原付通'2010 VVV遍路September〜旅日記

9月19日



高知県・室戸市〜室戸岬〜徳島県・徳島市〜
鳴門市〜香川県・東かがわ市〜さぬき市


※地図素材 著作権:白い地図工房

vol.1 吸血鬼の朝

vol.2 ライダー三人、暁にあひまみへる…

vol.3 ランドリーモード・突入!

vol.4 室戸岬で待つ男

vol.5 ムロト、海のむこうに

vol.6 お大師さん、現る

vol.7 徳島県・突入!

vol.8 究極の影の走法

vol.9 ナルト、海のむこうに

vol.10 最後の県へ…

vol.11 落日の邂逅

vol.12 痛恨の不発弾

vol.13 緊急コース、形成!

vol.14 風呂を求めて闇を泳ぐ

vol.15 一杯のかけうどん

vol.16 明日に備えて、ひとりかも寝む

次回予告

天気:超!快晴



vol.1
★ 吸血鬼の朝 ★

↑top↑



Ryyyy……

Ryyyy……

まどろむ意識の中…


urryyy.....

urryyy.....


音が…聞こえる。




Urryyy.....

Urryyy.....


風に乗って聴こえてくる…この…音は…?






UUURRRYYYYYゥゥウリィィィィィィィ〜〜〜〜〜!!!


一定間隔で繰り返される…この…は…?




きゅ、吸血鬼(笑)ッ!?




AM 5:00〜 

イダーズイン室戸にて、快適に安眠していたトコロ…

奇妙な音叩き起こされる(笑)

一応、毎朝・ケータイのアラームを午前5時にセットしてあるのですが、

それが鳴る直前に、サイレンみたいなヤツ施設全域に鳴り響いたんです…

その音が…確かに!

UuRRYyyyyyウリィィィィィ〜〜〜〜〜!!!

って、聞こえたんですよ(爆笑)!!

恐らく、早朝出発が鉄則のライダー達の為の目覚まし的な何か?だとは思うのですが、

それにしてはインパクト強すぎで…(笑)

起きぬけに、ひとり腹を抱えて爆笑!! 抱腹絶倒の朝となりました(笑)


て、外に出てみると…


↑※ロールオーバー効果付き↑



今日も気持ちの良い朝です★★


↓昨夜、暗くて写真に撮れなかった室内の様子もバッチリカメラに収める事も出来て満足★


※しかし・ブラインダーの建てつけが悪く?、半開きにしか出来ず…(^_^;)


しばし、マップを開いて今日の予定などを再確認したりしながら、くつろぎます♪

こうしてのんびりと出来るのも、野宿にはないメリットなんだな〜と、再認識しながら…



荷物を相棒に積み込み、出発準備を始めます★






2010/9/19(日) 午前 6:10 ※ブログに連結

 




 

vol.2
★ライダー三人みつたり、暁にあひまみへる…★

↑top↑


AM 6:40〜 

備も整い、部屋の鍵も返却

※ここライダーズイン室戸の管理人さんは、毎晩・午後8時には帰られます。
 で、翌日は午後4時ぐらいにならないと来られないらしいので、チェックアウトは
 部屋の鍵を各自が所定の場所に返却する事で成立する…という感じ。



出発前に、施設前にて記念撮影していると…?

同じく・出発前の2人のライダーさんに話しかけられる。



の方は、千葉県から650cc?のBMWで参戦のライダーさん

メットにカメラを取り付けて、動画を撮りながらツーリング中とか♪
※談話中もカメラは回っていたらしく、吃驚仰天(笑)


の方も、大排気量のバイクで…何と!From南大阪のライダーさん

淡路島〜鳴門海峡大橋経由にて、昨夜・四国入りしたばかりとのコト♪



3人で輪を囲みしばし楽しく歓談★


互いの年齢・境遇や旅の目的も、経緯も…、

愛車の車種・排気量さえも…異なるライダー同士ですが、

すぐに打ち解けて意気投合し、笑いあえるから不思議であります(^−^)★




そして…

こちらがたかだか50ccスクーター乗りでも、決して軽侮する事なく…

あくまで同じ1ライダーとして接してくれるライダーさんや、宿のご主人!

旅をして良かったと…

このライダーズイン室戸という宿に泊まって良かったと、思えるひとときでありました(^−^)








2010/9/19(日) 午前 7:34 ※ブログに連結 

 

 

 

vol.3
★ランドリーモード・突入!★

↑top↑



AM 7:40〜

人のライダーさんの他にも、すれ違った宿泊ライダーさん達は多数おられました。

いずれの方とも顔を合わせると、どちらからともなく互いに『おはよーございます♪』とご挨拶。


彼らに…そして、ライダーズイン室戸に別れを告げて、いざ出発★


昨日は真っ暗だった山道も、朝日に照らされて昨夜の様子が嘘のように爽やかです★


そこをまっすぐに降りてゆくと・すぐに
室戸市内の町に出る。

手近のコンビニで朝食を済ませて……



あ!室戸岬へ向かうか!と思い立った矢先……

ある看板を道すがらに見つけた刹那……

灯りが点くように、とある事実に気付き…、

次の瞬間には迷うことなく吸い込まれるようにその施設へ右折していた。。(笑)





コインランドリー…室戸…(笑)!

そう!

旅6日目にして…、出発時に準備したシャツや下着類…

未洗濯の衣類が底をつき始めていたのである(笑)!



