写真館2011


2011年
9月8日
留萌〜稚内
※一部の画像はクリックで拡大・別窓表示できます★



◆旅11日目◆

AM5:00 起床  留萌みつばちハウスARF

2階・寝室にて。
今回は奥の窓際に程近い位置にて休ませて頂きました★



こちらは、1階・談話室。
まだお休み中の方が多く、私ひとり。
静まり返っております。

ふたたび2階。寝具の片付けが済んでから、
寝ていた位置の壁に、足跡を残しておく(笑)



壁には、おびただしい数の過去幾多の足跡…。



その中に…なんと!!!
7年前…2004年に自分が書いたラクガキが!
残っていたあッ!!!!!
なんか、ジーンときてしまう。。。




1階談話室・B。


地図を広げたり、ブログを更新したりしながら、
しばらくまったりします。





窓からみえる留萌の古い街。
なんともいえぬ、古い匂いがしてこの街は好き。

やはり昨夜も、思いっきり雨が降ったアトがあったが…?



1階・ガレージ。
パッキング・完了!

ここは見ての通り・屋根付きガレージ。
かなりの台数を収容可能。
素晴らし過ぎますね(^−^)



AM 7:06

出発直前、起きてきた同泊者さん数名と少しだけお話。
楽しい写真を撮って頂く(^−^)♪


ソロでも1枚。
ナイスアングル!良い腕をしておられる(笑)★

PCの前のみんなァ!
原付・体操!はっじまるよぉ(笑)?

それ、イッチニ★サンシッ♪

身体をよくほぐし、今日の走行に備えます★









◆オロロンラインへ・・・◆



AM7:51
道すがら立ち寄ったセイコーマートで朝食。

お店の方に薦められ、ノリで会員になってしまう(笑)
セイコマ利用率がメチャクチャ多いので、ポイントが
ガシガシ溜まるハズ(笑)



走る国道は、遂に232号線へ。
最北へと続く海岸線。
通称・オロロンラインと呼ばれる道路である。
トンネルも幾つか遭遇。
これは規模としてはミドルクラスの下…といった所か。
トラックも多いんで、慎重に進みます。





ちょこちょこ雲もあるけど、青い空が覗いている★
これは、稚内へ一気に駆け抜けるチャンス!
豪快な海岸線へ。
風は凄まじく強い。
だがしかし!
海側以上に、南から強く吹いていた。
これ、すなわち…追い風だあ!!



海がまた…とんでもない事になってます(^_^;)







岸に近い辺りは、カフェオレ色(笑)
沖の方は、限りなく青い色。
明らかに海の色が違っていた。
凄まじく荒れ狂う波は爆砕して塩の粒を道路にまき散らしている。。



勇気の証?・ホクレンフラッグ<黄>を風になびかせ
オロロンラインへ滑りだす!!!



常に風によって車体は激しく揺さぶられる道行きなので、
油断はできないが…
雨が来なくて、ホントによかった…★












◆おびら鰊番屋◆



AM8:45 留萌郡小平町

道の駅 おびら鰊番屋。




04年に訪れた際は、幾つか出会いがあった場所。
その傍らには、アーチ状のオブジェと銅像。
ここもやはりBJと共にかつて来た場所

のちに調べてみると、トワイライトアーチと呼ばれる場所だとか。





『おお、兄ちゃん。よう来たのう』
(笑)

傍らの像は松浦武四郎翁というヒトの像…らしい。
幕末の探検家にして、『北海道』の名付け親だとか…?


グラサン撮影、敢行(爆)!


印象変わり過ぎ…(笑)
小平町の方、すみません。。。。
銅像に決して、傷などつけておりませんので。。。






09年の潮岬に続き、2人目の12使徒が…降臨(笑)!?!?



実に良い天気。
夕暮れ時は、更に美しい景色に包まれる事だろう。










◆天売国道◆

AM9:21 

小平を突破し、国道232号を更に北上する。





海岸線の風景は、進むにつれて更に激しい様相を呈してゆく…。
『空と海と大地』

雲ひとつない空には、ウミネコが心地よい歌声を響かせ、
大地を駆ける風の音と、海鳴りの音……
それは、ひとつのメロディでした(^−^)★




この場所にも見覚えがある。
幾重にも立ち並ぶ風力発電の風車。
この道路を通るに際し、この晴天!!
幸運としか…(T_T)






海沿いを疾駆する最中、
こうしてふいに海岸線が途切れると、実に良い気分転換となる。



野の花と電柱と空と道路。



まるで、ジェットコースターの様。




AM9:57 苫前
道の駅・とままえ ふわっと

見覚えなし。そして、マップにも載っていないので
恐らく・新興の施設でありましょう。

野宿はし易そうでした(笑)



とままえ だ ベアー があらわれた(笑)





AM11:00 初山別

道の駅 ロマン街道 しょさんべつ
ここも割と新しい道の駅らしい?

立て続けに、地図にない施設とこうして出会うと、
歳月の流れを感じると共に、地図もある程度・年数が経ったら、
買い換えて行かねばならんな〜と実感。



初山別辺りを駆け抜ける。
『風来旅団』という、かつてお世話になったRHがこの近くに
あったりします。



小さな丘があり、ふと足を止める。
そこには…?


