9月18日
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![]() ※地図素材 著作権:白い地図工房 ![]() |
vol.1 黎明の海 vol.2 本日も晴天なり♪ vol.3 R56・至高知市 vol.4 ミッションモード突入! vol.5 カツオ飯 vol.6 土佐ノ海 ト 土佐ノ猫 vol.7 桂浜で待つ男 vol.8 室戸への挑戦 vol.9 道説く・オッちゃん vol.10 ライダーズイン室戸 vol.11 哲学者オイル・タス 次回予告 |
天気:超!快晴
AM 5:30〜 |
早朝、樫西園地。テントの中で、目を覚ます。
道の駅や公園などの非・正規キャンプにおいては、超!早朝に撤収の必要があるコトや、
至近距離に他人がやってくる不安感もあり、中々に熟睡は得難いモノでありますが、
ここはキャンプが合法に認められている場所であります(^−^)♪
よくよくにして思えば、
こうしたキチンとした正規のキャンプ地は旅・始まって以来お初ですネ★
というワケで、今までのように寝苦しいコトもなく、爽やかに目を覚ますのであった。
テントから這い出して、外の空気を吸い込む。
そして展望台へ上ってみると?
まだ、完全には夜が明けきらぬ海の情景!
昨日の夕陽も見事でしたが、ここの景色は…朝焼けにも映えますネ★★
焦って撤収する必要もないので、準備の前に海岸を散歩してみる事にする。
テント設営地の展望台付近より、遊歩道を歩いて降りて行きます。
途中、バカでかい蜘蛛が道のゆく手を遮るように巣を張っており、
マトリックスのような姿勢でかわしながら進みました(笑)
〜
海を目指して階段を降りてゆくと…?
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豪快な磯の風景に出くわしました★
昨日の夕刻、うっとりと眺めた岩礁がすぐ目の前に…♪♪
朝焼け…
波の音…
潮の香り…
それらを五感で感じながら、しばしのんびりします★
浜を散策していて、こんな建物もみつけた。
どうやら、トイレとかがあるみたい。
しかも!かなり頑強な屋根まであって、昨夜の場所よりも野営向けかも…!?
ただ、あんまり海に近過ぎるとフナムシとか出そうで怖いです…(^_^;)
早朝の海岸散歩……
長年の夢が叶ったような気がします★
かくして、これまでにない清々しい気分で旅の5日目が幕を開けたのでありました
AM 6:15〜 |
海岸散歩を終えて再び展望台へ戻ってみると、完全に日も昇り、
夕刻・夜・明け方とはまた趣の違う海の表情★
大・小・様々な小島と岩礁が織り成す絶景……!!
樫西園地…
この場所、本当にお気に入りになりました(^−^)★★
そして!本日も晴天に恵まれ、良い一日になりそな予っ感っ♪♪
↑※ロールオーバー効果付き↑
昨夜野営した場所も、やっとまともに撮れました(笑)★
ちなみにこの展望台、基本・駐車場から遊歩道みたいなんを歩いてやってくるようになってます。。
昨日は駐車場から伸びるスロープを無理矢理?相棒ごと入ってきたワケですが…(笑)
車両進入禁止だったのかな? 特に禁止の注意書きもなかったので……
まあ、いいか…みたいなノリでした(笑)
AM 6:50〜 |
撤収・完了♪
しかしこうして改めて周囲を見渡すと、草がボーボーですねェ…(^_^;)
オフシーズンだからでしょうが、道理で昨夜…ヤブ蚊が多かったワケです(笑)
尚、テントを畳んでいる途中…1組の家族がワゴン車で訪れ、我々の近くで
タープを張ってバーベキューらしき準備をしておりました。
デイキャンプかな。
そういや、今日は土曜日…か。週末には利用者もあるんだな〜と眺めつつ、
旅をしていると曜日感覚が著しく失われるというコトを改めて実感しました(笑)
AM 7:00〜 |
一服したのち、出発★
本日の第一・目的地は高知市内の桂浜!