エンジンを止めて
時計をみる。

『午前8時…前か』



洗濯機回して…乾燥機にかけて…

一連の作業を終える頃までに…

確実に
小一時間・弱?は時間を浪費ロスするが…

まあ・仕方ないか…(^_^;)



〜〜



というワケで、

目と鼻の先の室戸岬へ一刻も早く至りたい気持ちをグッと堪えて…

先ほど
厳重に積載したばかりのリアの積荷を再びほどき

未洗濯の衣類を分別して詰め込んでいたリュックのジッパーを開けるのでした…(笑)




ランドリーに入ってみると、

乾燥器にかけ終えた一組の洗濯物が主を待つ忠犬の如く(笑)・ポツンと残されており、

明らかに
先客があった事を物語っていたものの……?

とりあえず今は自分以外に客は居らず、
無人のようだ。


こういった、
そこそこの規模の町にて…

大荷物を抱えて、大量の洗濯物を回しにコインランドリーに訪れる時……

出来れば、地元の人なんかとは遭遇したくないもの…(笑)

まあ、別に悪い事してるワケじゃあないですが、

何となく・気恥ずかしいような、気まずいような?感覚がするんですよね…(^_^;)



そんなワケで、これ幸いと・さっそく
洗濯機に…

今着ている以外の
全ての衣類ブツを放り込む♪


ピッ・ピピッ…ピッ……ピッ……

ピ〜〜〜〜!

ゴウン・ゴウゥン…ゴン・ゴゴン…ゴゴン…



洗濯機の回り始める音
が朝日の中、響き渡る……

それは、至極当然・
しばらくは身動きがとれなくなった事を意味しているワケで…

さあ、とりあえずは暇ですね…(笑)



内部には
お粗末な椅子とテーブルがあったので、

とりあえずは、そこに落ち着く…と?

そこには!なんとッ!!!

し…

し…

新聞が置かれていたあああああぁぁぁぁ♪♪♪


それがどうした…などと言わんで下さい(笑)



野宿メインで旅している間というのは、言うまでもなく…

テレビや新聞などのニュースソースとは、ほぼ!無縁の状態となります。

まあ、必要な情報はラジオとかケータイとかで入手可能なんですが、なんというか…

特に・
活字のニュースというヤツに飢えていたのかもしれません。

すかさず、その
本日付の朝刊に飛び付き、夢中で読み漁るのであった。。。。(笑)

〜〜


ポーツ欄にて、

阪神タイガースが予想外に苦戦を強いられている記事に、ショックを受けた頃(笑)……

ピ〜〜〜〜ッ♪

洗濯終了の合図が鳴った。

続けて、洗いあがった洗濯物を
乾燥機に放り込みます。

ピッ・ピピッ…ピッ……ピッ……

ピ〜〜〜〜!

ゴウン・ゴウゥン…ゴン・ゴゴン…ゴゴン…




乾燥機の中をグルグルと回る洗濯物…(笑)

再び、新聞を手にとり…

TV欄の馴染みのないローカル局の番組表などを楽しみつつ…(笑)

ランドリータイムは続くのであった。。。


2010/9/19(日) 午前 8:01
2010/9/19(日) 午前 9:01 ※ブログに連結


 

 

vol.4
室戸岬で待つ男-中岡慎太郎-

↑top↑



AM 9:00 室戸市内〜室戸岬

濯を滞りなく終了し、再び・装備を積載。

午前9時、市内のコインランドリー室戸を出発!ようやく、室戸岬への進路につくコトができた★


ルートは再び国道55号に復帰して、南下する。

右手に太平洋を望みつつ走る快走ルートです♪

南国風の樹木が並ぶ、国道55号★

ハイビスカスの花が晴天にまぶしく映えていた為、思わず足を止めてしまいました★


〜〜

AM 9:15 室戸岬

内から走る事・僅か15分!

遂に、やってきた室戸岬

そこに待ち受けていたのは…!?

↑※ロールオーバー効果付き↑

中岡慎太郎さん!



↑※ロールオーバー効果付き↑
待っていたぞ、
ノモッティー …!!


mp3date by ストチュウ様

ジョン万次郎氏、坂本竜馬氏、お二方の時は…訪れた時間帯が災いし、

西日に遮られるカタチで銅像のお顔をハッキリと撮影する事が出来ずに悶絶したのですが、

今回はバッチリお顔もみえました★


しかも!竜馬氏の時とは違い、今回は相棒とのコラボ撮影もフツーに可能だったので、

ひとり・大はしゃぎです(笑)♪



竜馬の盟友にして、陸援隊・隊長!

その悠然たる佇まいに、しばし思いを馳せるのだった…。




2010/9/19(日) 午前 9:28 ※ブログに連結





 

vol.5
★ ムロト、海のむこうに ★

↑top↑



AM 9:25〜

岡慎太郎像は、室戸岬のパーキングの傍にあります。

で、周辺の海岸へは遊歩道があって、駐車場に愛車を停めて

自由に見物しにいける感じです。



慎太郎像を堪能したのち、せっかくなんで相棒を駐輪して歩いてみる事に…




↑※ロールオーバー効果付き↑

岩がゴロゴロした豪快な磯の風景が、果てしなく続いております。。。

美しくも…

どことなく地獄?というか西院の河原的な連想をさせる異様な迫力

ひしひしと感じる場所です…。

よ…黄泉比良坂(笑)!?




それにしても…

暑い…

暑すぎる……(笑)orz orz



ふと後ろを振り返ってみると…、


↑※ロールオーバー効果付き↑

あれは…室戸岬灯台

思ったより、高台にあるみたいですね〜。。。

車・バイク等で近くまで行けるみたいですが、余りの暑さに……

『パス!』とひとり・叫ぶ(笑)




意識が朦朧とする中…

せっかくなんで、セルフ撮影してみました★

不安定な岩場にカメラを置いて・投げやり気味な1枚です。。。(笑)

そういや、今回は自分が写った写真が極端に少ない気がしますね。。。

やはり、想像を絶する暑さの為・各地で気が回らない為でしょうか…。



この岩場というか磯というか海岸は…

弘法大師の修行地?でもあったらしく、歩けば歩くほどに

それはそれは荒々しい景色が幾らでも出てくるような場所であったのですが…

とりあえず暑い!のです(^_^;)

上着を脱いでヒ〜コラ言いながら見物していたものの…

遂に限界を感じ…

先のセルフを1枚を撮り終えたのち、慎太郎像まで引き返すのでありました。。。


〜〜


岡慎太郎像にて一服入れたのち、

再び国道55号を走り始める。



…と、ここで ふと思い出す。

確か、ツーリングマップル中国四国編の巻頭の写真の中に、

『室戸岬』って書いた道標みたいなヤツがあったハズだが…。

アレって一体・何処にあるんだろう?