丘の上では、
数頭の乳牛がのんびりと草を食んでいた。

牧歌的…とは、こういう事を言うのだろうか。。。
しばし、のんびり足を止めてしまう。



更に進むと、今度はサイロのロールが。
お馴染みの風景。
ウシ君達のご飯の仕込みですね(^−^)


正式名称は…
ロールベールラップサイロ…というらしい。
聖闘士星矢の必殺技っぽい(笑)??



しばらく走ると、また牧場が。
今度は、かなり近い♪

ウシ君達。。。かわええなあ(*^_^*)



PM1:00 天塩

道の駅 てしお




この道の駅から先に伸びる道路こそが…
道道106号である。

しばし小休止。

北海道・屈指の絶景・道路を前に
静かに心の準備をします。












◆ 道 
 106 号◆


PM1:31 

『最高の60kmにしようぜ!』
相棒に囁き、ついに道道106号に入る。





地平線へと吸い込まれそうな直線道路。
振り返ってみると、なにもない。





行く手にも、なにもない。
道の傍らには、サロベツ原野。

他にはやはり、なにもない。


なにもないからこそ、強烈な存在感をズシリと感じる。そんな道。
そして、彼方に連なる幾重もの風車……

原付通・始まりの地
それは、間違いなくこの風景だった。

あの日の写真を持って行ったワケでもないのに、
7年前に撮った場所にドンピシャで来れてしまった。







ライダー視点で。



角度を変え、



間合いを変えて、夢中でシャッターを切る。
もちろん。網膜に…
いや、全身にその景色を焼き付ける事も
決して忘れない。



風車の間近までやってきた。




かつて来た時は曇ってました。
それだけに、この晴天には本当に感動。
泣けてきた。








待ってる気がした
呼んでる気がしたんだ

震えてるこの魂が


見つけた気がした


幾億の夢のように消え去れる日を


見送った

手を振った

ありがとう、と


My Soul,Your Beats! より一部抜粋






歌うように、ただ道は続く。





吸い込まれそうな地平線。

本当にここは日本なのか…?




この大雑把さ…最高です★
外国みたい。



PM2:13 北緯45度

北半球のちょうど中間点たる・北緯45度地点。
その事を示す、N字モニュメントに再訪。






かのような時間帯の為、
正面からは、かなりな逆光になりました…(^_^;)










こういったハッキリとした目印の場所などは
特に・BJとの思い出がよみがえってきて…
ちょい泣けてしまいます。。。
シェルター型のトンネル。
荒天時には、ちょっとした避難場所に早変わり…??
出口が陽射しでキラキラと輝いていて、
なんか意味ありげな1枚が撮れた(^−^)



同じような景色ばかり?やもしれませんが、
走ってても、不思議と全然飽きません。




それは何故だろう?
この荒涼としながら、堂々たる景色が…
己の内なる心象とリンクし、魂を揺さぶられるからだろうか。




遂には、歩道やガードレールすら消えてゆく。
道・・・・

ただ、道である…。




PM2:41

ごく稀に点在するパーキングエリアのひとつ。




誰もいなかったので、大の字に寝転がってみた。
やけに空が高く、青かった。
やけに空が高く、青かった。
荒野はどこまでも続く。



同じ位置・同じ角度でも、タイミングによって
風景は様々に表情を変える。

浮雲が、フキダシの様に見えたので
思わずシャッターを押していた。






◆道 Refrain◆


過去・・・


現在・・・


未来・・・






◆稚内へ・・・◆


PM3:18 稚内市





ここも、ひと目でわかった。
あの場所だと。





PM3:36 浜勇知
ちょっとした展望台のあるパーキング。
106号の道路が進む様と…




海が炸裂する海岸が、よく見えた。
利尻富士がよく見えるスポットとの事だったが、
西側は強烈な逆光の上、雲が出てきて・残念ながら視認できず…



道道106号も、もう間もなく終点が近い。
大阪からここまで…
走り倒してきた相棒の 『どや顔』 (笑)




天空に、不死鳥が飛ぶのをみた。





◆野寒布岬◆

PM4:08

ヘンなカタチの岩(笑)
ナンかちゃんと言われがある様だったが、
ちょい見に留める。




道道106号も、ぼちぼち終わりが近い。
道道106号を突破し、稚内市街へ向かう…その前に。
道道254号に逸れて、某所へ向かう。

大分、ここいらも町らしくなってきた。
























向かうのは、ノシャップという岬。
夕陽が綺麗なスポットらしい。
それほど遠くはないので、のんびり向かう。

その道中、なんか気になる風景に出逢う。

あれって…?