その前に、ここいらはコンビニさえもほとんどない僻地なので、とりあえずは
朝飯を調達できそうなエリアまで移動です★
国道321号を北上。
日中と違ってこの辺りの時間帯は、冷やりと涼しい。
上着の前ジッパーを閉じても良いぐらいの体感温度。
暑すぎず・寒すぎず・といった塩梅で、快適に走行できました★
2010/9/16(木) 午前 6:37 ※ブログに連結
AM 8:15〜 |
1時間ほど走った後、宿毛市に到達!
写真は道の駅すくも。
先の樫西海岸から最も近い?町らしい町なので、周辺で何とか朝飯にもありつけました★
ちなみに、道の駅自体はまだ営業開始前の様子。
一服入れて、出発します★
ここからは国道56号というのに連絡し、
桂浜の高知市までひたすら東を目指すコトになります★
一本のルートを猛進するシンプルなルート!
分岐ポイントなんかでいちいちマップを開く手間もなく、楽ですね★
写真は、昨日も通過した四万十市内の中村周辺を越えて少し行った地点。
田園が広がるなだらかなルートなので、気持ちよく快走★
AM 10:15〜 |
道の駅・ビオスおおがた。
国道56号を順調に巡航し、ルート上に再び太平洋が現れる。
道の駅の至近距離には入野海岸という浜があり、どうやら渚100選のひとつ
に数えられるビーチらしい。
せっかくなんで、見晴らしの良い位置のベンチにて小休止!
週末ゆえか…かなり大勢のサーファー達で賑わっております。
〜
再び出発。
国道56号を北上するカタチで走る。
海を右手にしばらく走ると、道は再び・田園+山側ルートへ変貌。
めまぐるしく景色が入れ替わり、飽きないのだが…?
ここで…
珍しく、相棒の方から声を掛けられた(笑)
|
そう…。
先の入野海岸を通過した時点で、ガソリン残量が3/4を下回っていたのである。。。
で、その界隈のガソリンスタンドを物色しながら走るも…
いずれのGSも¥135〜140台/リッター…と思ったより割高。
『せめて…¥130前後で給油できる場所までは我慢するか…』
そう思い、点々とゆく手に現れるスタンドを敢えて無視して走行していた…のだが?
そうこうする内に、燃料メーターは↓こんな状況に…
これでは、相棒の機嫌が悪くなっても仕方ない(笑)
『う゛ッ……さすがにぼちぼち
『しゃ〜ね〜!ここは多少・値が張っても妥協するか……』
そう思い、GSを探しながら走る…
GSを探しながら…
走る…
走る…。。。。が。
ない。
え?
GSが…無いッ!!!
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『ガソリン残量、レッドゾーンに突入!』
『BJ、
※そんなモノはないッ(笑)
『なんですって!?』
ミッションモード・突入(笑)!
とりあえず現在地は…高岡郡四万十町にほど近い・かいなという場所らしい。
マップを開いて確認してみると、あと10km前後走れれば、窪川というちょっとした町まで
出られる様だ・が…?
辺りを見渡してゾッとする。
よりによって…、こんな時に限って…、
燃費に著しく影響しそうな坂道・峠道・オンパレードじゃあないですか…(^_^;)
ちなみに、ウチの相棒のタンク容量は約4リッター少々…。
燃費は…25km/リッターってトコでしょうか…。
よくよく考えれば、長距離走行に向かぬ完全な街乗り仕様ですね(笑)
まさか・こんなトコロで、2ストスクーター特有の弱点が露呈するコトとなるとは、夢にも思わず…(笑)
まあ・その弱点は自身・重々承知でしたので、これまでも常に早め・早めの給油を心がけてきたワケですが…
今回はちと油断しました。
仕方なし!
