9月15日
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![]() ※地図素材 著作権:白い地図工房 ![]() |
vol.1 岡山・笠岡の夜は明けて… vol.2 広島県・初侵入! vol.3 しまなみ海道突破作戦・開始! <尾道〜向島> vol.4 とりあえず・橋を探せ…! <向島〜因島> vol.5 赤い伴走者…? <因島〜生口島> vol.6 愛媛県・突入! <生口島〜大三島> vol.7 は・か・た・の塩♪ <大三島〜伯方島> vol.8 原付道を、どこまでも… <伯方島〜大島> vol.9 最後のはシ <大島〜今治> |
天気:曇りのち・大豪雨
AM 5:30 |
午前5時半・起床。
機動力の乏しい原付で旅する間は…
特に、こういった野宿メインの旅の間は、日没と共に早めに休み、翌朝は
超!早朝に起きて行動開始する…といったサイクルに早い段階で身体を順応させるのが
望ましい。
まあ、野宿の場合…よほど居心地のいい環境にいない限り・睡眠自体も浅くなり、必然的に早朝に目が
覚めてしまうもの。。。
この時も例外なく。
熟睡できたとは言い難く、昨夜に引き続き・若干睡眠不足の状態で2日目・開幕と相成ったのだった…。
ここも、一応・普通の公園なんで…(笑)、あまり人のやって来ないウチに撤収します★
テントを収納袋にしまう頃には周囲も完全に明るくなり、ジョギングや散歩にくる付近住民の方々の姿が
ちらほらと見え始める…。
のんびりテントで寝てたらヤバかったねえ。。。(笑)
撤収後、公園・近くの土手を歩いてみる。
ここ・笠岡は瀬戸内海沿岸の港町。
海にそそぐ運河が朝日に輝いて、とても綺麗です★
AM 7:25 出発 |
しばらくまったりした後、荷物を積載し出発!
本日の予定としては…
再び国道2号を広島方面へ向けて西へ進み、尾道にてしまなみ海道・突入。
大小9つの島と7つの橋を突破した後…四国に渡り、愛媛県は松山市…或いはその少し先辺りまで至れれば…
といった見通しである。
中国地方において岡山・以西のエリアは勿論・四国本土などは原付で訪れるのは初めて。
故に、ここから先は過去のデータなし。
未知の旅が始まった感がふつふつと沸いてくるのだった…。
AM 8:00 広島県福山市 |
広島県・突入!
04年の最初の旅〜通算して…28個目の都道府県通過となり、かなりテンション上がります★
広島も出来れば、中心地まで繰り出してゆっくり周りたいのですが、今回の目的地はあくまで四国!
ブログを定期更新しつつ、進もうとするも…?
ここで、まさかのプチトラブル発生!
朝からケータイのバッテリーが赤ゲージに突入したので充電君を装着していたのですが、
上着ポケットの中で揺られるウチに、外れてしまっていた様子…。
で、電源が落ちていたんで、充電君を再び装着して…電源を入れようと試みる…も?
は…入らん!
電源が…!
充電君は一応・DoCoMoのFoma対応のアイテムながら…オフィシャルな純正品では決してない。
よって、変な使い方をすると携帯電話そのものに深刻なダメージがあったとしてもおかしくない。。。
気合いが足りんのか…(笑)?
そう思い、何度も何度もケータイの電源を長押ししてみる…が。
やっぱり、電源入らず……orz
不吉な予感…!
ここにきてもし・万が一・ケータイが再起不能などという事態になったら…
緊急時の連絡手段
常時チェック可能な天気予報・その他各地域の情報源は元より…。
何より!
リアルタイム更新するブログ…という、旅の目玉?が失われてしまうワケで……。
幸い・福山市は割と大きな町。
DoCoMoショップのひとつやふたつ…必ずあるハズ!
確か、i modeで『お近くのDoCoMoショップ検索』ってのがあったよな。
うが〜〜!ケータイ電源落ちてんのにi modeもクソもあるか!俺のアホ(笑)!
通勤する人が大勢行き交う朝の市街地・真っただ中で…、
他積載原付の傍ら…ケータイ片手に狼狽する怪しい男・ひとり…(笑)
仕方ない。
『この辺でDoCoMoショップってありますか?』 みたいに通行人に聞いてみるか…。
そう思った頃、ようやく電源が入らぬ意外な原因が判明した。
………。
なんと。
充電君に装着した…
電池の…
+・−が…
逆…でした………(苦笑)
2010/9/15(水) 午前 8:18 ※ブログに連結
しまなみ海道!
それは…
瀬戸大橋・鳴門海峡大橋を除けば、本州と四国を陸路で繋ぐ唯一の道!!
