作業は、見ていて本当に素晴らしかったです★

味も文句なし!!!

★★★★★ (^−^)5つ星!!!!!



ちなみに…

ここ・三島製麺は…かつては知る人ぞ知る・穴場的な幻の名店だったワケですが、

映画『UDON』のロケ地として登場して以来、どっと人が訪れるようになったお店らしいです。


しかし、多少・知名度がUPしたとはいえ、その味は紛れもなく本物!でした★

一軒目から、かなりレベルが高い『当たり』を引いたもんだ…と、大満足のうちに、

お店を後にしたのでありました★



2010/9/20(月) 午前 10:43 ※ブログに連結










 

vol.5
★ isoy-Donger!! ★

↑top↑



AM 10:30〜 

島製麺リアル・讃岐うどんを存分に堪能し、再び・相棒に跨る。



冒頭でも触れたように…

今回のうどん店巡りは、大体・午後までを目途に3つのお店を回る計画であるワケです。



ただ、そうなると…

短時間・集中型ミッションの為、各店舗のうどんをなるべく等しく・美味しく・いただく為には…

あまり ひとつ処にて腹を膨らませるのは得策ではありません。




よって、

1店につき・1杯まで!と、密かに固く誓ったハズ…なのですが…

先に触れた通り。最初のお店・三島製麺さんのうどんが余りに素晴らしすぎ…

一気に2杯ものうどんをペロリと平らげてしまっていた。

いや、ホンマに。。。

自分でも気付かぬうちに、いつの間にか2杯目を注文していた感覚です(笑)




2件目に行く前に言っておくッ!

俺は今、本場の讃岐うどんを ほんのちょっぴりだが体験した。

い…いや…体験したというよりは
まったく理解を越えていたのだが………

あ…ありのまま、さっき起こった事を話すぜ。

『俺は1杯だけ、うどんを食うつもりだったが…、
 いつのまにか2杯目を注文していた』


な…何を言っているのかわからねーと思うが
俺も何をされたのか わからなかった…。

頭がどうにかなりそうだった…。

催眠術だとか超スピードだとか
そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ………

マジで、そんな感覚?…だったワケです(笑)



まあ・でも・幸いにして、

(小)一杯の量が、本当に微々たる量なので…

今現在の腹具合としては、腹5分目といったトコロ。

移動に要する時間・如何でまた適度に腹も減ってくれるのでは?と、期待しつつ…

今度は…

約20km程・北方に離れた地点にある、2件目のうどん屋・『まえば』を目指します。



国道438号を北上。



ここいらは…緑が本当に多くて、空気が美味く・のどかな良い土地ですね(^−^)★










〜〜

して、15〜6kmほど走ったトコロで、国道32号を右折。

438号を下りに下ってみれば…思ったより、町!といった感じに開けてきました。

この国道32号、部分的に片側3車線はある…想像よりかなりデカい道路です。


ここから、更に数キロ東に進んだ地点に、県道22号というのが北に向かって伸びており、

その道沿いに目指す『まえば』という うどん屋さんがあるワケです。
※冒頭の地図参照


しかしながら…

この手の県道などに代表される・いわゆるマイナー道というのは…

案内表示が成されていなかったり…
在ったとしても・小さ過ぎて見落としてしまい勝ち…
なモノである。。。

マップを確認しつつ進むも、ここでも例外なく…

『あれ?さっきの小道って、ひょっとして…?』みたいに、一瞬・戸惑う事となった。


とりあえず、道路脇に停車し…

マップと周囲を見比べる…も、目ぼしい・目印、見当たらず…

と、
そこへ…。

道路脇の歩道前方から自転車で接近する人、ひとり…!

50代ぐらいの男性



よっしゃ!ここは、地元の方らしき・あの人に道を聞いてみよう!

思い立ち、エンジンを切ってから・声をかける。




『すいませ〜ん。』

『あの〜、ちょっと・道をお聞きしたいんですが…?』



そう、言い終わるか・否か…

本当に刹那の瞬間ののち…

なんと・吃驚するような
無慈悲な返答が返ってきた。。。





『…急いどんじゃ。』








『・・・・・・あ、ああ(^_^;) そぅですか。すみません。』





反射的に、辞令を返してしまうが…。

『I..soy..Donger?.........What?』

オッさんの吐き捨てた台詞が、一瞬・頭で理解し難く…(苦笑)

彼が去った後・しばしポカーン。

空いた口が塞がらず…(^_^;)

あんぐり。

Angry(笑)?




ワンテンポ置いて、ふつふつと怒りゲージが上昇する。。。。


…。メット取らずに話しかけたのが、気に食わなかったんかな?

でも、グラサンは取ったぞ(笑)?

まあ、こちらの格好が格好だったんで…、ああいった年配のオヤジさんは

旅するバイク乗りとか…そういった人間を、『浮ついた野郎め!』みたいに

毛嫌いしておられるのやもしれませんな〜。。。(^_^;)


それとも、単にパチンコでボロ負けした帰り道で、ムシの居所が悪かったか…(笑)

或いは…お家の一大事か何かでマジで大急ぎだったとか…

あ、明らかにそんな感じじゃねえな。あれわ(笑)




それにしても…『急いどんじゃ!』・・・・か。

悲しいねぇ。。。

何が悲しいか?