せっかくなんで出来れば、

室戸岬!という文字をバックにした相棒の写真を1枚貰っておきたいトコロ…。


ひょっとして、さっきの海岸の何処かにあったのを見過ごしていたのか…

それとも、この先にそれは在るのか…?


注意深く、対向の海岸側を見ながら走っている…と?

あった!ありました!!



そうそう!これこれ(笑)!

これで、如何にも室戸岬!…みたいな写真が撮れるってもんです(笑)♪


早速、撮ろう!と思った矢先、対向車線より・旅ライダー的な大排気量のバイクのオッちゃん

一人やってきて、道標?の前に停車した。

あらら、先越されちまった(笑)

まあ、順番待ちしますか…。

そう思って、カメラを手に後方で待機していると……

『あの〜、シャッター押して貰っていいですか?』

と頼まれ、

『はいはい。良いですよ〜★』

と引き受ける。

パシャリ!と撮って差し上げた後、そのオッちゃんに

『この先って、何があります?』

みたいに聞かれたので、

『ああ、中岡慎太郎さんの像とかありますよ♪』

と教えてあげた直後…、

ふと、あ・自分もシャッター押して貰おうかな?と思い、声かけようと思ったら…

『どうも、ありがとう! それじゃあ!』

あっという間に行ってしまいました(笑)


こちらもカメラ持って立っていたワケで…こういう時は

フツ〜、『私も撮りましょうか?』みたいに声かけてくれそうなモンだが…(^_^;)などと

思ってしまうのは、私の傲慢(笑)?

あ、別にムカついたワケじゃあないですヨ…。

まあ、その辺りの感覚は人それぞれ。仕方ないか。


というワケで、無事・室戸岬と相棒のツーショット写真をゲット♪



あまり長時間立ち止まっていると、途端に汗が噴き出てくるので、

室戸岬を後にして…とりあえず・再び走りだすのでありました★







2010/9/19(日) 午前 10:33 ※ブログに連結




vol.6
★お大師さん、現る!★

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AM 10:25〜

戸岬周辺を出発して程なくして…

とんでもないモノを発見してしまった!



↑※ロールオーバー効果付き↑

巨大・弘法大師像!!


ツーリングマップルによれば、『青年大師像』というちょっとしたスポットらしい★


その全長…およそ・20m!!

昨年のお台場のガンダムと、ほぼ・同一スケール♪



相棒と比較すると、その巨大さが良くわかります★

凡用人型決戦兵器・コオヴォーダイシ…その初号機(笑)!?






さしたる予備知識なしに、地図上の情報のみでこうした名所?を訪れてみると、

想像とのギャップが楽しめて、実に!面白い★


そんなコトを実感しつつ、北を目指して再びエンジンをかけるのでした。。。







vol.7
★ 徳島県・突入! ★

↑top↑



大・お大師さんを経たのち、国道55号を北上します。

本日の予定としては…

四国・第3の県…徳島県にある鳴門海峡を見物しにいき、

その後は、地図と時間と相談しながら・行き当たりバッタリ的に……といった具合★


右手に海を望みつつ進むルートは爽快そのもの♪


↑※ロールオーバー効果付き↑


出会う風景は時にシンプルに…時に奇抜に…

様々に変化を見せ、退屈せずに走るコトができました★



↑※ロールオーバー効果付き↑


空・海のブルー…
山の緑…

そしてアスファルトのグレー…
そのコントラスト♪

息をのむような絶景が連続して続き、素晴らしい!!ものの…?やはり…

晴天すぎて…
恐ろしく暑い(笑)!!!!




〜〜



そんな道中…相変わらず、編み傘白装束に身を包み・金剛杖をつきながら

歩き遍路している方としょっちゅうすれ違います。


こちらが写真撮影などしている横を、悠々と通り過ぎてゆくお遍路さん…。

この炎天下の海岸線を…額に玉のような汗をほとばしらせながら…

誰かに強いられたワケでもないのに?、ただひたすら黙々と前進する何人もの背中を見送る内……



『何故、そうまでして歩いてゆくのですか…?』と尋ねてみようと思った事もあったのだが……

よくよく考えたら、それは…

『何故、生きてゆくのですか…?』という愚問を問いかけるが如き失礼に値するのかもしれない。。。

そう感じて、やめておいた。


いつか自分も死出の白装束に身を包み、歩いてこの四国を巡る日が…巡りたくなる日が来るのかもしれない。

漠然と何となく、そんなコトを思いつつ…

お遍路さんを見送る。



陽炎漂う海岸線は

立ち止まると、ただただ・暑い……。





AM 11:40〜


熱の海岸線国道55号を走り続けて…遂に!



今回の四国巡り第3の県・徳島県の県境いりぐちへとやってきた!!