なるべく燃料の消費を抑えるアクセルワークを心がけながら、走ります。
〜
AM 11:30〜 |
道の駅・あぐり窪川
ガス欠寸前になんとか、窪川という町に辿り着き…給油するコトができました(^_^;)★
ゆく手にGSの看板が見えた時、心の底から安堵しました(笑)★
しかしながら、其処のレギュラーガソリン単価は…
ななな・なんと…¥143/リッター…(^_^;)
あり得ねえほど割高なような気がしますが…背に腹は替えられません……。。。
状況としては…割とギリギリっぽかったです(笑)
ガス欠寸前って…
右手のアクセルに微妙な違和感が伝わり始めるタイミングといいますか…
何か・確実に実感できるモノがあるのですが……
今回はまさに、その一歩手前といったトコロでした(^_^;)
これまでも幾多のロングツーをこなしてきたワケですが、燃料絡みでここまで切羽詰まった?のも珍しいです(笑)
かつてガソリン携行缶というアイテムを何となく買ってみたコトもあったのですが、実際に使用したコト一度もなし。
基本的に日本国内であれば、余程変なルートを選ばない限り・走行不可になるほどGSとGSの間隔は
空いてないと確信していた為、早めの給油を心がける事で何とかなってきました。
まさに言葉通り…油断大敵…という言葉を改めて痛感した出来事でありました(^_^;)
2010/9/18(土) 午前 11:00 ※ブログに連結
PM 12:50〜 |
ガス欠のピンチを辛くも凌ぎ(笑)、その後は順調そのものに国道56号を快走♪
やってきたのは、須崎市!
ここらは、再び海沿いの町です★
海→山→田園→海→山→田園→……と
一定のループを繰り返す道の為、走っていて退屈しません★★
さて、ここらでボチボチお腹も減ってきたので…お昼にしようと思います★
ツーリングマップルによれば…どうやら、この道の駅。
カツオの実演販売をやっていて
食堂にも土佐ガツオを使ったメニューが豊富で、
中でも、土佐丼というのが美味いらしい…!
と、土佐ガツオ!!
これはもう、食うしかない(笑)★
思えば、この旅が始まって以来・ここまで……
土地の美味いモノを食すコトが全くなかったように思います。
食に関しては、旅の後半に讃岐うどんを目一杯味わう!!という野望?があるので、
それまでは、なんとなく意識的に侘しい食事に徹していたような気がします…が。
よくよく考えれば、実に勿体ないですよね。
というワケで、
たまには美味いモン食っとくか!と。 お昼はカツオに決定(笑)★
お昼時で混み合う食堂に突入!
注文した土佐丼が…これだ!!
1.
2.
3...(笑)!!
ホカホカご飯に、豪快に並ぶカツオの切り身!!
さっそく口に頬張ると…、絶妙に甘辛い醤油ベースのタレが
ネギの香りとともに味覚を刺激する…!?
そして、カツオの身の柔らかさと…ご飯の組み合わせ……
味の小宇宙が全身に満ちてゆく…(笑)!?
美味い!!
腹ペコだったコトもあり(笑)、あっという間に土佐丼・完食♪
ちなみに、噂のカツオの実演販売もやっていたのですが…
そこで食べるメニューはカツオの叩きとか、酒の肴っぽいモノに限定されるので
残念ながら・パス。
更に言うと…本当は道の駅よりも、
一本・国道から横道に逸れて地元の店を探せば更に美味い店とかありそうですが……。
とりあえずは、大満足です★★
2010/9/18(土) 午後 1:35 ※ブログに連結
PM 2:45〜 |
須崎市にて昼食を終えたのち、国道56号を東へひたすら進む!
そして…遂には桂浜へ至る県道23〜14号というのにやってきた★
ここからは、右手に太平洋を望む絶景ルートが続きます♪
相変わらず・良いお天気で、テンションMAX★★
空を見上げると、パラグライダーで滑空する人が一杯いて面白い風景でした★
〜
道中、進行方向・左手にコンビニのパーキングが見えたので、小休止しよう!と思い…
スイッ!と入ってみる…と?
建物は完全にクローズし…、
駐車場は草が伸び放題の荒れ地と化している……
入ってみるまで分らなかったが、なんとコンビニの跡地でした(笑)
どうやら、ヤマザキ・デイリーストア?だったらしい。
幸い、パーキング内の自販機は生きているようだったので。
缶コーヒーを一本買って建物の影で小休止…している・と?
ふと、誰かの視線を感じた。
聴こえた気がした。感じた気がしたんだ(笑)
振り向いてみると?
