9月17日
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![]() ※地図素材 著作権:白い地図工房 ![]() |
vol.1 覚醒の朝 vol.2 高知県・突入! vol.3 Air vol.4 凪 vol.5 順風 vol.6 パシフィック・O vol.7 原付ツーに近道なし…? vol.8 最南端で待つ男 vol.9 第38 vol.10 険道!ジョンマンロード vol.11 食料危機・一髪!? vol.12 落陽 vol.13 今夜、月と海の見える丘で… 次回予告 |
天気:超!快晴
AM 5:00〜 |
ケータイのアラームが鳴り、目を開けると…そこは…?
『……。知らない天井だ。』
そうか…そうだった。
昨夜は思いがけずに遭遇したビジネスホテルに駆け込んだのだった。
野宿と違って、快適なベッドの睡眠。
何ぴとにも侵されざる領域…
屋根・風呂・ベッド…三拍子揃ったその安心感といったら(^−^)♪
そ・し・て!!!
昨夜、快眠できた最大と言ってもいい要因として…
冷房の存在があげられるだろう!!
連日・連夜、地方の涼しい場所とはいえ…猛暑の中を野宿してきた身としては…
冷房の利いた部屋でぐっすり寝る…
それは、何よりも身体を癒す
起きぬけにリラックスする余り…思わず、鼻歌がついて出る(笑)
ふん♪ふん♪ふんふん……♪……♪
ノモッティー、 |
思えば、何にでも休息は必要。
当たり前のコトながら…
それを無視して…押して押して押しまくった挙句・睡眠不足になっていたのでは、
旅そのものを根底から揺さぶりかねないのだ…と、今回のビジネス泊で改めて強く実感しました(^−^)
かくして…譜面上の4分休符の如き・束の間の休息によって、
ここ数日の体力低下を完全回復!…
覚醒モードに突入し(笑)、万全の体調で支度をする。
※尚、シャンプーや歯磨き類・カミソリなど、宿のアメニティーグッズの数々は当然!残らず頂いておきます(笑)★
〜
昨日クモの巣が張ってた(笑)窓を開けてみると、引き続き・天気は抜群に良い!のだが…?
近くの山に猛烈に雲というか…靄というか…霧のようなモノ?が溢れんばかりに
立ち込めているではないか…!
天気が崩れなければいいが…と思いつつ…
チェックアウトする際、宿のご主人にそれとなく聞いてみた。
『山にすっごい雲みたいなヤツ出てますよね〜(^_^;)』
『今日は…天気悪くなるんですかね?』
すると、
『ああ、ここらはね。山に囲まれた盆地みたいな場所ですから。』
『いつも大体・朝はこんな感じですよ。』
『靄が山にバ〜〜ッ!と掛かってね。でも、こういう日は大体・晴れますよ★』
との事(^−^)★
ご主人も気さくな方で、良い宿でした★
ただ、もうちょい・マメに部屋をお掃除してね…(^_^;)と言いたかったが(笑)、
別にクレーム付ける気もなかったんで、そのまま礼を言って、宿を後にする。
このビジネス、屋根付きのガレージに相棒を駐輪できたのである★
この点に関してはかなり満足でした♪
AM 7:30〜チェックアウト〜出発 |
バッチリ睡眠もとり、出発★
素泊まりビジネスだったので、とりあえず・朝飯を調達しにコンビニを探しつつ国道56号を南下する。
〜
道すがら・みつけたローソンにて朝食とる。
これが、さっき言ってた山側に溢れる靄のようなモノです。。。
パッと見・すっごいヤバそうでしょ…(笑)?
しかしここは、宿のオッちゃんの言葉を信じる事にして、駐車場でのんびりパンをかじる(^−^)
ちなみにこの、コンビニ駐車場・飯スタイル…<駐車場で座り込んで飯食う(笑)>
旅の間は昼夜問わず頻繁に行うワケですが、普段・地元なんかでは、ひとりでやるのはちょっとイヤですよね…(笑)
旅に出ている間は、この食事スタイルといい、早寝早起きスタイルなんかも含めて…
普段とは生活志向がガラリと変わるような気がします…。
その事によって、自分を覆う世界が別の角度から見えてくるような気がして…、面白いのかな〜?