オッさんの、そのゆとりなき排他的な姿・そのものが、ですよ…(笑)

『僭越ながら…あんまし生き
急ぐと、ロクな事ねぇよ?とっつぁん。。。(^_^;)』

遠ざかるオッさんの後ろ姿に、そっと呟くのであった…(笑)





とりあえず、その
『急いどんじゃ!』と吐き捨てたオッさん似顔絵を晒しておきます(笑)








会う人間、すべてと仲良くなれるとは限らない…。

旅の間に限らず、よくよく・当たり前な事ではありますが。。。


まあ、そういったコトを何となく再認識した、寂しく空しい瞬間でしたねぇ…(^_^;)











vol.6
第2のうどん・まえば★

↑top↑



AM 11:15〜 

を教えてくれなかったオッさん(^_^;)と遭遇した地点より、しばらく行った辺りにて。

なんとか県道22号との交差点を発見!

スイッと曲がり、走る事・数分……

遂に…!やってきました★



本場の讃岐うどんハシゴ・・・その2!まえば!!


ここ・まえばさんは…

ジパングツーリングの誌面情報よりピックアップしたお店です★



このお店が今回のうどん・ゴー・リングの立ち寄り店候補選ばれた理由

それは、誌面の記事内容によるものだった。

宇宙一のかけだし と評判のお店…!』

雑誌のそのフレーズが、あまりにインパクト大だった為に、他ならない!!

とりあえず・だしの旨さは、宇宙クラスらしい…!

『宇宙一…か。フリーザ様もびっくりですよ(笑)』



そんなワケで、ワクワクしながら…



いざ!2軒目!!吶・喊とっかん・し・ま・す(笑)






内に入ってみると…

先程の三島製麺のこじんまりとした幻の名店という雰囲気とは打って変わって、

外観同様・今度は実にスタンダードなうどん屋らしいうどん屋…といった雰囲気


ここでは、

うどんを食す為のセルフ手順が設定されており…曰く、

1:うどんの(大)・(小)を選び、器に受け取る。

2:有料・無料の各種トッピングを盛る

3:だしを入れる…完成!!


客はそれぞれがこういった手順を踏むワケである!

で、さっそくそれに従って進みゆく。



(小)を選択!

トッピングは…かなり巨大な油揚げと…

↓ 雑誌に紹介されていた・半熟卵の磯辺揚げ!!



限定品と唄われ、こんなに旨そうな絵で紹介されていれば、食さぬワケには参りませんッ(笑)!




仕上げに刻みネギをぶっかけ、うどん・トッピングは完成★

あとは…一番大事な『だし』ですが…

ここで、奇妙な体験をすることに…。



だしは何処かな?あれ?

見当たらない。

周りの客の様子を伺ってみると、準備できた客がとある場所へ列を成している。

その先には当然…だしの鍋でも設置してあるのかと思いきや…!?





意外ッ!それは
蛇口!!




写真を撮りそびれたので、図解すると…↑のような具合に…(笑)

どうやら、だしに関しては お客がセルフで好きな分量を入れる方式らしい!

タンクに列を作る客を観察してみると、

なるほど…確かに、みんな・キュッと蛇口をひねっては次々と椀にだしを入れていくではないか。。。


そのあまりに現実離れした光景(笑)?に…しばし、呆然と立ちつくし…?ハッと我にかえる。



そういえば、老師にお聞きした事がある(笑)!


香川県では、
蛇口から うどんのだしが出る…らしいという、怪情報…!

あれは…真実だったのだ(笑)!!!!



不思議な感動を抱きつつ…(笑)、自分の番が回ってきたので。

ワクワクしながら、蛇口をひねる!!

銀色の蛇口から、滔々と迸るのは…宇宙一と噂される…

こがね色のだし・・・!!!!

それを、自分の椀になみなみと注いでゆき…



うおおお!!!

出来た(笑)!!!!!



戦闘準備・完了(笑)!!い・た・だ・き・ま・す★★★



まずは…

宇宙一と評される(笑)だしを一口・すすってみる。



『ズズズ…』

『…ん。』

『をごろぁッ!?!?!?!』

『うままままままま……・』

『美味いッ!!!!!♪』







カツオ・ベース…いや…、この風味…イリコか!?

或いは…その両方ブレンドッ!?

この、味覚を鋭く駆け抜ける旨味はッ…!!!

薄すぎず・濃すぎず…、まろやかな舌触りと・あっさりしたのどごし!!!


言わば
宇宙の真理…完璧に定められた調和の世界…!!!

絶妙!

絶妙です(2回言った)★★




続けて、だしと共に…うどん・油揚げ・半熟卵を食む。



うどんは…うむ。まあまあ。そこそこ旨い!

半熟卵は!!最高♪♪


しかし、何よりも!

だしが美味い!!!!

破壊的な美味さ!!!



宇宙一とか言ってて、期待はずれだったらショックでしたが…。

まさに宇宙クラスです。これ!!!

フリーザ様も、多分・お認めになる事かと…(笑)



ただ…

先の三島製麺のうどん・そのものの味がインパクト在り過ぎた為か…

或いは・2杯食した後の腹の状態によるものなのか。。。

こちらのうどん の味が普通に感じてしまった為……


★★★★ (^−^)4つ星!!!!!

しかし、何度でも申します。

だし は絶品!!!宇宙一!!!!一食の価値あり!!!!