↑※ロールオーバー効果付き↑
土佐犬…!?……ではなく。
土佐猫がそこに(笑)
目的地・桂浜まではもう目と鼻の先。
午後の空気を土佐猫と一緒に楽しみ、しばしの休憩タイムを過ごすのであった……。
PM 3:14〜 |
遂にやってきた高知県・土佐市!桂浜!!
しかし…?
どうやら、ここは駐車場と観光ポイントが完全に隔てられている様子…。
……というコトは、残念ながら竜馬像と相棒のツーショット写真とか撮れないのか……(^_^;)
とりあえあず、有料パーキングに駐輪し、竜馬像へ向かいます★
![]() ↑※ロールオーバー効果付き↑ |
うおおお! 坂本竜馬さん…! 遂にお会いできました(T_T) なんて…男らしい背中なんだ…!!! 紋付に黄金の装飾が施されていて、神々しいですね★ |
さあ、そのお顔を拝謁しておきましょう★
というワケで、正面に回ってみる……が…?
![]() ↑※ロールオーバー効果付き↑ |
……。 昨日のジョン万次郎の時と同じく…写真は 逆光で、謎の男にしか見えず…(^_^;) |
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待っていたぞ、 ノモッティー …!! |
〜
坂本竜馬像・周辺は、やはり…大河ドラマ効果がモロにあるようで(笑)、
半端ないほど大勢の観光客で賑わっておりました。
確かに。
日本史上、最もカッコイイ男だと私も思います。
徳川幕府という権力にどっぷり漬かった日本を木っ端微塵に粉砕し、
新時代を築いた男の姿に、しばし時を忘れて想いを馳せるのでありました……(^−^)★
〜
竜馬像から海側へ更に歩を進めると…?
これぞ・桂浜!といった景観が眼に飛び込んできた★★
↑※ロールオーバー効果付き↑
岩礁に凄まじい勢いで炸裂する土佐の荒波!
ドッパ〜〜〜ン!!!凄まじい迫力です★
まさに、
岩の上では、濡れるのお構いなしに記念撮影する人、多数(笑)!!
自分も同伴者が居たならば、迷わず写真撮るんですが……。
波が炸裂する瞬間のシャッターチャンスが、実にシビアです(笑)
三脚とかも持ってないんでセルフ撮影も出来ず…
今にして思えば、多少・強引にでも周りの方に撮ってもらうべきでしたねぇ…(笑)
こんな美味しいネタポイントは、そうそうないですよ(笑)♪
西日が傾く中…
坂本竜馬ゆかりの地・桂浜を存分に満喫するのでありました。
※あと…付近に、土佐犬の闘犬を見せる施設なんかもあり、近くを通った際…
ガルルルル…!と恐ろしい唸り声が聞こえたのを追記しておきます(笑)
桂浜を出発した時点で…
時刻は午後4時。
とりあえず、桂浜見物・竜馬像拝謁という本日の目的は達成したワケである…が。
さて、ここで今日の最終目的地…というか、どこでストップするかを決めかねていた。
ちなみ当初の予定では、桂浜から少し先へ進んだ辺りにある道の駅にて野営かな?と
思っていたんですが、ここからそのポイントまで…10km足らず。
あっという間に着いてしまいそうです(笑)
かといって、更に遠方へ足を伸ばすには微妙な時間帯であるのもまた事実……。
とりあえず東へ進路をとりながら…
ゆく先々のコンビニ休憩時に、マップを開いて検討し続けた結果……、
とある空前絶後のプランが浮上したのであった…(笑)
現在地が…
ここ…高知市。
で、
明日以降の到達を考えていた……
室戸岬のある室戸市が……
ここ。
そしてッッ!!!
この室戸市内には、ライダーズイン室戸という、
旅ライダー御用達のリーズナブルな素泊まり宿があるという情報は
旅の準備段階で掴んでいた!
少なくとも野営よりは、体力を回復できそうだ★★
距離にして、およそ…55km前後……。
巡航速度が極端に鈍る事さえなければ…
2時間…いや、2時間半といったトコロ?
……。
……。
行ける…か?
今日中に…行っちまう…か(笑)!?