そんなコトをぼんやりと考えながらの朝飯タイムでありました★
2010/9/17(金) 午前 7:53 ※ブログに連結
AM 8:55〜 国道320号〜 |
西予市を南下したのち、宇和島市を経由し、国道320号を東へ進路をとる。
本日の予定としては…
このまま東へ進み高知県入りし、四万十川流域を南下。
四国最南端の足摺岬に立ち寄った後…
高知県南西部に位置する、予めリサーチ済みのとある海岸の無料キャンプ場まで
辿り着ければ上々…といったトコロか。
ここ、国道320号は山間部を通過する・交通量も非常に少ない快走ルート♪
宿のオッちゃんの予言?通り・メチャメチャ天気も良く、
そしてまた、宿屋でHP全快したコトもあり(笑)、実に!気持ちよく快走できました★
AM 10:00〜 国道381号〜 |
国道320号を東へ進み、ふたつの道の駅で小休止を挟みつつ…
国道381号へ連絡!
遂に、四国・2つ目の県…高知県・突入♪
この辺りまで来ると、これまでと空気そのものが違ってきた…
ナンか、走っていると…風と共に全身にマイナスイオンが駆け巡るといいますか…(笑)
本当に。空気が良い土地に来たな!って実感がひしひしと感じられました★
AM 10:35〜 四万十川流域〜 |
走る国道は381号〜441号へと至り…
遂に…!!日本最後の清流と呼ばれる四万十川がゆく手にその姿を現した!
よどみなく・やさしく・緩やかに・流れる、水面……
うっとりと眺めていると…時間を忘れそうになります…
………
が!
とりあえず、暑い…!!
いや、半端なく暑い…!!!
これ、尋常じゃないほど暑い…(笑)!!!!
頭上から降り注ぐ、コロニーレーザーのような太陽光…(笑)
それは、景観の良いポイントで少しでも立ち止まろうものならば…
容赦なく、全身を焼き尽くします。。。(^_^;)
写真を撮ったり、地図を開いたりする間に、一気に汗だくに……orz
たまらず、国道を先へ進みます(笑)
〜
で、走る最中に国道の脇…、川とは逆サイドの山側の日陰に…
たまらず、避難(笑)!
すると…?ちょいと吃驚!!
日光が照っている部分と、日陰になっている部分の温度差が非常に顕著!!
日向は、体感気温…32度はあろうかという大灼熱地獄(笑)!!
一方…
日陰は、冷んんんやり♪として、そよ風が吹いて、むちゃくちゃ気持ちいい★★
天然のクーラーや!と感動するほど(笑)、素晴らしく心地良い空気でリラックスできました★
〜〜
谷から吹く風に癒されつつ、ゆっくりと国道441号を進むと…?
更なる癒しの風景が現れる!
あ…あれは…! 噂に聞いた…沈下橋ってヤツじゃあ…!?
さっそく、マップで現在地を注意深く確認。
ここは、岩間橋という…数ある沈下橋の中でも結構有名な橋らしい!!
さっそく渡ってみる。
うおおお!ホンマに…欄干が…無いッ(笑)!!
蛇足ながら、一応・補足しておくと…
これら・沈下橋と呼ばれる橋は、四万十川が増水した際…、
その程度によっては、橋が丸ごと・水中に没してしまう時があるという。。。
で、その際の水流の抵抗をなるべく失くす為に、欄干を取っ払ったデザインにしているとか…!