だし蛇口…という珍しいモノも体験でき(笑)、大満足でお店を後にするのでありました★★








2010/9/20(月) 午前 11:53 ※ブログに連結








vol.7
★もう…食えぬでござる(+_+)★

↑top↑



えばでうどんを堪能したのち…

ブログなど更新しつつ・お店を出て時計をみる。

PM 12:00〜 

まさに、正午を過ぎようといったトコロ。。。

なるほど。道理で、お店が賑わっているハズです。




さあ、次!3軒目……

さ、

さん・げん・・・め・・・・・
ゲフッ。


う”…、

お腹…一杯…

もう…食えぬでござる……(笑)orz




そう…。

ここまで、計3杯のうどんを食したワケですが。

今しがた食ったのは、かけうどん

だし付きで、しっかりと腹に溜まるタイプである事はお分かり頂けるかと。


私はもともと・食が細い方ですんで、

ぼちぼち・満足しきってしまった感があるのでした…(笑)


しかし、うどん屋巡り・最後を飾る3軒目の『うどんバカ一代』というお店は、

なんとしても訪れておきたい!と気持ちがかなり大きい。



幸いにして、そのお店は高松市内・割と中心に近い場所に位置しており、

ここからは…およそ20数キロ、と そこそこの距離・離れている。

また移動時間で、腹も減る…か。

いや、その前に。


腹を減らす為にも、寄り道してみてもいいかな?

そう思い立ち、急きょ・マップを開く。

すると…

適度に時間を潰せて、気軽に寄り道できそうなとあるスポットが浮上した★


とりあえず行ってみますか★

再び相棒に火を入れ、県道22号を走り始めるのでした★










vol.8
★腹よ、減れ減れ!瀬戸大橋★

↑top↑



道22号を引き続き進み、国道438号に連絡し北上…。

幾つかの県道を経由して、更に進むと…

海側へ出る。

すると、巨大なそのシルエットがゆく手に見え始める。。。





更に、道なりに進み…

PM 1:00〜 

とうとうやってきたのは…!?


↑※ロールオーバー効果付き↑


瀬戸大橋!!


ご存知・瀬戸内海を挟んで本土と四国を陸路で繋ぐ、余りに有名なこの橋!

こうして、本格的にキチンと訪れるのは初めてかも。



ただ、やっぱり…原付は乗る事・叶わず。。。(^_^;)

その姿を、岸から見上げるのみなのであった(笑)


橋ゲタを下ろした幾つかの小島を更に見越した対岸には…、

この旅の序盤に通過した岡山県…その南部地域の姿が、霞んで見てとれます★


明石海峡大橋といい、こういったスケールの大きな橋って…見てて飽きないですよね♪







動する間にも、計算通り・僅かずつではありますが、胃腸の活動も盛んになりつつあり(笑)?

徐々に、満腹ゲージも下降の傾向にあるようだ(笑)

OK!OK!

ちょっと雲が出てきたようですが、

割と気持ち良い午後の空気の中、しばし・雄大な橋の姿に見惚れながら・心身を休めるのでありました★




2010/9/20(月) 午後 1:21 ※ブログに連結









vol.9
時計は叫ぶTime Crisisうどんか…?船か…? ★

↑top↑



戸大橋で休憩する中、改めて・本日の以後の予定を練る。

大筋の予定としては…

この後、3軒目の『うどんバカ一代』にて1杯・うどんを食した後……

高松港〜神戸港を結ぶ、ジャンボフェリーに乗船…!!



そう。

うどん・ゴー・リング終了を以って、今回の四国・周遊ミッション全て完了!

本日の内に、帰途につく…といった流れで考えていた。



そこで、その高松〜神戸のジャンボフェリーの時刻表などをモバイルで調べてみる…と?

とある、恐るべき事実が浮上した…!


高松発・神戸着の便は…日に5便…。

この後…最短で乗船可能な便は…

15:30発・19:30着の便……。

・・・。


それを逃せば、次の便は…

20:15発・24:15着…だとぅ(笑)!?


出港時刻はともかく…神戸港に着くのが、夜の24時を越えてしまうワケだ…(^_^;)

まあ、そのままストレートに帰宅するのであれば…それでも問題ない…のだ・が?


この段階で、

四国脱出後、とある計画を実行する事を何となく意識していた。

そうなると、出来れば…神戸港に夜19時過ぎに到着する船に乗るのは…必須!!!




今からここ・瀬戸大橋近辺から、高松市内へ戻り…

うどん屋を探し出し…、うどんを食って……船に乗る…

………


時刻係タイム・キーパー!…時間はどうか!?』

『はっ!艦長キャプテン! 現在、時刻は…
13:30であります!』

『うどん屋に寄ってからのち…高松港へ向かう場合…船の時間には間に合いそうかね?』

『詳細位置を知り得ぬ・初訪問のうどん店を経由し尚且つ・高松港へ進路をとるならば…』

カタカタカタ…

カタ・タ!