長かった高知県周遊が終わりを告げた瞬間である♪



鳴門海峡を目指して、いざ!吶喊します★★








2010/9/19(日) 午前 11:42 ※ブログに連結








vol.8
★ 究極の影の走法 ★

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島入りしてのちも、国道を淡々と進む。

PM 1:00〜

道の駅・日和佐

売店でパンを幾つか買って、小休止する。

マップによれば、この先・少し国道を逸れれば四国最東端の蒲生田岬というのが

あるらしかったが、手間とリスクを吟味した結果…残念ながら今回はスルーするコトにします(笑)




休憩を挟んだ後、国道55号を再びひたすら北上し、

徳島市内へ突入。

ルートは国道11号へとシフトするのだが…?

覚悟していたものの…やはり、県の中心部たる市街地・徳島市内。

今までのスムーズさが嘘のように、途端に交通の流れが鈍り始めます……(^_^;)


PM 4:00〜

通量の多い徳島市内を何とか突破し、陽が傾きかける時間帯…

遂に、鳴門市へ突入!!

マップで現在地を確認しつつ、向かう先は当然・鳴門海峡!!


淡路島と海を隔てて陸路で繋ぐ・鳴門海峡大橋の姿がそろそろ見えてくるハズ…

橋の姿を探しながら、走っていると…?

『あ、あれは…!?鳴門海峡大橋?』
『いや、違うな。』
『よく見ろ!あれはデコイだ。別の橋だ!』

近くの運河?に掛かる全く別の橋を、一瞬・鳴門海峡大橋の端部と思い込み、

写真撮ってしまったりしながら…(^_^;)、とりあえず進みます。






、こちらが真の鳴門海峡大橋!その遠景です♪

対岸の淡路島もくっきりと確認できます★



橋自体は、自動車専用道となる為・当然原付が乗るコトは叶わぬのですが、

海峡ギリギリの位置までは行けるハズ!

目指すのは、海峡を挟んで淡路島を垣間見る事ができる展望台

時間も差し迫っているので、とりあえず急ぎ足で海峡の位置する半島へ進んでいきます。


それにしてもここって、本当にラーメンに入ってるナルトみたいに

グルグル渦を巻いたような独特のカタチの半島なんですねェ★




目指す展望地・鳴門海峡の先っぽは、ちょっとした山側になる為・グイグイ進んでいきます…と?

途中から、違和感というか…嫌な予感を感じさせる空気が漂い始める…。



先の徳島市同様…交通の流れが徐々に悪くなりはじめ…

『進行方向を見通すと…な〜んか…、車が詰まって…ます…(^_^;)』

それでも尚、海峡方面へ進んでいく。




案内表示に、鳴門海峡!みたいな文字が現れる頃、

疑惑は確信へと変わる。。。






ああ…。間違いない。

渋滞…だ……orz




それも、ただの渋滞ではない。

大!渋!滞!と呼ぶに相応しい混み具合…です…(^_^;)



よくよく考えてみれば、今日は…日曜…か!!

こういった観光地が行楽客で ごった返すのは道理であります。。。。

海峡・展望地へ至る道路へ続く、車の列…。

その車の数は、平日や・早い時間帯に比べれば…

単に倍になるどころか…2乗・3乗ですらなく・無限大にまで高まる…という事か(笑)?


とりあえず、進めば進むほどに、

目に見えて分るように、あからさまに展望地へ向かう車の数は増える一方で……(^_^;)

遂には、のらりくらりと徐行でしか進めないような有様に……。。。

まずい!

まずいぞ、これは(笑)!!


このペースでいけば、鳴門海峡へ至る頃には日が暮れちまいますッ!!


…とすれば・だ。


とるべき方法はただひとつ…!

もはや、あれ・・以外にあるまいっ!!










※『すり抜け』は、厳密にいえば禁止事項的にはグレーゾーンというか…、
 多分・バレても切符を切られる事はないと思われます。念の為。

サガ達が動揺するのも無理はない(笑)


鳴門海峡へ続く坂道を見通せば、おびただしい数の車の列が続いており……

その脇を、思いっきり不安定な多積載原付ですり抜けていこうというのだから…(笑)!!


しばらく様子をみていたが、一向に渋滞が緩和する様子もなく…

もはや、これ以上・ここで足止めを食うワケに行かず!!


旅・前半の岡山や松山の時なんかと同様…遂にここでも、

禁断のワザ・すり抜けを解禁する事に★




夕暮れ迫る中、

『はいよ、ごめんよ・ごめんくださいよ〜♪』とばかりに…

ス〜イスイ♪と、車の列をすり抜けていくのでありました(笑)







2010/9/19(日) 午後 4:17 ※ブログに連結







vol.9
★ ナルト、海のむこうに ★

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期せぬ大渋滞を禁断の奥義・『すり抜け』によって辛くも回避し(笑)?

PM 4:35〜 鳴門海峡

遂に!

本日の第2目標・鳴門海峡へとやってきた♪

とりあえず、橋と対岸の淡路島がよ〜く見えるポイントを探し、

それらしい場所を発見する…が?



う〜む…、すごい人と車だねェ……(^_^;)

しかも、この周囲のエリア。

位置によっては6〜70度近い?傾斜がかった坂道になっており、

おいそれと相棒を停めるコトすらままならないではないですか。。。




あまり不安定な位置にムチャして駐輪すれば…

昨年のように立ちゴケしてしまうのは火をみるより明らかってなモンです(笑)

ちょっと位置をズラせば、背後に淡路島をもってきた写真が撮れるのだが…?

写真左手の佐○急便?のトラックが…微妙に邪魔で(^_^;)



とりあえず、タバコに火をつけて様子を見ていると、

何処からかドライバーが帰ってきてトラックに戻り、どっか行った!