渡る途中、四万十川の水面がキラキラと輝いて、夢のように綺麗です★★★★★
渡り終えて、振り返ってみて…改めてその知恵と工夫に驚嘆すると共に、
橋のシンプルでありながら…優美な佇まいに、ため息さえ漏れます…。
橋のたもとの河原に降りる事も出来ました★
ここも、日陰になっていた為…冷んやりとして、とても良い休憩ポイントです♪
水が澄み切っていて、水鏡の如く・対岸と橋の姿がクリアに映る川……
手の届く距離に小魚が泳いでいたり…遠くで魚が跳ねていたり…
陽炎を漂わせながら照りつける太陽と、優しく吹くそよ風が・・・
何とも言えぬ香りを伴って、軽やかに全身を突き抜けてゆく…
まさに、
静と動…!
陰と陽…!
コインの表と裏のように、メリハリが効いたこの空気感…!!
かつて、白川郷で全身で感じた感覚にも似た透明な空気感…!!
ストイックな旅を続けてきた身としては、
この清涼感溢れる癒しの空気が何ともいえぬ心地良いひとときでありました★
2010/9/17(金) 午前 11:15 ※ブログに連結
AM 11:45〜 四万十川流域〜 |
沈下橋の景観を満喫した後、ふたたび国道441号を南下する、その途中…
工事中エリアらしい場所に遭遇。 警備員のオッちゃんに制止される。
この付近・片側一車線なんで、いつものように時間差ですんなり通して貰えるのかな?と思いきや…
オッちゃん曰く…
『この先で工事してて、現在・通行止めなんですわ。』
『正午には、通れるようになりますんで…もうちょっとだけ待ってもらえますか?』
とのコト。
一瞬、迂回路を探す事も考えたが、そうセカセカしてもしょうがない。
正午まで…あと15分…。まあ、のんびり待ちますか★
というワケで、しばし木陰で小休止!
待ってる間に、案の定・続々と後続車が詰まってくるが…偶然にも、我々が列の先頭でした(笑)
『これで、旅してるんかい?へぇ〜〜』みたいに警備員のオッちゃんに話しかけられる(笑)
メットと上着を脱いで、エンジンも切って、しばし…新鮮な空気を楽しみます★
2010/9/17(金) 午前 11:48 ※ブログに連結
通行止めも解除され、国道441号を更に南下します★
通り過ぎてゆく風景は、いずれも爽快感あるものばかり!
〜
PM 12:40〜 四万十市・中村 |
四万十川を満喫したのち、やってきたのは…中村という小さな町。
足摺岬まで、あと…50kmぐらいといった位置。
予定としては…
ここから国道321号にシフトして更に南下…足摺岬を目指す段取りでありますが、
腹も減ったので、途中のコンビニでメシにします★
2010/9/17(金) 午後 0:48 ※ブログに連結
〜
昼食後、中村を出発し国道321号に合流…しばらく進むと?
再び、四万十川の下流域にぶつかった。
上流のような静かで穢れなき情緒は既にない…が、
太平洋に注ぐ、巨大な河としてのこの景観も…
四万十川の多彩な表情のひとつなのだな。と、しばし眺める。
〜
雄大な四万十川下流に沿って、更に国道321号を進むと…?
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道路は唐突に山岳ルートへと変貌。
↑右・画像奥に見えるように、そのゆく手には…ミドルクラス<強>のトンネルがひとつ…!
しかし、幸い…交通量も微々たるものだったので、快適に走行できました★
現段階ではかなりスムーズに…順調に…予定通りのコースを走れております★★
PM 1:47〜 国道321号 |
山岳部の国道321号をスムーズに快走し、ぼちぼち海側に出るか…?といった地点。
ここでまた!どこかで見たコトのある建物が目前に現れた!!
一心庵!!
うおおお!!!
ここここ、これは!?
偶然・またしても、『ロケみつ』ゆかりのポイントに遭遇してしまった♪♪
※詳細はこちら★
知る人ぞ知る・四国一周ブログ旅で、宿泊用の資金が¥700(笑)!という悲惨な状態だった早紀ちゃんを
快く泊めてくれた宿ですね★
こちらは元々はお遍路さんが低料金で宿泊できる宿坊のような施設らしいです。
番組の中で早紀ちゃんがお世話になった・あの優しい女将さんと是非お話してみたくて、
呼び鈴を押してみたんですが、時間もお昼だった為か…お留守のようでした。残念!