『既に午後を過ぎております故・主要ルートの混み具合…』

『それと原付我が艦の機動力から推測するに…』

『うどん食後の高松港・到達迄に要する予測時間は…多めに見積もって
2時間足らず…かと!』

『そうか…ご苦労。』

『状況によっては…うどんを択るか・船を択るか…
苦渋の決断を迫られそうだ・な。』

『よし!各員に通達!!』

『これより、我々は…全速で
高松
へ向かうッ!!ただちにスタンバイ!』

『了解ッ!メインエンジン・始動ブロゥ!!!』




脳内で、変なドラマ(笑)が展開されたのち…

相棒のエンジンを始動。

瀬戸大橋を後にし、一路・東へ向かうのでした★





り行き上とはいえ・思いがけず、時間との闘いとなったスケジュール…(^_^;)

速やかに瀬戸大橋を出発した後・来た道を戻り…国道11号へ復帰!

今度は東へ

高松目指して走ります★


進めば進むほどに…

やはり、大都市・高松市内へ向かう幹線道路

予想通り…次第にその交通量は目に見えて増えて行きます…(^_^;)


よって、ここでも…

状況によっては、禁断の奥義・すり抜け(昨日の日記・参照(笑))を…

臨機応変に使いつつ…先を急ぎます★



時折、時刻係タイム・キーパーに現時刻を確認しつつ(笑)…

PM 2:30〜 

ようやく、高松市内へやってきた!


↓以下・地図にある通り…


ここから、国道11号を進み…国道30号へと侵入し・まっすぐ進めば、高松港

しかしながら…目指す・うどん屋『うどんバカ一代』は、

その直前で県道に折れて寄り道する必要があるワケだ。


現在時刻…午後2:30過ぎ…。

神戸行きの船の時刻が…午後3:30…。

間に…合うか?ホントに…(笑)?



まあ・うどん食った後でも港に到着するだけならば、何とかなりそうなものの…。

実は、神戸行きの船を予約しているワケではなかったりする。。。(笑)




要するに…

うどん屋を探して、うどんを注文&食って、港に移動…更に、

チケット購入・乗船手続き…それら全ての動作
が…、

果たして・あと1時間の内に収まりきるかどうか…が、問題であるワケですネ。



えながら走っていると、そうこうする内に。

うどん屋方面へ向かう県道との交差点

運命の分かれ道(笑)へと、来てしまう。



さあ、どうする!?

今、うどんを諦めて、ストレートに港に向かえば…

充分すぎるほど
余裕をもって乗船手続き可能…。



………。

だが、断るッ…(笑)!!



こ…ここまで来たら!





ええい、ままよ(笑)!!

何が何でも!3軒目のうどん屋来訪を果たし…、

ミッション・うどん・ゴー・リングを完遂してくれるわ★

ウハハハハハ(笑)♪



半ば・ヤケクソ気味に(笑)

船に乗り遅れるやもしれぬリスク
を受け入れ、

ここは、敢えて…
最後のうどん屋・『うどんバカ一代』を目指すべく…

進路を東へととるのであった。。。(笑)









vol.10
第3のうどん・うどんバカ一代 ★

↑top↑



岐うどん巡り・最後の1軒…『うどんバカ一代』…。


ここは、

これまで活用してきたジパングツーリングの特集記事には載っていないお店である。

よって、この旅・出発前に入念にリサーチした詳細位置の情報のみが、

唯一の手掛かりとなる。


周辺の目印らしいスポットといえば、高松商業高校という学校。

そこは、すぐに見つかった…が。


お店らしき建物、見つからず。。。注意深く辺りを探りながら前進する。

その間も、時間は・刻一刻と過ぎてゆき、徐々に焦りの色が見え始める。

そして…



あかん!誰かに道、聞こう!

先の『急いどんじゃ!』…の一件(笑)があったばかり故、何となく…出来れば・自力で辿り着きたかったのですが、

先を急ぐ身としては…そんな事も言ってられず。。。




今度は、なるべく親切そうな人選をする事に(笑)

お、あの人ならば!

ふとみると…歩道を歩く、30代ぐらいの女性ひとり

あの人ならば、『急いどんじゃ!』と拒否される事もない……と思いたい(笑)!

声をかけてみる。

『すいませ〜ん……』

〜〜




い、その女性はすごく親切な方で、『うどんバカ一代』への道を丁寧に教えて下さった(^−^)★

店の名前を出せば、一発で分って貰える辺りから考えるに、地元では有名なお店なのかな?


そして。どうやら、かなりお店の至近距離まで近づいていたようである。


女性の教えて下さった通りに道をゆく事・数分……!



PM 2:45〜 

遂に到着!!!


本場の讃岐うどんハシゴ・・・その3!うどんバカ一代!!

ここもやはり、

前半の旅日記…特に、しまなみ海道辺りでよく出てきたロケみつという番組の縁のお店だったりします★

番組の中で、四国1周ブログ旅という企画を終えた早紀ちゃんが、

その労を労われて、『釜バターうどん』なる1品を食した…というお店であります★


今回、うどんハシゴツーリングの締めくくりとして最後の1軒に相応しいお店を選ぶならば…、

この店を置いて他にないのでは(笑)?

そういった思いを抱きつつ目指していたので、感慨もひとしおなんですが…

とにかく・時間も差し迫っております…故!




いざ!3軒目!!吶・喊とっかん・し・ま・す(笑)



店内に入ると…

想像していたよりも小じんまりとしているが、

やはり、ここも・スタンダードなうどん屋らしいうどん屋…といった趣き!

さっそく、噂の釜バターうどんというヤツを注文してみる。



平日のこの時間帯にも関わらず、予想外にお店は混雑しており…ビックリ!