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『おい、マジかよ…勘弁してくれよ…(^_^;)』 |
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『うるさい!行くぞ(笑)!!』 |
…というワケで、
明らかにオーバーペースな室戸市・強行突破作戦が強行されるコトに…(笑)!!
進路変更!!
これより、我々は室戸市へ…向かう!
メインエンジン!ブロォ〜〜♪♪
夕闇迫る中、静かなる戦いが幕を開けたのでした…(笑)
室戸へ向かうルートは、
太平洋を右手に国道55号をひたすら真っすぐ進むのみ!
一部の市街地エリアに関しては・交通量もそこそこあり、
場所によってはある程度の時間の浪費も覚悟していたものの…?
この道路の素晴らしい点!!
それは…
こんな早い時間帯にも関わらず、信号が点滅信号だったりするのです★★
お陰で、交差点で余計な時間をロスするコトはほとんどなく…
更に、全体的に交通の流れも適度に速いので、
ほとんどストレスなく快走できたのでありました♪
〜
道の駅・大山
PM 5:15〜 高知県・安芸市 |
割と順調に安芸市という場所までやってきた。
室戸岬のある半島?を四国の右足に例えるならば、
位置的にここは、その足の付け根の部分…といったエリアである。
この道の駅…
ツーリングマップルには、『太平洋に沈む夕日が美しい』と特記されているので、
エンジンの休息がてら寄ってみたワケですが。
うん。なるほど。夕陽が綺麗です★
ただ、先を急ぐ身であるので…あまりのんびり出来ないのが悲しいトコロ。
ここで、ライダーズイン室戸に今夜の部屋の空きがあるかどうか確認してみる事に。
電話をかけてみると、お部屋は空いてるようです♪
ただ、受付時間が午後8時迄…というコトらしい。
まあ、いくらなんでも8時までには着けるでしょう!
問題は…室戸市内入りしてからの現地に至るルートの詳細ですが、
その辺りも、宿のご主人に軽く説明してもらったので、まあ何とかなるか。
とりあえず、自分が現在・原付で安芸市からそちらへ向かっている旨を伝えて電話を切る。
と?
横で我々の電話のやりとりを聞いていた?オッちゃんがひとり。
電話を切ったのち・マップを眺めていると、話しかけられた。
『兄ちゃん、どこまで行くの?』
『ええ、室戸市内にある…ライダーズインってトコです。』
オッちゃんはSUZUKI バンディットに乗って、我々とは逆方向・高知市内へ向かう途中らしい。
どうやら、地元の方のようですが…。
『道、分る?』
『ああ、室戸市内までは、国道一本なんで多分・大丈夫だと思います。』
『あとは…そのライダーズインまでの道ですけど…まあ、何とかなると思うんですが…』
『ライダーズイン…。ああ!あそこか!どれ、ちょい地図見してみ。』
『はあ…。どうも…。』
とりあえずは、特に道を聞かなくても自力で何とかなるレベルだと思っていたものの…?
まあ、せっかくご親切で言ってくれてるんで、とりあえず聞いてみる。
『今おるトコロが、この辺!な?』
『はあ…そうですか…。 (知ってます(笑)!)』
『…で、国道をバ〜〜〜ッ!!と行ったら、この辺にもう一個道の駅があるわ!』
『はあ…そうですか…。 (分ってます(笑)!)』
『で…室戸市内に入るワケやけど……あ〜ナンか書くモンある?』
『え?ええ。はい、どうぞ。』
オッちゃんの迫力に負けて?、思わずボールペンを渡してしまう(笑)
『書いといたるからな。 ここをこう行って…こう行って…』
呆気にとられる自分の前で、
勢いよく道の説明をしながら、サラサラサラ〜〜ッ!!と物凄い早さで問答無用と言わんばかりに
俺の地図に書き込んでいく(爆笑)
↑※ロールオーバー効果付き↑
目印から何から、非常に事細かに書いて下さいました…(笑)
『あ…ありがとうございます(^_^;) よく分りました。』
礼を言って、出発しようとすると…?