よっしゃ!チャンス(笑)♪

慌てて、場所移動し・シャッター切ります★


↑※ロールオーバー効果付き↑

何とか、鳴門海峡の写真をゲットできました(^−^)★★

尚、奥の鉄柵の辺りは…ご覧のように次々とひっきりなしに大勢の人がやってくる上…

急傾斜になっててセンタースタンドですら相棒をビシッ!と停車できなさそうだったので、

至近距離のスナップは断念。


まあでも、ここからでも鳴門海峡と橋と淡路島がハッキリくっきり視認できたので、

大満足であります★





昨年の旅の後半…9月1日…

淡路島南部を訪れた折…夕陽の中・対岸の四国大陸に想いを馳せた記憶が

脳裏にフラッシュバックします。。。




※昨年の旅画像より 09年 9月1日 淡路島・道の駅うずしお

思い起こせばあの時、『いつか絶対!四国にも渡ってやる!!』 と、

強く決心したのでありますが、まさか、こんなにも早く実現しようとは……。

1年前には、同じ海峡を隔てた対岸に位置する場所から この四国を眺めていたのだな〜と

西日が照らす鳴門海峡にてしばしの間…感慨深く・佇むのであった。。。。




2010/9/19(日) 午後 4:48 ※ブログに連結






vol.10
★ 最後の県へ… ★

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門海峡を後にして、再び走りだす。


当初は、鳴門海峡の展望台付近で強引に野宿!という案もあったのですが、

行ってみて分ったが・あの界隈…さすがに大観光地のど真ん中という事もあって

ちょいとゲリラ野宿に適していない雰囲気だったので、野営地点を求めてもう少しだけ先へ

進む事に決めたワケでありますが…。


さて、今日はどこを寝床にしたものやら…。

とりあえず、大筋の国道へ復帰するべく・山道を降りてゆきます。



鳴門海峡からの復路…西日が傾く くだりの山道たる県道183号は、

往路では考えられなかったほどに交通量もまばら

すり抜けまで駆使して先を急いだ先程とは裏腹に、フツーにスイスイと走れたのは幸いでありました★


お陰で、想像以上にスムーズに鳴門市内〜香川県方面へと伸びる国道11号に復帰できた!

恐らく、往路に要した時間のおよそ半分ほどの短時間にて山を下るコトが出来たハズ。



ここで、再びマップを開き…

残された時間で到着可能な上で、野営するに足る候補地を素早く探す。

その第一候補に、とある1件のキャンプ場が浮上した。


とらまる公園キャンプ場

その所在は…香川県・東かがわ市!

ここから、約2〜30km未満…と、距離的にもお手頃な位置!

しかも!

このキャンプ場…実はこの旅・出発前のリサーチの段階で既に目をつけていたポイントで、

何と無料で利用できるらしい事は既に知っていた!

『うむ。決定!!』

というワケで、本日中に四国巡り・最後の県…香川県入りを果たすべく…

再びエンジンをかけるのだった。








vol.11
★ 落日の邂逅 ★

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PM 5:15〜 国道11号

道11号西へ進路をとり始めた頃、時計は午後5時を回った。


目標地点・東かがわ市辺りまで、およそ25kmといったトコロか。



ルートは、播磨灘の海を右手に眺めつつ続く快走路

交通量はまばらで、信号も少ない

いわゆる弾丸ルートというヤツである★

日没まで残された時間には限りがあるものの、こうして西へ西へ…と進路をとり続けるコトで、

沈みゆく太陽を追いかける格好となる為、

想定よりも若干・長くは日光の明るさを保てるハズである。

よって、そこまで慌てるコトもなく…間に間に、給油したり・小休止をとりつつ進む。


〜〜

PM 5:30〜 香川県・東かがわ市

国・最後の県…香川県・突入★

弾丸ストレート・国道11号が予想外に空いていたコトもあり、

思っていたよりもずっと早い時間帯に、到達できました♪


というワケで、若干時間的にもゆとりを感じ始めたので、

道中にあったローソンにて小休止!


マップを開いて一服つけていると…?

一人のお姉さんに話しかけられた。

『大阪の…豊中市から来られたんですか?』

偶然ウチの相棒のナンバーを目にされた様だ。


『あ、はい。ご存知ですか?豊中。』

『私、吹田市〜なんですよ(^−^)』

『うおお、ムッチャお隣じゃないですか♪』

程なくして、お姉さんのお連れの方(初老の男性)もやってきて、3人で談笑。

彼女らは、ハーレー・ダビッドソン2台で四国を周っておられるとの事!




ちなみに私・旅の途中は、出会う人とお話する際…

関西弁が聞きとり辛かったら申し訳ないので、なるべく標準語っぽく話すように

心掛けているんですが…

この時ばかりは、思いっきり普段通りに関西弁トークが出来て幸せでした(笑)


お姉さん達もこれから香川方面へ赴き、うどん屋巡りなどされる様だ。

というワケで、こちらもとっておきのうどん屋情報を教えて差し上げる(^−^)



夕闇迫る中、思いがけない出会いありき。

これだから旅は楽しくて仕方ないのであります(^−^)★★






2010/9/19(日) 午後 5:34 ※ブログに連結





vol.12
★ 痛恨の不発弾 ★

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としきりお話したのち、ハーレーを駆る2人のライダーさん達に別れを告げ、

再び西へ走る。そして…

PM 6:00〜 

国道11号を少しだけ逸れた位置にて…

すんなりと目的地・ とらまる公園キャンプ場に到着した★



どうやら、ここ・とらまる公園かなり大きな規模の市民公園らしい。

で、その内部に無料キャンプ場として開放されているエリアがあるようだ。

駐輪場に停車。

そして、とりあえず現地を偵察しに行く事にするのだが?


しかし、ここでまた妙な違和感を覚える。

なにやら、公園内を行き来する人の数が異様に多いのだ。

午後6時を回って、既に辺りは薄暗くなっているのに…何故?