自分と同じく・遠方からやってくる客も多いようです★

時計を見ながら・ソワソワして待っていると…程なくして出てきた!!

コイツが噂の…


釜バターうどん!!!

※釜バターうどん とは…

この店・独自のオリジナルメニューで、その名の通り…


釜上げうどんにバター&卵をトッピングし、ダシ醤油で食す…といった異色のうどんである!



うどんにバター?

あ…あり得ねえ(笑)!!


フツーはそうなりますよね(笑)


まあ・邪道…といえば、それまでですが(笑)

私は食べ物に関しては…世評がどうあれ・自分の舌で確かめた味しか信用しないタチですので、

こういった突拍子もない趣向の?モノに対しても、特に抵抗はありません★



というワケで、早速・実食♪

バターと卵をかき混ぜ、醤油をかけ、食ってみる…!




・・・む。

粒胡椒が効いてるね★

バターと卵が相まって…

こ…これは!?

例えば、
草原の羊の昼寝のような…まったりとしたこの味は…

どこかで感じた事のある風味…


そ、そうか!

これって…むっちゃそのまんま…

カルボナーラやん(笑)!!


しかし、
うどんの歯ごたえは絶妙!!

もっちりと、しっかりと、した存在感を以って、カルボ風味を引き立てる…!



讃岐うどん+バター

通常のうどんと かけ離れた、この
異色のスタイル

是か非か…

と、問われれば…

うん。
『有り』やと思いますよ(^−^)♪



とりあえず、
うどん・そのものが相当・美味い

瀬戸大橋から1時間ちょい…

走行するウチに、微妙に腹も減ってきていた?ので、美味しく頂けました★


インパクト・充分な、『うどんバカ一代』さんの釜バターうどん!!

好みが分れるトコロかと思いますが…私的には

★★★★ (^−^)4つ星!!!!!


先に述べた通り…うどん・そのものが相当・美味い!!

そして、バターとの相性も思ったより・ええ感じです★


というワケで、この実食を以って……

作戦名オペレーションうどん・ゴー・リング
滞りなく、完・遂!!




★総評★



これまで、3軒のお店をハシゴしたワケですが。

讃岐うどん

その、
完璧なまでの歯ごたえ口の中で噛んだ瞬間の存在感は…

いずれのお店で出された物も例外なく! 紛れもなく! 
本物でした★


どのお店も、一定以上のクオリティと独自の雰囲気を持っており、甲乙つけがたいのですが。。。



個人的に、最高に感動したのは…やはり、1軒目の
『三島製麺』さん。

あのお店こそ、まさに…
R・G・S・Uリアル・グレード・サヌキ・ウドン (笑)!!


また、この界隈には、今回・巡り損ねた名店もまだまだ数多くある様なので

いつの日か、再び うどん・ゴー・リングを発動したい!!




そう、願いつつ・高松港へ向かうべく…お店を後にするのであった。。。。








vol.11
ギリギリChop ★

↑top↑



どんバカ一代で食事をしたのち、お店を出た時点で…

時刻は…15:00



店から高松港まで、直線距離にして・およそ3kmほど。

神戸行きの船の出港時刻が15:30

まあ、何とか…ギリギリChopで間に合う…か(笑)?




あとは…、予約も何もしていない現状で・果たして…

自身と原付の乗船券を確保出来るかどうか…であるが。。。



とりあえず、行ってみるか。

というワケで、取り急ぎ・国道11号〜30号を経由し北へと進路をとる。


〜〜


PM 3:10〜 

ったよりも早く・高松港へ到着★

相棒を停めた駐輪場の脇の海には…



既に神戸行きのジャンボフェリーが到着し、停泊していた★

どうやら既に乗船手続きも始まっている様子だったが…果たして今からでも乗れるのか?

とりあえず、発券所へ行き尋ねてみる…と?

『大丈夫ですよ(^−^)』 との事♪



幸い・原付用のスペースにも空きがあるらしい!

早速、乗船券を購入!



一般旅客料金…¥1800
125cc以下2輪料金…¥1790

計・¥3590

あれ?異様に安い(笑)!?

4時間かけて、香川県高松市〜兵庫県神戸市を結ぶこの航路……!

のちに知ったトコロによると…

どうやら、高速道路料金値下げ等の影響によって、急激に減少傾向にある客足に待ったをかけるべく、

可能な限り・料金設定を低くしている…らしい。

利用者としては、それ自体・非常にありがたい事ではあるが…

果たして採算はとれるのだろうか…。

こういったフェリー航路は、件の問題により・廃船に追い込まれるケースが急増している。

願わくば・後々まで末長く生き残ってもらいたい…

そう願いつつ、ジャンボフェリーへの凸凹タラップを相棒でガタガタと進んでゆくのだった。。。











vol.12
四国、遠く消ゆ… ★

↑top↑



ェリー内部の車両積載スペースに進む。

作業員の方々がワイヤーフックで2輪車を次々と固定してゆく光景も、ここ数年の旅の折に何度も遭遇し、

もはや見慣れた風景である。



で、我々も…ワイヤーと車止めで固定して貰ったものの…

ここで、ふと疑問に思う。

リアに積載している荷物をこのままにして良いのか・どうか…だ。


通常、その云々を決定づけるのは、航海距離の長さであると思われる。

過去の例をとって例えれば…、

明石〜淡路島間のような短距離航路の場合・積荷を崩す必要はなく

京都・舞鶴〜北海道・小樽間のような長距離航路の場合は、

積荷を全て下ろすように言われた記憶がある。


さて、今回の場合はどうだろう…?