『ただ、ちょっとこの辺が分り難いかもしらんわ。』
『え? あ・ああ…そうですか。』
オッちゃんは再び地図を覗き込みながら…
『この県道に入るんやけど、目印が…え〜とな。。。』
『確か、工場があったけど…あ。あれはもう潰れてたかな?』
『はあ。。。』
『あ。小学校がひとつあるんだわ。』
『はい…小学校ですか…』
そうこうしているウチに、どんどん時間は経っていくワケで……(^_^;) (笑)
日没前に何とか室戸市内へ滑り込みたい身としては、一刻も早く
出発したいのです…が…?
オッちゃんの喋りは怒涛の勢い・留まる事を知らず………(笑)
『ここから、3つ目の信号…あ、2個目かな。』
『はあ。。。』
『それを左に曲がって行くんだけど、ああ…次の目印は…』
あかん!
このまま放っといたら、小1時間は説明を受けるハメになる…(笑)!?
『あ!すいません。大体分りましたんで(^_^;)』
『ちょいと、日が暮れちまいそうなんで。とりあえず行ってみますわ。』
『どうも、ご親切にありがとうございました★』
半ば強引に、話を切り上げさせて頂きました(笑)
もう一度、オッちゃんにお礼を述べて、エンジンをかける。
なんとか脱出・成功(笑)!
時間に余裕さえあれば、
こうして声をかけて下さった方とのやりとりもゆっくり楽しみたいトコロですが、
こちとら機動力のない原付なんで。。。(笑)
まあ、ちょっとばかし話が長いオッちゃん(笑)でしたが、全然悪い気もしなかったです★
地図に書き込まれるコトも、特に抵抗ないですし。
ただ、この時は…
『これは…帰還後に旅日記に書く項目がひとつ・増えたな……』
と、
オッちゃんの話を聞いてる間中…ずっと吹き出しそうになるのをこらえるのに必死でありました…(笑)
〜
さて!
ここ安芸市から室戸市まで、およそ45km前後……!
さあ、ここからは全速前進あるのみ★
再び、夕陽が沈みゆく国道55号を南下するのであった……。
2010/9/18(土) 午後 5:23 ※ブログに連結
PM 6:15〜 高知県・室戸市 |
道の駅・キラメッセ室戸
日没ギリギリで遂に、室戸市に突入!!
ここまで来れば、ライダーズイン室戸のある市街地周辺は射程距離に入った♪
あと少し!!
〜
軽く小休止を挟んだ後、続けて走り続けると…
ようやく、室戸市・市街地へ辿り着いた★
思っていたよりも、栄えた感じでコンビニや飲食店も一杯あります。
さて、ここから目的地であるライダーズインへ向かうには…
一度、国道を逸れて県道203号というのに入っていく必要があるワケです。
さっき、バンディットのオッちゃんが・しつこく丁寧に教えてくれた道ですね(笑)
既に完全に日没してはいるものの…
この市街地から、おそらく2kmとない至近距離であると思われます。
…というワケで、先に食料確保しておくコトに★
ちょうど道すがら・ホカ弁屋さんがあったので、難なく晩飯ゲット!
弁当をコンビニフックにぶら下げて、一路…県道203号へ入ってゆく…が?
そこは…
・・・・・・・・。 う〜わ。 真っ暗やん…(笑) 完全に日没した山道……。 数日前、雨中・強行突破した峠道を彷彿とさせる 街灯もまばらな、真っっっっ暗な山道が…ゆく手に続いている…。 その先の経験もあった為か… 幸いにして・あまり怖い!と感じるコトはなかったものの…… 日没後は、道路標識や案内の看板なんかを見落としがちになる。 ライダーズイン室戸は、この県道沿いに入口があり、 夕方問い合わせたトコロ、入口付近に看板が一枚ある、とのコトだったので。 それを見落とさぬように…。 それだけを心がけて、慎重に進む…。 尚、かなりの山の中なので、相棒のヘッドライトに向かってデカい蛾が飛んできたりして、 それがある意味・恐怖でした(笑) |
PM 6:50〜 ライダーズイン室戸 |
余りに唐突に真っ暗な山道に突入した為、程良く緊張しながら進んだのだが、
思ったよりは呆気なく着いてしまった。
というワケで!