2010/9/17(金) 午後 1:50 ※ブログに連結
〜
更にしばらく進むと…
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眼の前にドバッと海が現れた。 この旅、初遭遇の太平洋ですネ★★ |
こちらは大岐海岸という場所★ 相変わらず・日差しが強く… 立ち止まると、濁流のように汗が…(^_^;) よって…日陰でしばらく小休止します★ |
こうして、海側に出た…というコトは。
目的地・足摺岬まで…あと一息か★★
間に・間に、適度に自身と相棒のエンジンを休息させながら、
変化に富んだ海沿いルートを南へ向かうのであった……。
豪快な太平洋の景観を左手に望みつつ、更に南下し…
足摺岬のある半島にさしかかった辺り…!
ここからは、一旦・国道を逸れて、県道にて岬まで進むコトとなる…のだが?
ここで…
昨日の佐田岬の時に引き続き……
また…道、間違えました……(^_^;) orz
図で説明すると…以下のような感じだ。
予定していたルートとしては、海沿いの県道27号というのをひたすら進み、足摺岬へ辿り着くハズが…
ある地点で何故か、脇の県道348号というのに逸れてしまっていたようだ…(^_^;)
多分、『至→足摺岬』っていう標識に惑わされたんやと思う。。。
まあ、若干遠回りながら…こちらのルートでも行けぬコトはないんですが。。。
よりにもよって…この県道348号という道…。
半島・中央部の山岳地帯の…尾根上をゆく道で…
思いっきり!!坂道ばっかりじゃあないですか…(泣)!!!
それも…
ただの坂道じゃあない。
エンジンがウンウン唸って…フルスロットルでも速度20kmがせいぜい…といった状態…!
箱根クラスです。間違いなく…(笑)
気付いた時には、上図・2つ目の赤矢印手前ぐらいまで来ていて、もはや・引き返すワケにもいかず…
ここでふと、アタル兄さん?の言葉を思い出す……(笑)
原付ツーリングに近道はない!!
おだやかな道とイバラの道の二通りの道があるとすれば…
イバラの道を進め(笑)!!!
半ば・ヤケクソ気味に(^_^;)、足摺岬を目指して…アクセルを吹かすのだった。。。
PM 3:00〜 足摺岬 |
イバラの道たる・県道348号(笑) を無事突破し…
遂にやってきた!!
四国最南端・足摺岬!!
早紀ちゃんも訪れた足摺岬(^−^)♪
しばらく、このパーキングで休憩しつつ…
お、あの銅像…誰やったっけ?
そう思い、正面に回ってみる…。
……。
訪れた時間帯が災いして…逆光で……
誰だか全然…分かりませんね……(笑)
一応…ジョン万次郎氏の像なんですが…
どう頑張ってみても、謎の男風にしか写真が撮れません…(^_^;)
↓ イメージとしてはこんな感じ…か(笑)? ↓
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クックックッ… 待っていたぞ、 ノモッティー …!! |
で。駐車場から遊歩道を少し進み…
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コイツが足摺岬灯台です★ | 近くには、四国最南端の石碑なんかもあって、 テンション上がります♪ |
一通り?、見て回った所で…、余りの暑さの為……意識が朦朧としてきた...orz
原付で走り回ってる間は、自分自身にもある程度の空冷効果があるのだが……(笑)
ひとたび・こうして相棒を降りて、遊歩道なんかを少しでも歩こうものなら…
途端に、灼熱の残暑が襲いかかってくるワケです。。(^_^;)
たまらず・万次郎氏の影に逃げ込んで(笑)、しばらく小休止!
…というワケで。
岬先端部…つまり、灯台にも当然・歩いて行けるみたい…でしたが…?