ひとりの作業員のお兄さんを捕まえて聞いてみた。

すると…?

『ああ、大丈夫ですよ(^−^)』

『船が揺れても大丈夫なように、大きめの車止めを多めに噛ましておきますんで』


・・・と、ご厚意を頂く事ができた★



というワケで、無事・固定作業も完了★

余談だが、

しっかりと相棒を固定して下さった、その作業員のお兄さんが、ウチの相棒とメットにマーキングしてある

ジオン公国軍のマークに興味を示してくれ、

『ジオン軍なんですか(笑)?』 と笑いながら尋ねられた(笑)

『ジオン軍です(笑)★ ジーク・ジオン!』とお返事し…(笑)



さて、上階・甲板へ移って…四国といよいよ・お別れです★








PM 3:30〜 

刻通りに、高松港を出港★



ゴォロロロロロロ……重厚なエンジン音を轟かせ、

瀬戸内海へと繰り出すジャンボフェリー。




↑※ロールオーバー効果付き↑


グングンとあっという間に遠ざかる、四国…。

ほんの6日間ほどの滞在でしたが、想像していたよりも・自然あふれるとても素敵な土地で

あったと思います。


いつか必ず、再び訪れたい…!

そう願いつつ、しばしの間…遠くなる四国の影から目が離せないのでありました。。。




2010/9/20(月) 午後 4:04 ※ブログに連結







vol.13
困窮の船旅 ★

↑top↑



板で心ゆくまで四国大陸との別れを惜しんだのち、船内に戻る。

日をまたいだ長期航路ならばまだしも、こういった数時間程度の航海では、

いずれの乗客も、クラスは2等船室に固定される。


曰く、

雑魚寝できる程度の座敷タイプの共有スペースに他人と共に留まるか…

船内の他のシートで過ごすか…

その判断は乗客に委ねられ、基本的に自由である…のだ・が?


甲板から戻ってみると…

座敷は、人・人・人…他の乗客で既に一杯だった(+_+)

一方、シートの方も…

まばらにギッチリ?と、人が詰めて座っており…余りに落ち着けない雰囲気。。。



仕方なく、喫煙スペースの長椅子に腰かけて、マップなど眺めたりしつつ一服。

ここで、何か・ドッと疲れが出た…というか、

めちゃくちゃ眠くなってきた…(^_^;)(笑)



旅している間は無論のこと…今日も例によって、陽が昇ると同時に行動開始して現在に至る為…、

いざ・こうして、運転から解放された状況でぼんやりと過ごしていると、急激に

疲れを感じ始めるのだと思う。


そこで、ふと周囲を観察してみると…

通路脇で、何かを敷いて…又は・何もなくそのまま床に

ゴロリと寝転がってイビキをかいている人が複数・見受けられた(笑)



彼らも恐らく、共用スペースからあぶれてしまったに違いない。。。

そこで、こちらも真似をして・目立たない位置に陣取り、同じように寝転がってみた。

『お、こりゃ…意外に快適(笑)♪』

恥も外聞も?気にさえしなけりゃ、中々にええ具合ですよ★

よくよく考えりゃ、こちとら・これまで散々・道の駅とかで野宿してきた身ですしね(笑)


神戸・着4時間後…19:30



…というワケで、

しばし・仮眠をとる事にする。









vol.14
追加ミッション、立案さる ★

↑top↑



の間の通路での仮眠(笑)は、思った以上に体力回復に一役買ってくれたようである。

2時間後ぐらいに目覚めた頃、

船は播磨灘を航行中で、位置的には兵庫県西部・沖…といった場所だった。


暇なので、船内の航路図なんかを見てみる。

『そっか…。もうボチボチ、明石海峡も通るんやな〜…』

『明石海峡…か。』

淡路島、見えるかな?』

『いや、その頃には完全に日没してるから無理かもねェ。。。』

『淡路島…見たかったな〜。。。。』

『淡路…島…』

『行って…みるか?淡路島(笑)?』



一連の自問の末、

とある、計画が浮上した!


…そう!

これから…、19:30頃に神戸港に着

そこから、大阪方面の東へは敢えて進路をとる事をせず…

国道2号を、再び・西へ進む…!

明石港から淡路島へは…割と遅い時間帯でも渡る事は…

可能ッ!!




そもそも、高松にて・時間を切り詰めてまで15:30の船に滑り込んだのは…

神戸とか…その辺りにて、帰り道すがら・立ち寄れそうなポイントがあれば、

寄り道するゆとりを残す…という目的の為だったワケですが。。。


今日の夜、淡路島に渡って…

昨年も野営した
道の駅にて夜を明かし

明日・早朝から、
淡路島南部を周遊…!!

対岸には、
徳島県・鳴門市が見えるハズ!!



これや!

もう、これしかない!!

うおお。なんか、ムッチャ!テンション上がってきたでぇ(笑)♪



『伝令! 全乗組員クルーに通達!…これより、緊急ミーティングを行うッ!』

『は…?艦長キャプテン…、神戸着後の予定は…そのまま大阪へ向かうハズですが? 


