9月13日
豪雨強行突破編

洞爺湖〜苫小牧


※地図素材 著作権:白い地図工房
vol.1 雨中の出立

vol.2 室蘭ずぶ濡れの道ゆき

vol.3 矜持の果て

vol.4 最悪の事態

 

天気:雨のち大豪雨


 

 

vol.1
★雨中の出立★



今日は旅の中で最も凹んだ一日だったかもしれない・・・。

 

朝、早起きして支度したにも関わらず、外は雨。。。

朝食つきの宿だったので、飯を済ませて午前9時過ぎ、チェックアウト。

原付に荷物を積み込む間もずっと雨。。。

宿の女将さんに「大丈夫?ゆっくりしていったら?」と言われるも、

レインスーツ上下に身を包み、ゆっくりと走り出す。

雨、止まず。。。

 

道道703号を使い、洞爺を下る。

途中、左手に昭和新山がドバッと見えたり、馬が牧草を食ってる風景なんかに

出くわすも、雨の激しさの余り、じっくりと観るコトはおろか・一枚の写真を撮る余裕すら

なかったのだった…(泣)

雨、止まず。。。

 

vol.2
★室蘭ずぶ濡れの道ゆき★



am9:40頃

国道37号に合流・しばらく走ると、道の駅・『だて歴史の社』

たまらず飛び込む(笑)

雨、止まず。。。

トイレを済まし、タバコに火をつけてボ〜ッとするも、

雨、止まず。。。

景気付けにジョジョ立ちしてみるも(笑)

雨、止まず。。。

走り出す・・・。

 

何とか室蘭市に到着。

一昨日、フェリーの航路の選び方次第ではココが北海道第一歩だったハズである。。

といった感傷に浸る間もないほど

雨、止まず。。。

 

 

vol.3
★矜持の果て★



室蘭を越えて登別方面へ向かう。

国道36号

ここからはモロ!海沿いの道・・・。

空が晴れてたらどんなに快適な走行だっただろう・・・。

勿論、

雨、止まず。。。

何もない道になっていく。。。

やや不安になる。

室蘭のガソリンスタンドのお兄さんの言葉が頭をかすめる。

「北海道は町と町の間がとてつもなく長いから気をつけて!」

まさにそんな具合。。

何もない道+雨…過酷なロードは続く。。。

 

幌別の辺りを走っていて、ふと「俺、死ぬかもしれんな〜」などと思う(泣)ほど

雨はその勢いを増していく・・・。

この時点で既にグローブ・全身・水浸し状態・・・。

洞爺を出た直後はスリップなんかを危惧して3〜40kmしか出していなかった速度も

この頃になると、周囲に並走する車が少ない場合はフルスロットルで疾走していた。。

半ばヤケクソ(苦笑)

雨、止まず。。。

 

適当に休憩できそうなコンビニも道の駅も見当たらない虎杖浜付近。。。

カニ直売店があり、店が閉まっていたのでこれ幸いと

軒先にて雨宿りする。

ここいらは温泉街らしい。

今にして思えば、ここで適当に宿でもとっておけばよかったのだ・・・。

事前にネットで下調べしといた苫小牧の健康ランド

そこまではナンとしても辿り着いてやる!という矜持の果てに待っていたのは・・・?

 

走り出すも、依然・・・

雨、止まず。。。

 

 

 

vol.4
★最悪の事態★



雨さえ降ってなければ、もうちょい距離かせげたかも。。。と思いつつ。

 

pm15:40頃

少し早いが、苫小牧の健康ランド・いといの湯にシケ込むコトにする。

マップルを頼りに進むが、中々見当たらず・・・。

コンビニで聞いてみた所、少々行き過ぎていた(泣)

来た道を500mほど戻ると、やっと到着。

 

駐車場にて装備を整理していて、恐ろしいコトに気づいた。

それは?!

ナンと、レインスーツきっちりファスナーをおろして着ていたにも関わらず、

中の服も結構濡れてて最悪の事態!

そう、上着のポッケにしまっていた旅の記録を記した手帳がズブ濡れ・・・(泣)

あと、原付のキーボックス下のスペースにビニール入りで収納していたツーリングマップル北海道編

幾度も取り出して見ていたコトが災いし、想像以上にズブ濡れ状態・・・(泣)

ブーツもズブ濡れ

リュックも途中でゴミ袋を被せたものの、ちょい濡れていた・・・(泣)

雨の被害が想像以上…といった感じ。

 

とりあえず、風呂に入ってのんびりしたら、気持ち的には落ち着いた(笑)

地図と手帳は施設内のドライヤーを使って強引に乾かし(笑)、何とか事なきを得た。。。

 

不思議なコトに、

俺が風呂入ってる間に雨は止んでいたようだ(苦笑)

精神的にも肉体的にもかなり凹んだ一日であった・・・

 

 



洞爺湖〜苫小牧
走行距離:101.6km

 

 


→NEXT

←TOP