グワジン(笑)??
丘のカタチといい、ガスタンクの位置といい…
ジオン公国軍の戦艦にそっくりです(笑)

よし、グワジン・バレィ…と名付けよう★


※グワジン
PM4:36 野寒布岬

夕陽が沈むその前に、到着♪
北海道屈指のサンセットポイントとの呼び声高い
場所である(^−^)



その周囲は、漁港。
漁船がたくさん停泊している。
こういう風景も、大好きです★





あまりダイレクトに潮風に相棒を晒すのは良くないのですが…
これもまた旅情の沸く光景。



有名な 『時計とイルカのオブジェ』

夕陽を拝みに、割と多くの人が訪れていた。



PM4:53…って、書かずとも分りますね(笑)




時間を忘れるのは大事…

時間を忘れぬのも大事…

この静かな風景に頭をよぎるのは、そんな事。
なんか、ふと・そう思った。

雲があってベストの夕陽ではないかもしれませんが、
自分にとっては、宝物のような時間でありました(^−^)



野寒布岬<ノシャップ岬>

最東端の納沙布岬と混同される事が多い(笑)が、
ここもまた、隠れた名所かもしれない。

ここは04年の旅ではスケジュールの都合により、
スルーした場所だったりもする。

今回の旅では、前回の渡道の折に巡り損ねた場所の
補完も目的のひとつだったので、こうしてその場所の
ひとつに立てたのは嬉しいです。

道道106号の余韻に浸りながら、しばらく夕陽を眺める。








◆ライダーハウス みどり湯◆

PM6:00 稚内市街

野寒布岬を後にし、稚内市街地へ。
小さな町の中心に程近い位置。

最北の町・稚内到達となる今夜の宿は、
実は旅に出る前から既に決まっていた。

稚内 ライダーハウス みどり湯

町の小さな銭湯の御夫婦が経営されているRH。

04年、最北端到達の夜に泊まった忘れられない宿である★





7年前にはなかった立派な看板。

聞けば、常連ライダーさんに寄贈されたものだとか★
受付を済ませ、荷物を降ろす。

そう!
ここもまた、屋根付きガレージが魅力なのです(^−^)★


銭湯でひと汗流し、食料を調達し…
談話室へ戻ってみると…??




そこには、個性豊かな8名の旅人達が待っていた!

ある時間帯になると、
突然・室内がブラックアウト!
ミラーボールが回転しだし…唖然としていると・・・・


おかみさんがマイクをリレーして自己紹介タイムなどがあり、
それが終わると同時に、唐突に宴会が始まる(笑)!

ライダー・チャリダー・原チャリダー!入り乱れて(笑)、
ワイワイ・ガヤガヤ・ウヒャヒャヒャヒャ…!と(笑)
いつ果てる事なく、話に花を咲かせるのだった・・・





みどり湯サイト様より拝借。

左から時計回りに・・・・

From兵庫のゼファー乗り/ピストン姉さん
From東京のチャリダー/じゃぱんさん
From京都のカブ乗り/ひっきさん
From福岡のチャリダーさん
From東京のライダー/ヒデさん
From群馬のカブ乗り/オッシーさん
From名古屋のCB400SF乗り/ぐっさん
From??のフォルツァ乗り/ヒデUさん??
そして、わたくし・From大阪ノモッティー!!

以上…層々たるメンツで、最強にHAPPYでLOVELY?な
時間を過ごすのだった!

※皆が手に持っているのは、セイコマの会員証(笑)

最初、私とヒデさんが会員になった旨を説明すると、
皆・ 『お、いいな〜!よし、今から会員になりに行こう!』と
ライハ裏のセイコマに大挙して押し寄せた…という(爆笑)


皆さん、ホンマにノリの良い気さくで爆裂旅人さん達で、
本当に感謝♪♪

これまで、幾つかライダーハウスに泊まった中で、
一番楽しかったかもしれないッス(^−^)


そんなこんなで、賑やかな夜は更けてゆくのでした。。。


※尚、この内の数名の方とは、
のちに意外な場所で再会する事となるのだが・・・??



宴会のシメは、おかみさんの主導で
全員で肩を組んで、何故か松山千春の大合唱(笑)

ロールスクリーンで歌詞がグルグル降りてきた時は
皆、唖然としていた(爆笑)












旅11日目は、いよいよ稚内へ向けて・・・

オロロンライン〜
伝説の道
道道106号へと滑りだしたワケでありました。

北海道・・・という大地を象徴するかのような、全てのライダー憧れの道路。

今回、渡道する楽しみの何割かは、この道をもう一度走る事でもあった…
そんな気さえします。


道道106号・・・

あそこは…
あの道だけはホントに…
何というか、外界から切り離された不思議な空間だと思います。
独特の雰囲気です。

実は04年は往路・復路・2回通過しており、
今回、3度目の通過となるワケですが……

こうして、レポを書いていると、早くも・またあの道を走りたい!!と
ウズウズしてくる自分が居たり…(笑)


そして、ノシャップ岬を経て
この日の宿は、これまた7年ぶりにお世話になります
ライダーハウス・みどり湯さん。

ここでは、日本各地から総勢8名の本当に個性豊かな旅人さん達と
知りあう事ができ、最高でした★
<そのほとんどの方とmixiでもお友達に(^−^)>


さあ、明くる朝
遂に最北端・宗谷岬へ向かうのですが…

そこには・・・・なんと!?!?

 


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