『ええい、つべこべ言うな!急げッ!!』

『はッ!!』




船が神戸に着くまでの時間は…退屈なモノから一変!

たこフェリーの便数・時刻表等データ収集に加え、

淡路島のルート確認 etc.etc...

やる事がドッと増えたのでありました(笑)

さあ、楽しくなってきた♪





2010/9/20(月) 午後 7:08 ※ブログに連結









vol.15
ガス責めの帰還 ★

↑top↑



PM 6:45〜 

板に出てみると、夜の闇に鮮やかにライトアップされる明石海峡大橋が見えてきた…!



旅の初日に、あの橋の根元辺りを通過したのだな★ と感慨が沸くも、

淡路島を目指すのであれば、この直後・またあの橋を潜る事になる

そう考えたら、ナンか少し可笑しくて笑ってしまう(笑)




PM 7:25〜 

時間に及ぶ航海を終え、遂に…沿岸に神戸の灯りがみえてきた★


『管制塔、聞こえるか…』

『帰ってきた!』

『神戸だ〜〜〜〜!!!!』


※The Fury(笑)




〜〜


チボチ神戸港に到着…という事で、

車・バイクのドライバーは、一様に・船底の車両積載スペースへ降りてゆく…。

これもまた、見慣れた光景。

接舷の直前に、車両関係は出発のスタンバイをするワケですね★

そんなワケで、自分も相棒のトコロへ降りてゆくのだが…?

そこは、信じられないような状況だった…。





ゴホッ!ゴホッ!ゲフッ!ガハッ…!!!

こ…これ…は・ゴホッ!!!凄い・
排ガス……

ゲ〜〜ッホ・ゲホッ!!!

※写真、クリック拡大して頂くと、排ガスで煙っている様子が、少し分ります(笑)


…そう。

港到着が間近
ともなると、

船底
所狭しと積まれた、乗用車・トラック・バイク・etc.etcが…

一斉に
エンジンをかけ始め…

それらが吐きだす
排気ガスは、逃げ場のない船内充満し……


息を吸い込む
度に、とてつもなく気持ち悪くなってしまうような地獄と化していた…(笑)

艦長キャプテン!このミノフスキー粒子の濃度は…』

『これ以上、ここに留まると…ゴホッ!き、危険です!ゴホゴホッ!!』

『ゴホッ!た、確かに…ゴホ!、こりゃ、たまらん!』



神戸を目前にしながら、
ガス攻撃(笑)の為に…俺はここで…死ぬのか…(笑)?


絶体絶命!?かと思われた…が、薄れゆく意識の中…

『…ん。顔に風がかかる…。一体・・・どこから?』

注意深く周囲を探すと…


相棒の積載位置のすぐ傍にある円形の窓・・・



これが、出港時とは打って変わって、全開にオープンしているではないですか♪

恐らく、排ガス充満を考慮しての事と思われる!


これは幸い★ とばかりに、そこから
顔を出し、外の空気を吸い込む…!

ぷは〜〜〜♪

た…助かった・・・・・・

何とか、一命を取り留める(笑)





くして、神戸港・接舷までの間中……


絵的に非常にマヌケだが…、

↓図のように・窓から顔を覗かせながらの神戸・帰還となったのだった…(笑)










vol.16
国道2号をループする ★

↑top↑



PM 7:40〜 

ス攻撃(笑)を辛くも凌ぎ切り、何とか無事・神戸港に降り立つ。


時刻は…午後8時前…か。

ここから、すぐに自宅に向かえば…

恐らく…午後10時には帰宅し、シャワーを浴びてベッドで寝る事が出来るワケだが…。


計画通り、

これから、淡路島へ向かうべく…西の方角の明石港を…目指すッ!!





の初日にも通った国道2号へ再び向かう。

尚、この時…道すがら当然ながら・国道174号も経由した事を追記しておく(笑)

当サイトのレポでも、2度ほど登場した日本一短い国道であるが…。

とりあえず、明石に向かうのが先決であるのと、日没後で上手く写真に撮りづらそうだったので、

残念ながら撮った写真はゼロである。


道2号に合流。

初日と同じ道筋に、再び出会い…同じ方角を目指して走る

ループするような錯覚にかられると同時に、

俺は、近畿圏内に帰ってきてまで…一体・何やってんや?みたいに、

無性に笑えてきた(笑)