自動車専用道に乗れぬ原付にとって、海路を除いた四国への侵入ルートは
広島県尾道市から第一の向島を皮切りに、
因島−生口島−大三島−伯方島−大島…、
そして、見近島・馬島等・3つの無人島を含めて、
大小・9つの島と7つの巨大な橋が立ちはだかるこの海上の道を突破する以外ないワケである!
AM 9:14 広島県尾道市 |
というワケで、ケータイも無事・復活し(笑)、遂にやってきたのは、広島県・尾道市!
事前に下調べした情報によれば、
しまなみ海道・第一の島・向島へ渡る尾道大橋の入口が、
この周辺にあるハズである。
橋自体は目立つシロモノなんですぐに見つかるが…問題はしまなみ海道への入口である…。
因島・向島…という案内表示が見つかったが、アレが果たしてそうなのか…?
とりあえず進んでみる。
尚、付近には
『向島に渡る自転車・原付は尾道港よりフェリーをご利用下さい』…みたいな表記もあり、
一見・まぎらわしいが、原付も尾道から橋を渡る事が可能なハズである。
とりあえず、→向島・因島の案内表示に従い、進んでみると…?
何か、グリグリとループ状の道路を昇って行ったその先に…
料金所のようなモノが見えてきた…が…!?
その先に、緑色の自動車専用道らしき案内表示も一緒に見えてきたじゃあないですか。。。(*_*)
げげッ!!
これって…
やっぱり……
原付乗ったらダメな方に……
来てしまったのでわ…(汗)!?
料金所手前の中途半端な位置…その路肩に一時停車し、しばらく考える。
勿論、その道は一方通行です。
もしこの先・原付乗ったらダメなんやったら、引き返……せるのか?これ…(笑)?
しかし、次の瞬間…!
それらの疑惑を吹き飛ばす光景が眼の前に…。
後方から、
一台の原付スクーターが普通にブィ〜〜〜ン♪と昇っていくじゃあないですか(笑)★
どうやら、原付も通れるらしい!
そう確信し、再びエンジンかけて料金所方向へ向かう。
尾道大橋・料金所
ひとりのオバちゃんが料金所に居た。
一応、尋ねてみる。
『あの〜…ここって、原付で来ちゃってよかったんですかね〜?』
「大丈夫ですよ〜。」
『そうですか。よかった〜(笑) で、原付の料金っておいくらですか?』
「¥10です」
『…って、え…?』
「¥10です」
『10え…ぶふっww!』
リサーチしていた段階で予備知識があったとはいえ…
思わず吹き出してしまった(笑)
ホンマに¥10でええんや…と。(笑)
というワケで、慌てて財布から1枚の10円玉を取り出して、オバちゃんに手渡す(笑)
何とか無事・しまなみ海道・第一歩を踏み出したのだった…。
AM 9:43〜向島〜 |
というワケで、しまなみ海道…第一の島・向島へとやってきた。
もう一度整理しておくと…
しまなみ海道は、
本州〜四国本土の間の島々を橋で渡る事が可能な道であるのだが、
注意すべき点として…
その通り道は島と島を隔てる橋にさしかかるエリアで、自動車専用道と
歩行者・自転車・125cc以下の自動2輪が通る道…
2手に分れるワケである。
それは即ち…、次の島に続く橋に辿り着く都度・
原付の通り道を探す必要がある事を意味しており…、
●橋を渡り切る
●島の中の国道・県道を走る
●次の橋の原付用入口を探す
●橋を渡る
ここから先は、このサイクルをひたすら繰り返して
進むコトになるワケだ…(笑)
※自動車道は恐らく、ノンストップで一気に通過できるんでしょう…。羨ましい(笑)!
そんなこんなで、向島の中を走り、
何とか次の因島へ渡る因島大橋の原付道を見つけた★
尚、島内は↑こんな感じに、さり気な〜くサイクリングロードの案内表示があったりするので、
表示を見逃さないように注意深く走ってさえいれば、迷う事はそんなにないかもしれません。
かつて経験した事のない、奇妙な道行きに、足取り軽く・第2の島へ向かうのだった…(笑)
因島大橋・原付道。ここは上下・2段構造…と特徴的な作りをしていた。
上段を車が…下段を歩行者〜自転車〜原付が一緒に渡る…という具合。
橋を渡り切った出口付近にある料金所。
歩行者は無料…。
原付・自転車等....は¥50…(笑)
尚、ここから先は全ての料金所が無人となり、
料金は写真にあるようなボックスに放り込む方式となる。
ぶっちゃけ・支払いは、各個人の良識に委ねられるワケですね。。。(笑)
勿論・キチンと払いました★
2010/9/15(水) 午前 10:01 ※ブログに連結
AM 10:30〜因島〜 |
因島の島内を走り、次に目指すのは生口橋!