相変わらず…クソ暑い!!ので、スルーします★ ごめんなさい(^_^;)
休憩を終えたら…県道を北上したのち・海岸線を西へ向かう予定♪
2010/9/17(金) 午後 3:27 ※ブログに連結
本日・第2のチェックポイント?足摺岬をクリアし、出発するも…?
程なくして、こんな場所が眼の前に…!!
第38札所・金剛福寺!
言わずもがな…四国88カ所のひとつですね★
今回の旅…副題をVVV遍路Septemberと題打っているものの…
行脚期間の問題や、手間とリスクなどもあり…
基本方針として、札所巡りはしないもの…と考えておりましたが。
こうまで・あからさまに眼の前に現れると、ナンかつい記念撮影してしまいました(^−^)
寺院の名前がバシッ!と書かれた右手の石碑は…
円形の穴がポッカリと開いた特徴的かつ不思議なデザイン…
まさか、使徒(笑)!?
〜
冗談はさておき…
ここ、金剛福寺は足摺岬の眼と鼻の先に位置しているワケですが。。。
本ッッッ当に!!辺鄙な場所であります。
にも関わらず、歩き遍路しておられる方が大勢おり…マジで尊敬してしまいます。
だって、原付でここまで来るのも半端なく大変やったんですよ!!
その、同じ道筋を…歩いて……来られるワケですよ…(゜o゜)!!
いやはや、ただ・ただ・脱帽です。
遍路しておられる皆さんの、旅の無事を祈らずにおれませんでした。
ちょいと道草しちまいましたが、今度こそ出発です(笑)★
金剛福寺を後にした時点で…、時刻は…15:40!
ぼちぼち、陽が傾きかけてきた感じです。
で、今から向かう・本日の最終予定到達地点が…幡多郡大月町にある樫西海岸という場所。
マップを開くと…ここから、大体・45kmってトコか。。。
ルートは、これまで通ってきた県道27号の西側を北上し、国道321号に復帰。
あとは・ただひたすら西へ猛進あるのみ!!という感じです★
というわけで、とりあえずは県道27号を進む…のだが?
海沿い快走ルート♪ と思いきや…
しばらく進むと、途端に山岳ルートへ変貌!!
ま…またかよ…(^_^;)!?
またしても・さっきのように、フルスロットルで2〜30km/hが限界の坂道へ突入。。。
し・か・も?
今度はそればかりか…
道が…エラいコトになっとる。。。。
一車線・両側通行…
お馴染み・進行車線と対向車線がセンターラインで分けられていない
オマケに…エリアによっては・ガードレールすら存在せず、道の端は断崖ときたモンだ…(笑)
当然・このような道は…
いつも以上に対向車の接近に神経を集中させる必要があるワケで。
比較的・低速度で用心深く走っていると…?
案の定・後続車がケツに張り付いてきます…(^_^;)
普通の道路ならば・スイッと道を譲るんですが…
左手は…ガードレールなき奈落の底……道を譲るのも命懸けです。。。(笑)
あと、たまにですが。
路側帯をお遍路さんが歩いてたりするので、そちらにも気を配らなければなりません。。
なんて…危険な…道なんだ…(笑)
ハッ…!?
まさか…
これが、酷道・怖道と並び称される…あの…噂の…
最も危険な県道…険道というヤツか(笑)!?
だとしたら、注意!注意!!!
極めて慎重に…山岳部を抜けて行くのでありました……(笑)
〜〜
危険地帯を何とか突破し…
県道27号は一時的に、再び・海沿いルートが主となる。
実に表情豊かな道ですが…?
ゆく手に、一本・トンネルが。
幸い・そう大した規模のモノではなかった…が?
そのトンネル入り口のレリーフに注目…
ジョンマン…ロード?
なんじゃ、そりゃ?
…………。
ジョン万次郎ロード…略して・ジョンマンロード?
プッ………ブハッ!ブハハハハ!!!
略すなよ(爆笑)!!