このまま、夜通し走り続けたら……また岡山辺りに着くんやな〜。。。などと、

アホな事を夢想しながら(笑)、夜の神戸を抜けていく。。。


神戸・三宮・近辺〜明石港まで…

距離にして、およそ・25kmといったトコロか。


旅の最終章が静かに幕を開けた実感だけが確かにあり、

それが右手のアクセルグリップを強く握らせるのだな……と、そんな気がした。










vol.17
明石海峡…!たこフェリー、再び! ★

↑top↑



PM 8:35〜 明石港

戸港〜三宮周辺エリアを出発し、国道2号を西へ走る事…ちょうど1時間ほど。

明石港へ到着★

明石〜淡路島を結ぶ、たこフェリー乗り場へ…1年ぶりにやってきた♪

早速・発券所へと進み、乗船券を購入。

一般旅客:¥380

原付:¥410

計…¥790


相変わらず・良心的な値段設定ですねぇ(^−^)♪





乗船券を手に入れ、
2輪・待機所へ進むと、

地元の方らしい、若い兄ちゃんのスクーターが1台だけ・待っていたので、それに続く位置で待機★

次の便は…午後9時・出港なので、写真撮った後・タバコに火をつけ・しばし、待ちます。





PM 8:50〜 明石港

の明石海峡を、楽しいタコの絵柄(笑)がペイントされた、

お馴染みのたこフェリーが到着



つい、1時間ちょい前に神戸で下船したばかりではあるが(笑)、

再び・フェリーの凸凹タラップに進みゆき…


↑※ロールオーバー効果付き↑

船のお腹に、相棒を積載・完了♪


〜〜




程なくして、淡路島へ向けて…出港★




これまた、先程・ジャンボフェリーでくぐったばかりの明石海峡大橋

今日1日で、2度…

旅の初日…陸地からの遭遇を含めると、

この旅で…実に3度目の遭遇となる。

どんだけ、明石海峡大橋・好きなんだ…って感じですね。。(笑)


ちなみに・明石海峡の海は、真っ暗ですが。。。

何となく、甲板でボ〜ッと眺めてしまいます。



明石港〜淡路島・岩屋港まで、約20分…。

闇の明石海峡…束の間の航海を楽しみます(^−^)♪



2010/9/20(月) 午後 9:01 ※ブログに連結







vol.18
淡路島アレフガルドにて… ★

↑top↑



PM 9:20〜 

年ぶりの淡路島…上陸!!

しかし…

時刻は午後9時…当然・真っ暗です(笑)

さながら、大魔王の魔力で闇に閉ざされた某・大陸にやってきた気がしてならないのは

気のせいだろうか…(笑)



この時間帯に、宿も決まらぬ状態での淡路島アレフガルド上陸

一見・無謀?ともとれる暴挙のように思われるが、そこらへんはキチンと考えております★


野営地点に考えていたのは、道の駅・あわじ!!

明石海峡大橋のたもとに位置する、昨年の旅・後半にも野宿した場所ですね★



過去に野宿した事がある場所というのは…、

施設のその規模や・どんな立地・状態であるか…etc.etc.

諸々が、あらかじめ分っているので、

今夜に限っては、安心して・この時間帯の到着を良しとする事ができたワケですね★


更に、

この道の駅は、たこフェリーが発着する岩屋という港から目と鼻の先の距離なので、

上陸と同時に、スムーズに到着できるのが魅力である★





PM 9:45〜 道の駅あわじ


んなワケで、丸1年ぶりにやってきた道の駅あわじ



明石海峡大橋の真下に位置する為、

この道の駅、夜でもフツーにドライブなんかで立ち寄る人がちらほら居たりします。。。

よって、テント設営ポイント慎重に吟味する必要あり!



例によって、しばらく・人の流れ…というか、場の雰囲気偵察・観察します。





年、設営したポイントに建てるコトも考えたが…、

行ってみると、草がかなり豪快に生い茂っており、ヤブ蚊の餌食となりそうだった為……

更なる場所選定を繰り返した結果……





芝生エリアの、とあるポイントに設営・完了★

暗くて全く分りませんが、実はここ…

明石海峡大橋の橋ゲタ?の真下だったりします(笑)


時折、ゴゴン・ゴゴゴン!と、橋を渡る車の音が響くのがちと難点だが…(^_^;)

まあ、慣れると・さほど気にならない…かな(笑)







くして、四国・漫遊の旅…そのスケジュール全てを無事に終え、

大阪に帰阪か…?と思われた矢先の。

突発的な淡路島・来訪となったワケである。


思えば、この淡路島

昨年の旅で立ち寄った折も、その場の思いつきで・急きょ立ち寄ったのを思い出す(笑)


明石の港から、20分の航海で上陸できる

といった点が、とても魅力的であるが故なのだろうか。。。






ントの中で寝転がりながら、今はもう遥か西の遠きにある四国で遭遇した出来事の数々に

思いを巡らせる内に…

いつの間にやら・まぶたが重くなり…いつしか、眠りについていた。



四国滞在・最終日…

ただでは終わるまいと思ってはいたが、本当に色々と波乱に満ちた1日でありました(笑)


さあ、明日はいよいよ!この旅のラストラン!!

淡路島を周遊してのち・帰途に着く…クライマックスです★









香川県・さぬき市〜高松市〜
<〜讃岐うどん店・ハシゴ〜>
〜瀬戸大橋〜高松港〜
兵庫県神戸市〜明石市〜淡路島

走行距離:177.4km
総走行距離:1451.7km

2010/9/20(月) 午後 11:11 ※ブログに連結




midiDate/たかむー様

終局…
それは始まりのあとに、必ず訪れる。

私達の願いは、新たな旅路へと連なるのか。
私達の希望は、ツーリングそのものなのか。

四国を脱出し、何故か明石を経由して淡路島へやってきた
ノモッティーとBJ。

終わりなき走行…
繰り返されるデジャヴの嵐…
余りにも凄絶な過去の傷痕に遭遇した時、
言葉を失い、ただただ・絶句する…!

原付ツーリングとは…?
原付道とは…いったい何なのか…?

自分は結局・何がしたかったのか…?

夕刻に佇む巨人だけがその答えを知っているのかもしれない…


次回…最後のシま
この次も、サービス・サービスぅ(笑)♪

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原付ツーリングサイト・原付通
http://www16.ocn.ne.jp/~nomotty/