とりあえず、キャンプサイトを偵察してみると…

テントが一張りだけ、建てられていたが、その主は今はお出かけ中らしく。

サイト内は無人で
ひっそりと静まり返っている。


うむ。野営ポイントとして充分に問題なし♪



というワケで、テント類と荷物を取りに、駐車場まで戻る。

で、積載をほどいてテントを出していると?



隣に、同じくテントや大荷物を積んだ大型バイクが停まっていて、

そのライダーに突然声をかけられる。



『え?あの…許可貰えたんですか?』

『…えっと…。 はい?』


意味もわからず曖昧な返答を返す(笑)と、彼の口から
衝撃の事実を告げられる。

『ここのキャンプ場…今日は
花火大会があるらしくて、テント張っちゃ駄目らしいですよ』

『え、マジですか?』

『駄目らしいですよ』

『隅っこの方に、さり気な〜く張っちゃ…駄目です…かねェ(笑)?』

『駄目らしいですよ』

『やっぱ、マズいですか…。』

『あ、でも。さっき、サイト内に一張り・テント張ってありましたよね?』

『中央の体育館に管理者の人が居て、さっき僕も聞いてみたんですけど…』

『花火の火の粉が飛んできて引火したら大変…だとかで断られました。』

『一人だけ、事前に予約してた方が居たみたいで、その人は特例でOKみたいですけど…』

『今からじゃあ、多分無理だと思いますよ?』

『一応、聞いてみたらどうですか?多分駄目っぽいですが。』


駄目駄目駄目…と繰り返す彼の口調(笑)からは、親切心…というよりも、

『自分が駄目なんだから他の人間も当然駄目だろう…!』 みたいな高圧的な態度?

明らかにひしひしと伝わってきて、何だかカチンと来たのですが(^_^;)、


『そりゃどうも。とりあえず、行って聞いてきますわ。』


テキトーに返事してとりあえず、その管理事務所?へ行ってみる事に。




事務所のある体育館周りは…なるほど。

時間が経つにつれて、どんどん人が増えている。


で、事務員の方を捕まえて聞いてみる。

『あの〜…今晩ここのキャンプ場を利用したいんですが…?』

すると、

『すみませんが、今日は花火大会がありまして…ご利用をお断りしてるんですよ。』

やはり・さっきのライダーの話を繰り返したような、予想通りの返答が返ってきた。

が、
ダメもとで食い下がってみる。

『そこをなんとか!お願いできませんかね?』

『申し訳ありませんが、火の粉が…<どうのこうの>…安全上の…<どうのこうの>…』

『で、無理なんですよ。すみません。』

『なるべく隅っこの方に張りますんで…何とかお願いできませんでしょうか…?』

『申し訳ありませんが…安全上の…(略)』


『東屋の屋根の下とかに張る…っていうのじゃあ…駄目ですか?』

『申し訳ありませんが……(略)』





お願いします!



  はい
→いいえ




そこを何とか!

  はい
→いいえ




このループする問答…


カンダタか、俺は(笑)!


〜〜

方なく駐車場へ引き返す。

花火大会が終わるまで設営を待つから…みたいに交渉する事も考えたが、

あれほど断固拒否されれば、気分も萎えます(^_^;)

仕方ない。これからどっか別に野営地点を探しますか…。。。



というワケで、再び荷物を積載し直す


隣にはさっきのライダーが懐中電灯で照らして地図を見ながら何処かへ電話している。

『一名です。はい。今から…そうですねェ。2時間ほどで着くと思います。はい。』

ああ、お宅はどっか宿へシケ込むワケだ(失笑)


ここでやっぱ駄目だった?みたいに話しかけられるのも癪なんで、

特に声もかけずに先に立ち去るコトにする(笑)






vol.13
★ 緊急コース、形成! ★

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PM 6:30〜 

発キャンプ地・とらまる公園キャンプ場を脱出し、とりあえずは再び・国道11号に復帰。

ちなみに辺りは既に完全に日没し、真っ暗である。

そんな中、今夜の宿が未定といった現状……。


状況としては、あまり芳しくないワケだが……

松山の時の事を思えば…雨がないだけマシである(笑)


そして、行き当たりバッタリスタイルの旅…その予測不能な側面というか、

この明らかにピンチ!な状況を楽しむ?自分も確かにいるような気がする…(笑)



キャンプ場から少し離れた位置にて…地図を開いていると、

地元の方らしいひとりのオッちゃんに話しかけられた。

『へぇ…原付これで旅してんの?』

『ええ。まあ。』


『へぇ…すごいねぇ〜。宿とかは…?』

『(積んでるテントを見て) ああ、これで?』


『はい。 実はついさっき。すぐそこの…とらまるキャンプ場ですか?』

『あそこ、今日花火があるとかで断られまして…(^_^;)』

『今から、宿探しですわ…』


ここまで話して…、

あ・ひょっとして!
今、
親切に泊めて下さる人・現る!みたいなフラグ立ったか(笑)!?

…みたいに、2%ほど期待したのだが…(笑)、次の瞬間。


オッちゃんは『しまった!話がそういう流れに行ってしまうか?』みたいな

若干・苦笑いするような微妙な表情(笑)をされたので、すぐにピンときた。

ああ、この方は…泊めて下さい…って言っても無駄だな。と(笑)


だとすれば、昨日の室戸行きの時以上に、時間をロスするワケにはいかぬ現状…(笑)

『では、そういう事情で先を急ぎますんで…失礼♪』

申し訳ないが…話が長くなる前に、スタコラと出発するのでした(笑)

〜〜



、キャンプ場が不発…という不測の事態に対する緊急策ですが。

どうやら、この国道11号をあと10kmほど西へ行けば、道の駅が一個あるらしい。

うん。もう、そこしかないナ(笑)

というワケで、出発★

目指すは、お隣のさぬき市・道の駅…津田の松原!!