1日走行して疲れていたのか…
先の緊張した“片一走行”でおかしくなったのか…
西日が眩しさを湛えゆく中…
ナンか、ひとりツボにハマって笑い転げるのであった……(笑)
不思議なインパクトを感じた、
ルートは国道321号へ復帰。
ここからは、海沿いをひたすら西へ西へと進むワケである。
その景観は素晴らしい。
素晴らしいのだが…
この界隈の国道321号にも、足摺サニーロードという愛称が付いているらしく、
ゆく先々の道路標識でもしつこいほどに自己主張してくる…(笑)
道に愛称つけるのが…流行ってるんだろか…(^_^;)?
とりあえず、先を急ぐ★
〜
PM 4:45〜 道の駅・めじかの里 土佐清水 |
久々に道の駅遭遇。 せっかくなんで、休憩がてら寄ってみる。
休憩しながらルートも確認。
これから向かう樫西海岸という浜辺。
ある地点で、国道321号から・一本横道に逸れて入る必要がある場所なんです。
そうなると、道を曲がるタイミング。 これを誤ると、エラい事である!
特に、日没ギリギリの時間帯に到着が予想される為、ちょっとでも道に迷って真っ暗にでも
なろうものならば、それは絶望を意味するワケで…(^_^;)
万全を期す為に、施設内で道を聞いてみるコトにする。
土産物屋?の建物に入ると、店番の女性がひとり・閉店準備を進めているようだった。
樫西海岸 に行く道を尋ねてみると…
『どの道を曲がるか…目印は……すみません。ちょっと思い当たらないんですが。。。』
『まあでも、そんなに複雑な道でもないので、すぐに分ると思うんですが…』
とのコト。
とりあえずまあ、行ってみるしかない…か。
お礼を言って建物を出ようとした刹那……!!!
電撃にうたれたかのように、その場に立ち尽くす!
動物的直感…!?
そうとしか言いようがない。
何かが、己の内で警告している…その声が聞こえた。確かに聞こえた!!
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メシ! |
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え? |
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メシ!メシ! |
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メシ…って? |
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コ・ン・ヤ・ノ・メ・シ…カ・ッ・ト・ケ!! |
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今夜の…飯…? !!! はっ…!、そうか!!! |
……そう、晩飯…である(笑)
この道の駅・めじかの里 土佐清水…!
その周辺エリアは…
国道321号・足摺サニーロードが延々と海沿いを貫いている
ただ、それだけ…といったエリア。
道路しかない。
町はおろか…コンビニすら、ほとんど見当たらない。
曰く…
ここを通過したら、その後…食料を調達できる保証がない!ワケであります(笑)
ここ数年の過去の旅において、何度か・買い出しを忘れて…
晩飯を食いっぱぐれた苦い思い出が脳裏にフラッシュバックする…!
鳥取しかり…岡山蒜山高原しかり……(^_^;)
で、一応・さっき道を聞いた方に再度・聞いてみます。
『あのう…ここから先、321号を西に行くんですが…』
『道沿いにコンビニとかってありますか?』
すると…
『コンビニ…。あ〜、ひょっとしたら大分長い間・無いかもしれませんねェ……。』
『じゃあ。ナンか食べる処か何か…ない……ですよねェ…(^_^;)』
『う〜ん。途中に、小さい町と言うか集落みたいな所はありますけど…』
(しゅ・『集落』って…(笑)?)
『正直・食べ物とか売ってる店がちゃんと開いてるかどうか…微妙です。。。』
や…やっぱり…(笑)!!
ここで、ふとその店内を見回すと……?
なんと!!
タイムリーなコトに!!
売れ残りのお弁当が値引き価格で置いてあるじゃあないですか★♪◆●♪
すかさず、手にとり!