無事、本日の最終目的地…高知県室戸市・ライダーズイン室戸に到着です★★
↑写真・看板はカメラのフラッシュが反射板に遮られて、どうしても写らず…(^_^;)
とりあえず早速、施設に入ってみる。
『こんばんわ〜さっき、安芸市の辺りから電話した原付の者ですが…(笑)』
宿のご主人にご挨拶すると、
『ああ、はいはい。さっきの方ですね★ 結構早かったですね。道わかりましたか?』
さっそく、お部屋に案内して頂きました★
屋根付きガレージ完備の、ログハウス風の個室!
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トイレと… | シャワー(当然・温水)付き♪ 感動(笑)★ |
これで…
一泊:¥3150!!
大満足です★(^−^)★
あと・宿のご主人に、
『冷房つきの部屋は割増料金になりますけど、どうします?』
と聞かれる。
『あ〜…どうしようかな〜……。』
と、少し迷っていると、
『扇風機なら、無料で貸し出ししてますけど?』
『あ、じゃあそれで(笑)★』
とりあえずは…、今夜の寝床を確保して一安心です★
2010/9/18(土) 午後 7:32 ※ブログに連結
室内に荷物を運び入れる途中、
先客の数人のライダーさんが前を通り、軽く挨拶を交わす。
思ったよりも、多くの宿泊ライダー達で賑わっているようです★
説明がまだでしたので、補足しておくと…
このライダーズインという宿…。
高知県内に、4件ほどある…主にライダー向けの宿泊施設であります。
先に触れたように、素泊まりで¥3150/一泊。
ガレージ・トイレ・シャワー付きのログハウス風の個室。
ここの他には、四万十川周辺に幾つか点在しているようです。
まあ、言ってみれば・ちょっと豪華なライダーハウスといったトコロで、
旅・出発前から、密かに目をつけていたワケです★
ちなみに、室内の灯りはちょっと貧相な蛍光灯がいっこあるだけで…
夜は薄暗い感じですが、
野営中心の旅を続けてきた身としては、充分すぎでした(笑)
〜
荷物をバラして運び込み、弁当を食った後…
さあ、シャワーでも浴びて寝ますか…と。
その前に!!
やる事があったのを思い出す。
…。
本日後半の弾丸突破の影響もあり…?、
ちょうど・旅の総走行距離が1000kmを突破したトコロだったワケです。
その意味するところ…
そう!
オイル補充タイミング・到来です★
というワケで、早速・相棒のオイルボックスを開けてみる…と?
おおッ!?予想通り…!!
見事に減ってます(笑)♪
ソッコーで補充しま♪
リュックの中で眠っていた予備オイルが、ようやく役立った瞬間でした★
こうした作業を易々と行えるのも、個室前に完備されたガレージがあったればこそ★
ちなみに、ガレージには水道とホースまで設置されており、
その気になれば洗車も出来るという素晴らしさ♪♪
まさに、四国を巡るライダーの為の宿!!ブラヴォーですね(^−^)★
〜
オイルを満タンに補充したのち・シャワーを浴びてブログをつけたりしてくつろぐ。
当然!ケータイのバッテリーもフル充電★★
先に述べたように室内の照明は最低限。
ゆえ、写真に撮る事も難しいほど・ぼんやりと薄暗いんですが、
それがまた良い雰囲気に感じてしまうから不思議だ…(笑)
割と山の中にある為、余計な騒音もなく…聴こえてくるのは、虫の声のみ……。
マップを開いて、明日以降のプランを再確認。
今日、室戸市まで至れたというコトは…
これで、明日の朝から室戸岬攻めが可能になったワケである!!
嫌が応にも高まるテンションを鎮めつつ…やるべきコトを全て終え、明日の為にも早めに床に着く。
思いがけず・最大規模の長距離移動となった旅の5日目がゆっくりと更けてゆくのでありました…★
高知県
樫西海岸〜宿毛市〜四万十市〜須崎市〜
高知市〜桂浜〜安芸市〜室戸市
走行距離:255km
総走行距離:1045km