第3の島・生口島へ渡る橋です。
ここに来るまで、一台の自転車と何度も追いつ・追われつした事を追記しておく。
何度も遭遇したのは、こちらの赤いシャツのオバちゃん。
たまに立ち止まって景色をカメラに収めたりしている様子から察するに、
どうやら、我々と同じく・しまなみ海道をレンタサイクルで観光しながら進んでいる様です。
言うまでもなく・原付と自転車ではその移動速度が全く違う為、
普通は一期一会…刹那の邂逅となるハズが…?
私が立ち止まって風景の写真を撮ったり、ブログの更新なんかをしてるウチに、
彼女に追いつかれ、追い越され…
で、こちらも出発すると、再びあっという間に追い抜いてしまう…。
これを、最初の向島から割と定期的に何度も繰り返していた…(笑)
まるで、一緒に伴走しているみたいで、ちょっと可笑しかったです(笑)
〜
というワケで、やってきた生口橋の原付道・入口。
ここは、原付道と自転車&歩行者道が分けられるようだ。
橋によって、微妙に形態が異なるのが面白いです★
で、コイツが生口橋です。
さっきの因島大橋と異なり、自動車道と並行して吹きっさらしの中を
走ります★
通行料金はやはり、¥50。
2010/9/15(水) 午前 10:58 ※ブログに連結
AM 11:00〜生口島〜 |
3本目の橋・生口橋を突破し、
次に向かうのは…第4の島・大三島へ掛かる多田羅大橋!
先に述べた、橋を渡り切ったのち・案内表示を頼りに島内を走り、次の橋の原付道入口を
探す…といった一連のサイクル…。
最初は戸惑うも…さすがに4回目ともなれば、何となく要領を掴めてきたような気がする…(笑)
というワケで、案内表示にしたがって進むと…多田羅大橋がみえてきた★
今回は、橋の入口側に料金所があった。
ここの通過料金は¥100。
尚、橋の途中で広島県と愛媛県の県境があったハズなのだが…
気が付いたら橋を渡り終わっておりました…(^_^;)
記念すべき・四国突入の瞬間をカメラに収められなかったのは大変遺憾ながら…
とりあえず、大三島へ上陸する。
〜
この島には、2つの道の駅があり、うち・ひとつは進行ルート上に所在している様なので、
とりあえずそこを目指す。
AM 11:43〜大三島 |
道の駅・今治市多田羅しまなみ公園。
何気にこの旅始まって以来…、初遭遇の道の駅である。
ここは瀬戸内海を望む、素晴らしい景観の道の駅…。
時間が時間なら、野宿確定なんですが…(笑)
しまなみ海道もここらで5合目といったトコロか…。
とりあえず腹減ったし・正午にさしかかるキリの良い時間帯でもあったので、
昼飯休憩とする。
なんとなく、目についたカップヌードルの自販機で、シーフードを買って食す(笑)
PM 1:00〜 大三島〜大三島橋 |
昼休憩を挟んで、大三島内・国道317号を南下すると…。
アーチ状の特徴的な鉄橋がみえてきた★
第5の島…伯方島へ続く大三島橋である。
ここも、通行料金は¥50。
毎度・毎度・リーズナブルな通行料金なのは、大いに結構なんですが…
とりあえず、小刻みに財布から小銭が消えて行きます…(笑)
幸い、先の道の駅でお札を崩していたので、何とか50円玉・10円玉に
事欠きませんでしたが…。
※これからしまなみ海道を渡る予定のある方は、事前に相当分の小銭を用意しておいた方が良いと思われます。
料金所が無人なので、お釣りを返してくれる人も居らず、その場では両替もできませんので…(笑)
〜
PM 1:30〜 伯方島 |
大三島橋を渡りきり、やってきたのは伯方島!
道の駅 伯方S・Cパーク
次の大島へ続く大島大橋が瀬戸内海に綺麗に映える景観だったので、
何気なくストップし・小休止…。
しばらく辺りを散策していて、驚くべきお店に遭遇した★
…ん?
は…か…た…の…
塩ソフト…&塩アイス…
『伯方の塩ソフト&塩アイス』…だとぉッ(笑)!?!?
ここここ…ここはッ!!
思いがけずに立ち寄った道の駅の中の…この店は…ッ!?