『すいません!これください(笑)!!』
『あ。はいはい(笑) ¥195になります。』
『195え…ひゃッひゃくきゅ〜じゅ〜ごえん!?!?』
『??・・・ええ。何か?』
※フィクションではなく、マジで絶叫してしまいました(笑) ちょっと不審がられたかもしれません(笑)
『安っすゥ〜〜(笑)!!!』
『ああ、もう閉店ですので…(笑)』
¥390の弁当が…<それでも安いですが…>
なんと!¥195で買えちゃいました♪♪
まるで、スーパーの閉店間際ですよ(笑)★
しかも、割とキチンとおかずも充実したお弁当な上…ご飯は買ってからよそってくれるじゃあないですか★★
道の駅って素晴らしいかも(笑)♪
これで、とりあえず…
陽が暮れても、飯の心配だけは要らなくなったワケだ★★
女主人にお礼を言って、道の駅を後にするのであった…!!
2010/9/17(金) 午後 4:47 ※ブログに連結
夕闇迫る国道321号を西へひた走り…
PM 6:00〜 幡多郡大月町 樫西海岸 |
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遂に、本日の最終目的地… 樫西海岸に到着!!! |
何とか…… 日没寸前・ギリギリChopです(笑)★ |
ここ・樫西園地という公園の展望台は、旅に出る前から密かに目を付けていた場所であります。
何と…無料でキャンプ可能な上…実に!素晴らしい景観の場所との噂でしたが…
刻一刻と景色が変わる中…
西の山の彼方へ太陽が姿を消す刹那……かくも、美しい光景が眼の前に現れたのでした。
絶景に見惚れる余り…
ここでも、思わず第九の鼻歌が出てしまいます(笑)★
ふん♪ふん♪ふんふん……♪……♪ ![]() |
朱色に染まる太平洋………
夕陽が沈む前に、是が非でもここに辿り着きたかったので…感無量(T_T)
しばし、呆然とうっとりと景色をみつめたまま動くことできず……
自分はこういう景色に逢いたいが為に…旅をするのかもしれない。。。
2010/9/17(金) 午後 6:04 ※ブログに連結
落陽の太平洋を存分に楽しんだのち…
さあ、今度はテント設営ポイントの選定です★
この樫西園地という海岸の公園。
敷地はそんなに広くはないものの…テント野営が許可されている上…
無料で利用できるという素晴らし過ぎる場所なのです★
夕暮れ迫る中、到着直後に2人ほどジョギング中らしき近隣住民?が通り過ぎたのですが、
彼らが去った後は、自分・一人になる♪
時期的なコトもあるのか…、他のキャンパーも見当たらず…
完全に貸切状態★(^−^)★
つまり、どこでも自由な場所に設営できるワケだ♪
少し迷った挙句……
とりあえず…、
展望台にダイレクトに設営してみる…(笑)!!
確かに景観は良いが…あまりにもあからさま過ぎるか…?
まあ、完全に真っ暗になる前に、テント組みだけはしておきたかったので…。
とりあえず、飯にします★
先ほど、道の駅・めじかの里土佐清水にて、辛うじて入手できたお弁当を美味しく頂きます(^−^)
〜
弁当を食べ終わる頃には…辺りは完全に真っ暗になった。
で、展望台直下のトイレの灯りを利用して、ブログつけたり地図開いたり・くつろいでたんですが、
建物の屋根にあたる展望台に建てたテントまで
荷物を取りに行ったり来たりしてるウチに、どんどん面倒になってきた。。。
あかん!やっぱ、テントの位置・変えよう(笑)!!
唐突にそう考え、
テントの中に置いてたモノを全て出し…
テントを強引に・担ぎあげて、そのまま坂道を降りて、階下へ移動する(笑)
強い風も吹いてなかったから可能な芸当でした(笑
で、以下が・最終的に安住の地となった。。。
トイレのまん前…というのが、多少気になりますが…(笑)
幸い、施設はかなり綺麗な代物だったので、実際は快適そのものでした★
ここならば、トイレの灯りを120%有効活用できますし、
少しだけ軒下にもなっている為、万が一・急な雨がきても多少は安心です♪
〜
そして、旅・出発前にここに目を付けたもうひとつの魅力……
それは……、
無料で利用できるシャワー室の存在!!