とりあえず晩飯は後回し!いっそげ〜〜(笑)♪





2010/9/19(日) 午後 6:59 ※ブログに連結








vol.14
★ 風呂を求めて闇を泳ぐ… ★

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PM 7:30〜 

まごまと、色んなコトがありましたが…(^_^;)

なんとか、香川県・さぬき市の外れにある 道の駅・津田の松原へ到着★


とりあえず、テント張って野営が可能か否かを確認すべく・施設内をグルッと歩いて偵察。

結果…

うむ。問題ない!

というワケで、設営前に飯を調達しに行くべく・道の駅を離れて再び走る。



km離れた位置のコンビニで停車。

…と、ここで ふと思う。

『風呂…入りてぇ〜〜〜』

実はさっきの道の駅で停まった際、この近くに幾つか日帰り入浴可能な施設が周辺にポツポツと

ある事は既に地図で確認していた。

飯も大事だが…その前に風呂かな?

そう思い、マップを開き…寒川福祉センターという入浴施設の位置を再確認する。

現在地から、県道を2本ほど横に逸れて…2〜3km…ってトコか。

とりあえず、マップを頼りに行ってみる事にする…。



国道11号から県道37号に逸れた後、更に県道139号へ折れてまっすぐ…

ふむ、なるほど。

道の駅〜入浴施設の位置関係 をマップで見てみれば…以下のような感じ。


※ちなみに、道の駅のモロ・隣にも『クアタラソ』?という別の入浴施設があったりしたのですが、
 なんと!
料金設定が健康ランド並みだったので却下(笑)!


距離的には大した事ない。

道も…まあ、そんなに複雑でもない。

よっしゃ、行ってみっか★




しかし…

国道11号側から一歩、県道37号に逸れて・僅かも進まぬ内に…

能天気だった表情が一瞬にして凍りつく。






・・・。

あの〜…

あり得ないほど、真っ暗なんですけど…(^_^;)

日没後、真っ暗な道を走行する…

ご存知のように、4日前の愛媛県にて
似たような状況に出くわしたばかりで、

大した事ないかな〜と高をくくっていたものの…?

県道に突入するや否や・いきなり



↑このような、真っ暗闇の道路に出くわし、度肝を抜かれたのであります…(笑)


墨をまいたような真っ暗闇…

この表現、これまで何度使った事でしょう。。。(笑)

だがしかし、これまた・そうとしか表現しようのない、
真っ暗な田舎道であります。。。


しばらく、我慢して進んでいたものの…

余りに真っ暗な道で、次第に自分が
キチンと予定したルートを進めているのか疑問を
抱くようになり…

不安感と恐怖感が、徐々に大きくなってゆく…。

そして…

あかん!

一回、戻ろう(笑)!!

情けない事に…県道の途中でいきなりUターンし、

とりあえず、国道11号と県道との交差点にあったコンビニまで、引き返す事にする…(笑)


いうワケで、暗闇にビビッて、さっきのコンビニまで戻ってきてしまった。。。

ここでナンか、『俺、何やってるんやろう…?』みたいに無性に笑えてきた(笑)

とりあえず・タバコに火をつけて、心を落ち着かせる

で、せっかく戻ってきた事やし。

コンビニの店員さんに、その寒川福祉センターという入浴施設の位置詳細を尋ねてみた。

結果、

残念ながらその店員さんは特に目印らしい目印はご存知なかった…orz




ただ、その周辺は恐らく・他に何もないような場所なんで、

真っ暗な中で灯りが点いてて見つけやすいのでは?みたいな事を聞き、

なんとなくファイトが沸いてきた(笑)




こうなったら!

何が何でも!風呂にありついてやる!!


その一心で、再び・暗闇の県道に向けて走りだすのでありました。。。(笑)



※2度目の暗闇街道・潜入時…
 対向より
灯りひとつない真っ暗な夜道を、独り・自転車で走る中学生?とすれ違った。
 
 佐田岬の時・同様…怖くないんかな〜?って思いました(笑)







vol.15
★ 一杯のかけうどん ★

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PM 7:50〜 

折・相棒のヘッドライトの灯りマップを確認しつつ、

暗闇の県道・2本を何とか突破し…

なんとか!

目的の入浴施設・寒川福祉センターに到着できました(T_T)

建物の灯りが見えた時は、心の底から安堵のため息が漏れましたよ。。。(笑)



とりあえず、風呂!

だがしかし、荷物をバラすのも面倒です。

というワケで、もう購入タオルか貸しタオルでいいや★と、荷物類はそのままに

施設に入る。


さっきの地図にも書いてあったように、

ここにはどうやら、うどん類を中心とした軽いお食事処があるようだ。

どうせなら飯もここで済ませちまうかな…?

そう思って入館し、とりあえず先に入浴券を自販機で購入。



自販機横・すぐの位置に、お食事処も見つけた。

しかし!その看板には…

営業時間 20:00迄の文字!!



風呂は21時まで行けるようですが…飯処は20時までか…

そして慌てて壁の時計を見ると…19:50!!!

ヤヴァい!!

もう、閉店寸前ですか〜〜〜!?!?



というワケで、風呂は後回し!飯を先に済ませるコトにしてお店に駆け込む。





『すいませ〜ん!食事…できますかあ?』

ひとり・ソドンの町に辿り着いたアムロ・レイのような心境で尋ねてみる(笑)…と?



お店のオバちゃんは、快く招き入れて下さった★

で、これから風呂にも入るのであまりのんびりするワケにもいかん…という事で、早速・注文。

先に触れたように、ここはうどん類がメニューの中心らしい。

『うどん』については、明日・県内の名店をハシゴする予定があるので控えたいトコロだが、

ここに至って選り好んでいる場合ではない。


というワケで、

最もリーズナブルかつスタンダードな?かけうどんを注文。

すると…?