知る人ぞ知る…関西ローカル番組・ロケみつ…
その企画…『目指せ鹿児島・西日本横断ブログ旅』の途中、しまなみ海道を通過した
早紀ちゃんが伯方の塩アイスを食した場所じゃあないですかッ!?!?(説明・長ッ(笑))
狙ってやってきたつもりは全くなく…本当に偶然の遭遇です★
というワケで、急きょ!伯方の塩ソフトというのを食べてみた★
※ちなみに彼女が食べたのはアイスの方でした…orz 当時記憶があやふやで…(笑)
感想は………
うん。
とりあえず美味い。
が、
なんというか…
ほのかな塩加減が………(黙)……(笑)
いや、美味いです。美味いんですが…塩加減が………(笑)
〜
番組をご存じない方は、何が何だか分らないかも知れませんが…(笑)
とりあえず、大満足した!という雰囲気だけでも伝わって頂ければ……(笑)
2010/9/15(水) 午後 2:20 ※ブログに連結
予想だにせず、楽しい寄り道が出来たワケだが、
のほほんと塩ソフトを食ってる間にも、時は確実に過ぎてゆくワケで…(^_^;)
本日は、愛媛県の松山市周辺か…或いはその少し先辺りまでの到達を想定していたので、
サクサクと先へ進みます★
PM 2:30〜 大島大橋 |
伯方島〜しまなみ海道・最後の有人島…大島へ渡る大島大橋を一気に渡る!
しかし…。
後日知った所によれば、この大島大橋…。
伯方島と大島の間に、橋脚が足をおろす小さな無人島があるらしい。
見近島と呼ばれるその無人島、
歩行者と自転車と原付のみ、橋の途中から上陸する事が可能で、
なんでも、設備・環境…共に・素晴らしい無料キャンプ場がある穴場だとか…。
後日・調べてみると、普通に橋の途中に降り口があるらしい…。
とりあえず当時は通過するのに夢中で、全く気付かなかった…!!!
しまなみ海道の真っただ中の無人島で夜を明かす…。
この旅の趣旨にピッタリじゃあないですか…(笑)!
ちと勿体なかった気がします。。。
まあ、どちらにせよ・このタイミングにこのエリアで足を止める気は毛頭なかったが、
もしも事前にその見近島の情報をキャッチしていたなら、予定の組み方も変わってきたかもしれないです…。
〜
というワケで、幻の島・見近島とはニアミスしただけで(笑)、
しまなみ海道・最後の島…大島へとやってきた!
橋から島へ下る道の途中…!素晴らしい景観?に出くわした★
こ、これは…!
なんと心を震わせる道路標識か…(笑)!!
走り続けていれば…時には2手に道が分かれ、
惑うコトもあろう…
そんな時は、原付道を…!
己の信ずる原付道を、ただ走るのだ…!
この岐路は…まさに…!
原付道の神髄を無言の内に強烈に語りかけてくれていたのだ…(笑)!!
ありがとう、大島大橋…!そしてさようなら…(笑)!!
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大島大橋を降りて…、大島内を走り…、
PM 3:00〜 来島海峡 |
遂に辿り着いたのは…
しまなみ海道…最大にして最後の橋…
ゴゴゴゴゴゴ………
来島海峡大橋ッ!!!
さきほどよりも、更にカッコイイ(笑)?標識が…★
とにかく!
この橋を渡り切れば…遂に!念願の四国本土へ上陸できるワケである★
そう思えば思う程に、様々な想いが胸中を駆け巡りつつも、
遂に橋に侵入…!!ゆっくりと渡り始める★
ただ・ここの原付道も、1車線両通行。
辛うじて2台の原付が行き来できるかどうか…といった狭い道の…
遥か彼方から対向の原付が接近してくるのが見えたりします…(笑)
風もけっこう強く吹くので、油断は禁物。
焦らず・のんびり…行きましょう★
たまには、こうしてエンジンを切って風景を楽しむ…なんてコトも可能です★
そして、ここの通行料金は…¥200…と最高額だった。
ここまで…橋の規模によって、¥50だったり¥100だったり…若干変化する通行料金を
せっせと払いながら通行してきたワケである…が。
勿論、歩行者は無料です。
ちょっと待て…。歩行者は…無料…!!
…。
そこでこのノモッティーは考える…!
エンジンを切った状態の原付を押しながら… 歩行者道を歩いて渡ったら… ひょっとして… ※なりません(笑)! 多分… |
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・・・・。
と、当然そんな事やってませんよ(笑)!
ただ、ふと思いついただけです★
〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜
〜〜〜
PM 3:27 愛媛県・今治市 |
というワケで…
しまなみ海道
走行時間…約6時間<休憩・小休止…含>
通行料金…合計・¥560
長く、激しく、楽しい? しまなみ海道を突破した我々は…
遂に…四国本土…愛媛県今治市に上陸したのであった…★
この時、空はあり得ない程…
黒い雲に覆われていた………。
今にして思えば…この妖しい空は…
行く手に待ちうける災厄が忍び寄る前触れだったのだ……(笑)
しかし・そんな事は知る由もなく…
BJとノモッティーは国道317号を西へ向けて走るのだった…………。