ここは海岸近くの公園なので、恐らく・海水浴客の為のものなんでしょう。
残念ながらお湯は出ない冷水シャワーなんですが、近年稀に見る残暑が幸いし、
充分に許容範囲内★
というワケで、さっそく利用してみる。
トイレと同じ建物の中に設置されていたシャワー室は…
こんな具合。
特別綺麗なワケではないが、特に汚くもない。すばらしい!
男女別ルームとなっており、キチンと鍵もかかります★
さっそく、汗を流します★
松山・道後温泉で入手したモノや、昨夜のビジネスのアメニティーグッズで、
石鹸やシャンプーの予備はかなり余裕があったので、有効活用(笑)
お陰で、さっぱりできました♪♪
〜〜
シャワーを浴びたのち…
ふと外で空を見上げると、天頂には月が美しく円を描いていたので、
なんとなく再び、独り・展望台へ上がってみる。
夕刻の目の覚めるような眩しい景観はすでになく、当然・辺りは真っ暗でありますが……
ザ〜〜〜ン…ザザーン……と潮騒が遠く聞こえたり…
周期的に回転しながら沖を照らす灯台の灯りがみえたり…
天空には、満天の星空が広がっていたり……
旅の情緒というか…静かな感動がこみあげてくるのを、ただ感じるのであった…。
この、夜の海辺の空気感★
ここまで海の至近距離でのキャンプは自身・今までやった事もなく、
一度、海岸キャンプをやりたい★と常々思っておりましたので、感無量です(^−^)♪
背後の雑木林も、遠くで潮騒を唄う海も、ただ・延々と暗闇が続いているものの…
月明かりだけがひと際明るく、懐中電灯などなくても普通に歩けるのが感動的★★
目が慣れてくると、むしろ・遥か遠くにある街灯が煩わしくなるくらいでした(笑)
そしてまた、
虫の声と、海の音以外・余計な雑音もなく、シィ〜〜ンと静まり返っている。。。
ただ・自分ひとりだけが この闇夜と対峙しているような…対話しているような…
不思議な感動が、そこにあった。
どんな高級旅館も、高級ホテルも、及ばない最高の贅沢です(^−^)★
た・だ・ひ・と・つ!
不快な点があるとすれば、
蚊やカナブン、蛾、アリなど……
電灯には様々な虫が…一杯集まってきて、自分の至近距離に飛んできたヤツを
追い払うのに四苦八苦したコトか…(^_^;)
移設した(笑)テント前で、虫を撃退しながら(^_^;)くつろぐ…。
ちなみに、トイレの灯りは…内部にセンサーが付いているらしく、中に入れば自動で点灯。
一定時間が経過すれば消えてしまうので、その都度・トイレに出入りする必要がありましたが(^_^;)、
ご覧のように点灯していれば、ガラス窓から上手い具合に外まで光が届く為、
外部にある電灯と併せて、マップを確認したりするのに非常に便利でした★★
本日は、ほぼ・想定通りに予定を消化できて、満足しながら、
海辺の夜は更けてゆくのでありました。。。★
愛媛県・西予市〜高知県
四万十川流域〜足摺岬〜樫西海岸
走行距離:194.3km
総走行距離:790km
![]() 四国最西端・最南端を共に制覇し、 次に向かうのは、大河ドラマ効果でにぎわう大観光地・桂浜! 旅5日目にして、ルートは遂に高知県・土佐へと至る。 炸裂する土佐の荒波と共に雄々しく佇む・坂本竜馬像と対面し、 本日は大満足?かと思いきや… 桂浜を後にしても、移動する欲求は更に加速し… まるで何かにとり憑かれたかのように一路・前に進むのだった…! 今日中に… 室戸岬・手前まで…行けるか? 行っちゃうか? 日没が迫る中…、ライダー達が集う・噂のあの宿を目指して… 勝算3%?の戦いが今、始まる…!
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