碗を受けとる際、食堂のオバちゃんが…!

『よかったら、これどうぞ。もう終わりなんで食べて(^−^)』

と…注文したかけうどんに、残っていたかき揚げ乗せてくれたじゃあないですか(T_T)!!!



思えばここに来るまで…

キャンプ地を断られたり…嫌味なライダーと出会ったり…真っ暗だったり(笑)…

紆余曲折あったワケですが…



心に沁みる人の温かさに触れたような気がして、感動してしまった。。。


何度もお礼を言い、ありがたくかき揚げ付きのうどんを頂きました(^−^)★





ちそうさま。かき揚げ、美味しかったです!とお礼を述べて、食堂を出る。

その足で今度は風呂に向かう…のですが。

タオル購入できたものの…バスタオルは購入式ではなく・基本的に持ち込みのようだった。

で、受付で『貸しバスタオルってありますか?』みたいに聞いてみた。

すると、受付のオバちゃんが…

『バスタオルは基本的に各自・持ち込んで頂くカタチなんですけど…』

『宿泊者の方にお貸ししているモノが幾つかあるんで、探してみます。』

『ちょっと待ってて下さいネ』



そう。この寒川福祉センターという施設…。

どうやら、宿泊施設も兼ねている様子である。

ただ、学校の行事であるとか…サークルの合宿であるとか… 基本的に団体さん向けらしい。

のちに尋ねてみたトコロ・今日もお部屋は一杯との事である。

そう言われてみれば、施設内で大勢の中学生ぐらいの若者の集団と何度かすれ違ったが…そういう事か。




しばらくして、一枚のバスタオルを持ってきて下さった。

『あの〜…これ・ちょっと可愛らしい柄なんですけど…(笑)』

彼女が手に持っているバスタオルには、思いっきりキティちゃんがプリントされていた(笑)

『ああ、全然!問題ないですよ(笑)』

『ありがとうございます。すみませんが、これお借りします★』

というワケで、ありがたくそのキティちゃんのバスタオル(笑)をお借りして、風呂に向かう。

脱衣所のテレビでは、大河ドラマ・竜馬伝が放送されていた…。

色々あったが、

何とか・飯と風呂にありつけた幸せ?を噛みしめながら…

熱い湯でのほほんと疲れをとるのであった。。。






vol.16
★ 明日に備えて、ひとりかも寝む… ★

↑top↑



PM 9:30〜道の駅 津田の松原 

呂と食事にありついた後、再び・野営ポイントへ戻り…

様子を伺いつつ、テント設営を終える頃には…時計は既に21:30を回っていた。



設営地点は、隣接する神社の前

鳥居がどことなくエキゾチックな雰囲気?で、まずまずといったトコロ…ながら。



この道の駅…

国道に面してはいるものの。

位置的に町や住宅地からは幾らか距離がある…海に近い閑静な場所と思いきや…

テントの中でゴロリと横になってくつろいでいると…?


謎の集団が近くを通っているらしい気配を感じた。

デカい声で談笑しながら、2〜30人は居るだろうか。。。

ゲラゲラゲラ!とバカ笑いする声さえ聞こえてきた。

どうやら、何か大学とかのサークル?みたいな連中が、海辺に繰り出す集合地点に

この道の駅を利用している様子だったが…


それにしても、やかましい。。。(^_^;)

多分、近くにあるホテル?に泊まっていて、そこから外出していると思われる。



まあ、こちとら所詮・ゲリラ野宿者の身であります…。

公共の場で幾らやかましくされようが、クレームつけるワケにもいかず。。。


彼らがはやく立ち去ってくれるのを願いつつ、地図など眺めて静かになるのを待つ。






音の主達がようやく去った頃…。

色々と想定外の出来事が多く苦労もしたが(笑)、実に刺激的な1日だった…と回想する。

よくよく考えれば…

結果的に、高知県・徳島県・香川県…と四国の三県をまたいでの大移動となった本日。

色々とトラブル?があっても、当然にして然りである…と納得(笑)



明日に備えて、よく休んでおかねばなるまい…と消灯。

明日はいよいよ…念願だった讃岐うどん店のハシゴツーリングに出る予定である★

かくして…長い長い1日が、ようやく終わりを告げたのでした。



2010/9/19(日) 午後 9:09 ※ブログに連結







高知県・室戸市〜室戸岬〜
徳島県〜徳島市〜鳴門市〜鳴門海峡〜
香川県・東かがわ市〜さぬき市

走行距離:229.3km
総走行距離:1274.3km

2010/9/19(日) 午後 10:53 ※ブログに連結




midiDate/たかむー様


四国最後の都市・香川県高松市に到達したノモッティーとBJ。

発動する、四国最後の目的は…
うどん屋ハシゴツーリング…略して、うどんゴーリング。

そこで待っていたのは、至高の讃岐うどんの数々だった!

山奥の小村に人知れず湯気をあげるうどん店…!
醤油と卵のみで食す・シンプルかつ斬新なスタイル…!
蛇口からほとばしる宇宙一の『かけだし』…!

コシのある讃岐うどんを噛む瞬間、
『世の中にこんなに美味いモノがあったのか!?』と電撃が走り、
思考が停止し、世界が反転・幸せがこみ上げる!

一連の目的を全て達成し、万感の思いで四国を離れる船の中…

しかし!まだまだ旅する欲求は留まらず・収まらず…
思いつくのは、更なるツー計画だった…!

旅が収束に向かう中…またしてもその場の思いつきで、
最後に2人が向かう先は一体…!?

次回…うどんの選択を
この次も、みぃ〜んなで見てね(笑)♪

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原付ツーリングサイト・原付通
http://www16.ocn.ne.jp/~nomotty/